「体が硬い人」も大丈夫!ヨガが楽しめる理由とおすすめのコツ

「ヨガを始めたいけれど体が硬くて不安」「体が硬くて大丈夫?」と思っている方はいませんか?結論から言ってしまえば心配はいりません!私は体が硬くてもヨガは楽しめるし、むしろ変化が楽しいと思っています。なぜなら、私自身が体が硬いところからヨガを始め、ヨガインストラクターになったから♡

今回は、体が硬くてもヨガを楽しめる秘訣と、柔軟のコツ、そして私の話も少しご紹介します。これを読んで体が硬くてもヨガにトライしたいという気持ちになってもらえたらと思います。



体が硬くなった私の話

「体が硬くても大丈夫!」と言っても、「ヨガインストラクターをしているんだから体は柔らかいんでしょ?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。そこで少し自己紹介をさせてください。

もともと、幼稚園の頃から「中国雑技団に入れるのではないか」と自分で思っていたほどに体が柔らかい幼少期を過ごしました。高校生の時には器械体操をしていたので柔軟と筋力はお手の物!当時ヨガをかじった時は「なんて簡単なんだろう♡」と思ってしまいました。

しかし、25歳の頃、富士山に登山したことをきっかけに原因不明の骨の痛みを感じるようになったんです。帰ってきてから指の関節が突き指したように腫れていたり、膝や股関節が痛くて中腰すらできなくなりました。

精密検査もしてみましたが、結果は原因不明。そこで、数年間は痛みに耐える日々が続きました。それまで「軟体動物」というあだ名を持っていた私が一気に体が硬い人へと転身したんです。病院での治療や鍼にも通いましたが大きな変化が得られず、ヨガを始めてみることにしました。

すると、最初は硬くて硬くてほとんどのポーズが思ったようにできませんでした。でもくじけずに続けているとだんだん体が動くようになってきたんです!当時は恥ずかしくて誰にも言えずにいましたが、最初は合掌も指が浮いて綺麗な形にできませんでした。それがいまでは難なくできるようになりました!

この経験から胸をはって言えること、それは体が硬くてもヨガはできるんです。そして体が硬いからこそ、体の変化に気づくことができるんだということがわかりました。

体が柔らかい人ときと硬いときの両方を経験した私。柔らかい方がポーズがかっこいいかもしれませんが、体の変化や達成感があるのは体が硬い方だと思っています。

体が硬くても大丈夫!ヨガができるようになる理由

ヨガは「人と比べないこと」が大切

まず大前提で知っていただきたいことは、ヨガの教えの中に「人と比べないこと」というものがあります。例えばレッスン中、周りの人ができているポーズが自分はできないと「恥ずかしい」と思ったことはありませんか?ヨガではそんなことを感じる必要はないんです。

人は人、自分は自分です。いくらできる人でも「不調の日」はあって当然。お腹が痛ければ足に力が入らなくていつもはできるポーズもできなくなってしまいますよね。

それと同じで、体が硬くても、みんなと違っても大丈夫。ヨガの時間は自分との対話の時間です。いまの自分を見つめて、できるようになったことに目を向けてみましょう。体の変化がだんだん見えてきてとっても嬉しい時間になりますよ。

意外に体の硬い人は多い!

私がヨガを続けて来られたのは、周りの方の存在が大きいです。大人数のレッスンでは周りの方のポーズが目に入ってしまいます。ポーズができなくて「恥ずかしい」と思う気持ちを持ってしまったこともありましたが、「あれ、意外にみんなできないんだ!」と気付いてしまうことも。

インストラクターの養成講座中にも、「私が1番体が硬かったらどうしよう…」という不安があったのですが、私よりも体の硬い人は何人もいました。そして、開脚が180度開いても腰が硬かったり、縦には柔らかいのに横には硬かったり。人の体は不思議で、硬さも個性的でした。

体が硬いと思っていた私も、背中や腰は人一倍柔らかいことが判明し自信につながりました。あなたも、自分の知らない部位が実は柔らかかったりするかもしれません。

ヨガの完成系は人それぞれ

体が硬いと最初はなかなかできないことも多くて苦労してしまう場面も出てきます。例えば柔軟性が求められる場面で、みんなはべったりと床へ目線が向いているのに、私は一人で起き上がっているみたい…なんて場面も一度や二度ではありません。

また、他の人には難なくできるポーズでも、体がいうことを聞かずに近づくこともできないということもありました。でも、そんなとき思い出して欲しいのは「人と比べないこと」です。

すると体がリラックスしてきて、だんだんアプローチできるようになってきます。ヨガには人それぞれの完成系があるので、その人の体、今日の状態によって完成系を決めていきます。モディフィケーションという軽減法もあるので、先生に相談しながら試してみると楽に取り組めるようになりますよ。

体の変化がわかりやすい

体が硬いと、最初は難しいポーズも多いかもしれませんが、だんだんできるようになってきます。しかも、苦労した分できるようになった時の感動はひとしお♡

先生も体の変化に気づいてくださることが多いので、褒めてもらえる確率もグンと高いのです!大人になってから褒めてもらえたり、個人的に声をかけてもらえることって少なくなってくるかと思うのですが、体が硬くて徳をすることもありますよ♩ここはポジティブに捉えて行きましょう!

体が硬い方でも徐々に柔らかくなる、柔軟のコツ

心のわだかまりがどんどんほぐれてきたところでご紹介したいのが、体の硬さが徐々に柔らかくなる柔軟のコツです。こればっかりは魔法のようにすぐに改善することができないので、日々の努力も要します。ただ、続けることで「これが私の体なの!?」とびっくりするような変化を感じられるでしょう。

「アライメントを崩さない」のがポイント

「アライメント」とは体の正しい姿勢のことで、軸やバランスを崩さないようにすることが大切なんです。体が歪んだまま柔軟をしても、体が曲がってしまいますよね。そこで体を正しい位置にしたままストレッチをしていきます。

ここでは、開脚して前屈するときの方法をご紹介します。目指せ180度開脚!焦らずにゆっくりいきましょう。

開脚をするときは足首を曲げて足の指は天井へ

開脚をする場合、思いっきり足を開いた後、力を抜いてぎゅーぎゅー体重をかけて柔軟するのが近道だと思っている方はいませんか?その方法、ブッブーです!

時間で考えたらすぐに開脚できるようになるかもしれませんが、痛めてしまう危険も伴います。特に大人な私たちは運動不足なども重なり負担をかけるのは危険です。

そこで、開脚をするときは足首を曲げ、足の指は天井へ向けてください。足の脛や腿の前側に力が入っていませんか?その筋肉が筋を痛めるのを防いでくれる役割を果たします。

体を倒すときは背筋を伸ばして

足の準備ができたら、その状態のまま体を倒していきます。体も力を抜かずに腰を立てて背筋を伸ばしたまま倒すのがポイント!背中を丸めるとアライメントが崩れてしまいますよ。

呼吸ができるところでストレッチを続けます

呼吸ができるところでストップして、呼吸を続けていきましょう。もしも息が続かないくらい辛いときには、負荷をかけすぎです。一歩手前まで戻って5呼吸続けていきましょう。

最初のうちは背中を伸ばすことを意識すると、足が痛すぎるかもしれません。そんなときは膝を少し曲げると楽になります。足首は立てたままキープしましょう。



体が硬いことは個性、ヨガを始めることには関係ない♡

体が硬くてもヨガが楽しめることをご紹介しました。不安な気持ちも少しほぐれたでしょうか?最後に私の師匠から教わった言葉を皆さんにお送りしたいと思います。

「細胞は7年で生まれ変わる」

いま、体が硬くて苦労していても、細胞は7年で生まれ変わるんです。つまりいまの私たちも7年後には全く違う存在になっている。そう思うと体の硬さもほぐれてくる気がしませんか?

他人の目は気にせずに、やりたいことをやる人生を手に入れましょう!そう自分にも言い聞かせて、私もより柔軟でしなやかな体になるように日々鍛錬していきます\( ˆoˆ )/♡

 

 

投稿者:

misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました。会社員時代は激務すぎて3ヶ月で15キロ痩せた経験があります。 だからこそ、アラサー女子には息抜きが必要♡好きなことをいっぱい詰めたコンテンツをご紹介しています!

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