「ビタミン」って結局なに?ビタミンの種類と効果、おすすめの食べ物を紹介します

よく耳にする「ビタミン」。美肌や体に良さそうなことはわかるけれど、種類がありすぎて何が何だかわからないよという方はいませんか?
そこで今回は今さら聞けないビタミンについて大解剖していきます!これを読めば、ビタミンの概要がわかるはず。種類や効果、代表的な食品についてまとめました。
目次
ビタミンはどんな風に役立つの?
ビタミンといえば「美肌」のイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
それも、正解です!ビタミンが、肌や筋肉、髪を作るために必要な「タンパク質の合成」に働くからです。また、糖質の代謝にも一役買うので、体脂肪燃焼に欠かせない栄養素です。
ビタミンは1種類だけではなく何種類も存在していて、効果はさまざま。アレルギーに効果があるものや、サビない体を作る「抗酸化作用」のあるものまで、幅広く揃います。
この後のそれぞれのビタミンの中でで詳しく紹介していきますね。
ビタミンは大きく分けて2種類
ビタミンの種類はさまざまとお伝えしましたが、まずは大きく分けて「水溶性」と「脂溶性」の2種類に分かれます。それぞれの特徴を見ていきましょう!
①水溶性ビタミン
「水溶性ビタミン」は水に溶けやすいのが特徴。そのため、野菜を洗う時にもパパッと洗わないとどんどん溶け出してしまいます。でも、煮物やスープで料理したときには、汁まで飲むとビタミンを無駄なく摂ることができます。
そして熱に弱いこと、体に残すことができないのが特徴です。尿として外に排出されてしまうので摂り続けることが大切です。
代表的なビタミンはビタミンB、ビタミンC、ビタミンH、葉酸(ビタミンM)。
②脂溶性ビタミン
「脂溶性ビタミン」は油に溶けやすいのが特徴。水洗いや加熱にも比較的強いので、油を使って調理すると吸収率がUPします。
「体内にたまりやすいので注意」と言われることもありますが、一般的に脂溶性ビタミンは足りていないことが多いので積極的に摂ることをお勧めします。
代表的なビタミンはビタミンD、ビタミンA、ビタミンK、ビタミンE。
野菜などの植物性の食品よりも、肉や魚などの動物性の食品からの方が摂取効率が高いです。動物性食品から摂るように心がけましょう。ただし、ビタミンKには「納豆」がおすすめです。この後詳しくご紹介します。
「脂溶性ビタミン」を詳しくチェック!
それではここからは、油に強い「脂溶性ビタミン」の4種類についてご紹介します。お肉や魚をあまり食べない人にとっては「不足しがち」と言われている栄養素。
油で調理して吸収率を高めて積極的に摂るようにしていきましょう。
アレルギー対策には「ビタミンD」
ビタミンDの効果
ビタミンDは、筋肉や丈夫な骨を作るのを手助けする役割があります。また、抗炎症作用によりアレルギーに効果的。花粉症やアレルギー症状がある方は、ぜひ積極的に取りたい栄養素です。
実は、日光に当たるだけで体内で合成するのが「ビタミンD」。まるで光合成のようですが、普段使っている日焼け止めのおかげ(せい?)で女性がビタミンD不足だという意見もあるんです。
ビタミンD不足にならないように、積極的に食べ物から摂取するようにしましょう。
ビタミンDの多い食品
<動物性>
・うなぎ
・さんま
・カレイ
<植物性>
・きのこ類
・卵

免疫力UPには「ビタミンA」
ビタミンAの効果
ビタミンAは、皮膚やのどや鼻の粘膜を丈夫にして、免疫力を高める効果があります。風邪の予防やアレルギー対策にもピッタリ。
また、肌トラブルの予防にもおすすめ。肌の健康に維持する力が肌荒れやニキビ、吹き出物予防に役立ちます。暗いところでも目が見えるようになるのに役立つ機能もあります。
ビタミンAの多い食品
<動物性>
・レバー
・アンコウ肝
・うなぎ肝
・ホタルイカ
・チーズ
<植物性>
・緑黄色野菜
青クマができたら「ビタミンK」
ビタミンKの効果
ビタミンKは血液の凝固に効く栄養素です。血が出たときに、血を止める因子を活性化する役割があります。
血管の健康にも役立つので、不足すると青あざができやすくなったり、青クマができてしまうことも。青クマが出来たらビタミンKを摂りましょう!骨粗しょう症の治療薬としても利用されています。
ビタミンKの多い食品
<植物性>
・納豆
・パセリ
・小松菜
・ほうれん草
・しそ
・春菊
肌荒れには「ビタミンE」

Healthy lifestyle snack on table
ビタミンEの効果
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つので、筋肉痛や肌荒れの症状を和らげます。ビタミンCと一緒に摂取すると、抗酸化作用がUPします。
他にも、血行を促進して冷え性改善に役立ちます。その結果体の隅々まで栄養がいきわたるので肌と髪のつやもアップ!
ビタミンEの多い食品
<動物性>
・アンコウ肝
・いくら
・明太子
<植物性>
・アボカド
・アーモンド
・ひまわりの種
・かぼちゃ
アボカドやアーモンドは美肌に必要な「オメガ9」もたっぷり含まれる美容に嬉しい食材。ぜひ積極的に食べましょう^ ^

おわりに
ビタミンについてご紹介しました。一言で「ビタミン」と言っても、その中の種類によって効果はさまざまです。
栄養をバランスよく摂りながら、いまの肌や体の状態に合わせて必要なビタミンを摂っていきましょう!健康ライフの参考になれば嬉しいです。