「卵」は栄養たっぷりのスーパーフード。健康や美肌作りに効果的な食べ方とは?

いきなりですが、卵が「スーパーフード」だということをご存知でしたか?健康や美肌を作るのに欠かせない栄養素が詰まった食品なんです。
これは卵の特質と効果を知って効率的に食べるしかありません^ ^
普段何気なく食べている「卵」の基礎知識と効果、そしておすすめの食べ方をご紹介します。
まずは卵の誤解を解きましょう
「卵の食べ過ぎは良くない!」は誤解だった件
小さな頃に、「卵は1日1個まで」と言われたことはありませんか?これは、コレステロール値が上昇し、動脈硬化を引き起こしてしまう可能性があるから摂りすぎてはいけないという情報からでした。
でもこれ、間違いだったんです。
卵を1日2個食べても、脂肪やコレステロール値に影響を及ぼさないという研究結果が出ています。なので、卵は安心して食べても大丈夫です。
また、「コレステロール値は悪いもの」というイメージを持っている方はいませんか?これも実は勘違い。
コレステロールは、大人になるにつれて減ってくるホルモンの材料となるものです。「食欲を抑えるホルモン」や女性ホルモン、代謝をあげるホルモンなど、必要なホルモンを作る味方です。
卵は美女に欠かせないスーパーフード
卵の誤解が解けたところで、卵にどんな栄養素が詰まっているのかをご紹介したいと思います。まさに「美女」になるための栄養素が詰まっています。
①タンパク質
タンパク質は私たちの皮膚や筋肉の元になる栄養です。つまり体の内側から、肌や髪などまでを構成する材料となります。
脂肪を燃えやすくする痩せやすい体を作るのもタンパク質の役割です。

②抗酸化成分
卵には体が酸化して老化していくのを防ぐ「抗酸化成分」が含まれます。体がサビてしまうのにストップをかけるおかげで、美肌と眼に効果的なんです。
③コレステロール
卵に含まれる「コレステロール」は女性ホルモンをはじめとした、各種ホルモンのもととなる材料です。
女性ホルモンはバランスが崩れるとイライラしたり、生理痛になったりと厄介ですよね。そこで日常的にコレステロールを摂ることが役立ちます。
④ビタミンC以外のビタミン・ミネラル
サラサラな髪や綺麗な爪を作るのがビタミン、ミネラル。女性は髪や爪を見られることが多いので、いつも綺麗にしていたいですよね。
末端まで美しい女性でいるためにも、ビタミン・ミネラルは欠かせません♡
食べるときの注意点とポイント
卵の魅力がわかってきたところで、「食べたくなってきた〜」という方に注意点とポイントをお伝えします。このポイントを抑えておけば、効果的に卵が食べられますよ。
食べる量は1度に2〜3個
「多くない?」とびっくりされた方、私もそうでした!これはタンパク質の特性に理由があります。
タンパク質は20gほどを一気に摂ると効果があると言われています。卵1個には約6gのタンパク質が含まれているので、2〜3個一緒に食べると効果的というわけです。
食べる時には「加熱」がおすすめ
生卵には「アビジン」という成分が含まれています。このアビジンはビタミンの一種「ビオチン」が体内へ吸収するのを邪魔してしまいます。
でも加熱をすると「アビジン」が失活!そこで「加熱」して食べるのがおすすめなんです。
おすすめの調理方法は?
卵の良いところは、生でも煮ても焼いても食べられるところ♡調理方法を色々変えることで、バリエーション豊かに食べられます。
それによって「栄養の摂取量が変わるか」心配になった方はいませんか?摂取量は変わらないので安心してください。でも、消化速度が変わってくるので下の表を参考にしてください。
【調理方法別の消化時間】
・1時間30分:半熟卵
・2時間30分:茹で卵
・2時間45分:生卵
・3時間以上:油を使った目玉焼きや卵焼き
「加熱」したものをポイントにみると、オススメは「半熟卵」と「ゆで卵」。半熟卵は消化が良いので普段の食事に、そしてゆで卵はおやつや朝ごはんの代わりになど腹持ちを意識する時に取り入れてみてください。
「脂質×糖質」の組み合わせはデブへの近道
先ほどご紹介したように、卵には「コレステロール」が含まれます。コレステロールは大切なホルモンの材料となりますが、脂質の一つ。なので、卵を食べることは、脂質を食べることになるんです。ここで注意なのが、糖質との組み合わせ。
「糖質」とはごはんやパン、麺類などに含まれます。この糖質と脂質が組み合わせると、太りやすい「脂質×糖質」の組み合わせの出来上がり!
ケチャップたっぷりのオムライス、とろとろの親子丼、TKG(卵かけごはん)、ワカメ入り月見うどんは美味しくて大好きという方も多いと思いますが(私)、極力避けるようにしましょう。
卵の選び方
卵はスーパーでも手軽に手に入る便利なスーパーフードですが、気をつけたいのがその育てられ方。できる限り「放し飼い」か「オーガニック」のものを選びましょう。
放し飼いをしている鶏は、自由に動き回れてのびのびと育てられています。動いている分筋肉も発達し、健康的で、抗生物質を必要としない場合が多いんです。
味が濃くて美味しい卵が生まれます。せっかく栄養価の高い卵をいただくなら、品質にもこだわって選びましょう。
おわりに
魅力たっぷりの卵の効果と食べ方についてご紹介しました。手軽に手に入れられる「スーパーフード」は積極的に食事に取り入れていきましょう!
食べて内側から健康な体を作るヒントになれば嬉しいです。