ヨガインストラクターは副業できる?仕事内容や働く方法、みんなの本業を解説

働き方改革で「副業」に興味を持つ人が増えています。ヨガが好きな人は、「大好きなヨガを仕事にしてみたい」「会社員だけど週末だけヨガインストラクターしたい」という人もいるかもしれません。この記事では、副業のヨガインストラクターを特集しました。働き方や仕事内容、求人の探し方、メリット・デメリット、給料・年収、副業する人が多い職業をご紹介します。

ヨガインストラクターは副業できる?

ヨガインストラクターは副業可能な職業です。正社員で働くヨガインストラクターもいますが、多くのスタジオでは業務委託の形態で働きます。フリーランスで自由な時間に働けるため、副業することも可能です。本業とのバランスをとりながら好きなことを仕事にしたい人や、隙間時間を有効活用して収入アップを目指したい人にも最適です。

副業ヨガインストラクターの働き方・仕事内容

副業のヨガインストラクターは、本業でヨガインストラクターをしている人と仕事内容は変わりません。来てくれる生徒さんにヨガのレッスンを提供するのが仕事です。大きな違いは働き方で、会社や仕事がない時間・日にちに合わせてレッスンを行います。ヨガスタジオ やフィットネスクラブ、地域の公民館、医療関係の施設、高齢者施設などさまざまなシーンで需要があるので、ダブルワークでもチャンスは多いにあるのが特徴です。

副業ヨガインストラクターの本業とは

ヨガインストラクターとして副業する人の、本業はどのようなものでしょうか?副業しやすい職業もあわせて解説します。

主な職業・本業

ちなみに、副業のヨガインストラクターとしてWワークをしている人は実は多いです。会社員をしながら週末だけヨガインストラクターをしている人は想像つきやすいですが、ほかにも以下のような職業の人が、副業または兼業でヨガインストラクターでWワークしています。幅広い職業の人が活躍していますが、代表的なものでも以下のとおりです。

● セラピスト、ヒーラー
● マッサージ師
● モデル、女優
● ダンサー
● アパレル店員、スポーツウェアショップ店員
● フィットネスジムのインストラクター
● ライター
● デザイナー

サラリーマンヨガインストラクターを目指す人は、働いている企業で「副業OK」かを確認しておく必要があるので注意が必要です。また副業でも確定申告が必要なので、申告漏れに注意しましょう。

ヨガインストラクターが副業しやすい職業

逆にヨガインストラクターが副業しやすい職業もまとめました。

● ヨガ関連の記事の執筆
● ヨガの講演会
● ヨガのモデル
● ヨガ関連グッズ・オーガニック・健康食品の輸入や販売
● 語学ができれば海外講師のアテンド、通訳

などヨガ関連の仕事でも、副業できる仕事がありますので参考にしていてください。これからヨガの道に進みたい人も、ヨガインストラクターだけでなく、これらの活躍の場があるという選択肢を知っておくと心強いでしょう。

副業ヨガインストラクターとして働くメリット・デメリット

ここからは、副業ヨガインストラクターのメリット・デメリットについて見ていきます。

メリット

副業ヨガインストラクターのメリットは、以下の通りです。

● 一生稼げるスキル・知識が身につく
● 好きなことを仕事にできる
● お金をもらいながら体にいいことができる
● 空いた時間に稼ぐことができる

ヨガインストラクターは会社員を定年退職しても、一生涯現役で続けられる仕事です。やればやるほど、一生稼げるスキルや知識が身につけられることは最大のポイント。また空いた時間に稼げるので、収入を増やしたい人や、育休中に時間が空いてしまったママも活躍できます。

デメリット

副業ヨガインストラクターのデメリットをまとめると、以下の通りです。

● 体を壊したらできなくなる
● 時間の調整が大変
● 本業もおろそかにできないプレッシャーがある
● 思ったよりも稼げないかも

ヨガインストラクターの現実は、体力勝負の仕事です。体を壊したら辞めざるを得ません。また時間の調整が必要になるので、本業も忙しいときはそれこそてんてこ舞いです。また1本あたりいくらという設定なので、本業の稼ぎがいい人にとっては、思ったよりも稼げない仕事かもしれません。

副業ヨガインストラクターとして働く方法

副業ヨガインストラクターとして働くには、資格の取得とスタジオ探しが必要です。詳しく解説します。

1.資格を取る

まずは、ヨガインストラクターの資格を取ることをおすすめします。ヨガ講師は資格や学歴が必要ありませんが、未経験の人が雇ってもらえる訳ではありません。そのためヨガを学ぶ講座を受けた証拠になる資格が、レッスンをする際に有利になります。資格は「全米ヨガアライアンス認定RYT200」が1番メジャーです。国際資格で、RYT200があれば一定の知識を有していることを証明できます。

RYT200を取得できるスクールはたくさんありますが、YMCヨガインストラクター養成コースでは、オンライン完結コースも充実しています。初心者からヨガインストラクターを目指せ、卒業後のアフターサポートも充実しています。まずは無料体験・資料請求をしてみてください。

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2.求人を探す

資格が取れたら、求人を探しましょう。実はヨガインストラクターの求人は「地域名+ヨガインストラクター求人」で探すと結構出てきます。業務委託契約であれば副業OKの求人もあるので、条件などをよく確認して応募しましょう。

副業ヨガインストラクターの給料・年収

副業のヨガインストラクターの給料・年収は、担当しているレッスン数によって差があります。たとえば週1でクラスを担当する場合、1レッスンあたり2,000円〜5,000円が相場になりますので、月収は8,000円〜2万円前後が目安です。週1〜2本を担当する場合は、月給10,000円〜30,000円程度を想定しておきましょう。

稼ぐポイント

成功している人の場合は、副業なのに月収20万円程度稼いでいる人もいます。ヨガのレッスンを提供するだけでなく、独自のコンテンツサービスを提供したり、イベントを開催するとさらに高収入が期待できそうです。月収20万円ならば、年収は240万円ほどになるので本業と合わせたらかなりの高水準になります。ヨガインストラクターの給料については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらの記事も参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターの平均給料・年収・フィーのまとめ。稼げないって本当?

まとめ

副業のヨガインストラクターとして働くには、まずは資格の取得が1番です。空いた時間にレッスンを担当できれば、副業ヨガ講師としてのキャリアをスタートさせることができます。好きなことを仕事にできる面白さを、ぜひ味わってみてくださいね。

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フリーランスのヨガインストラクターとして働くには?活躍するポイントも解説

フリーランスのヨガインストラクターとして働くとして、どうしたらなれるのか想像がつきづらいですよね。せっかくなら最短距離で稼げるフリーインストラクターを目指しましょう。この記事では、フリーランスのヨガインストラクターとして働く方法について詳しくまとめました。フリーのヨガインストラクターになる方法、求人の探し方、収入、メリット・デメリットを現役フリーヨガインストラクターの管理人の実体験を交えながらご紹介します。

フリーランスのヨガインストラクターになれる?

ヨガインストラクターはさまざまな働き方ができる職業なので、フリーランスでも働けます。正社員、副業、業務委託、アルバイトなど多種多様な働き方が可能です。好きなことを仕事にしたい、自由に働きたいという希望からフリーランスのヨガインストラクターを目指す人も少なくありません。

フリーランスのヨガインストラクターの働き方

フリーランスのヨガインストラクターとひとくちに言っても、幅広い働き方があります。ここでは働き方を解説します。

業務委託で働く

スタジオやスポーツジムと契約し、業務委託として働く方法です。1クラス3,000〜5,000円ほどが相場で、ホットヨガは常温ヨガよりもわずかに単価が高い傾向にあります。現在は新型コロナウイルスの影響で、多くのスタジオが一時的にレッスン数を少なくしたり、フィーを下げたりしています。そのため資格を取り立てのヨガインストラクターや地域によっては、なかなかよい条件で働けるスタジオ探しが難しいようです。

出張ヨガ・企業ヨガをする

出張してレッスンする方法です。オフィスや生徒の家、公民館、老人ホームなどに出張してレッスンを開催します。派遣企業に登録したり、口コミでリクエストをもらえたりします。出張する費用が加算されますが、移動時間も考慮すると拘束時間が長くなる可能性があります。

ヨガ教室を開催する

個人でヨガ教室を開催するのは、稼げる方法ともいわれます。公民館やスタジオを借りる方法もありますが、自宅を教室として使えば、場所代もかかりません。宣伝や集客も自分で行わなければなりませんが、SNSやホームページ作成が苦にならない人は問題なく始められます。ヨガインストラクターを雇ったり、規模を拡大するにはスタジオ経営能力も必要になります。

プライベートレッスンを行う

マンツーマンや少人数で行うプライベートレッスンは、グループレッスンと比較すると高単価な働き方です。ただしグループレッスンよりも個別のニーズや疑問に応える知識やポーズの難易度が求められるため、自分のレベル向上も不可欠です。自分自身のレベル向上をはかりたい人には最適な方法です。

フリーランスのヨガインストラクターになる方法

フリーランスのヨガインストラクターになる方法に、決まりはありません。王道のなり方を2つ解説します。

資格取得してからデビューする

フリーインストラクターは、どれだけ自分のスキルを証明できるかが大切なので、資格を取得しておくと有利です。全米ヨガアライアンス認定「RYT200」が有名で、資格取得までの時間は200時間かかります。スクールによって1ヶ月弱〜2年ほどで取得可能です。資格取得後にスタジオオーディションを受け、デビューする方法が一般的です。RYT200については、以下の記事も参考にしてください。

※参考:全米ヨガアライアンスとは?ヨガインストラクターの資格RYT200

正社員からフリーになる

もう1つは正社員をしてある程度の知識をつけ、経験を積んだ後、退社してフリーランスになる方法です。フリーランスのヨガインストラクターをしていて、正社員からフリーになった人はとても多く感じます。大手ホットヨガスタジオ「LAVA」ではヨガインストラクター選考会が行われています。未経験からヨガインストラクターを目指せるので、まずは自信をつけたい人におすすめです。

ヨガインストラクター選考会を予約する 

フリーランスのヨガインストラクターのメリット・デメリット

最後にフリーランスのヨガインストラクターのメリット・デメリットについてまとめました。

メリット

フリーランスのインストラクターのメリットは、時間に縛られずに働けることです。レッスンの時間もある程度自分で決められるので、満員電車で毎日通勤しなくても働けます。また大好きなヨガ一色の生活ができることは何事にも代えがたいでしょう。

デメリット

一方デメリットは、なんの保証もないことです。たとえば最近のコロナで、フリーヨガインストラクターの多くが影響を受けています。スタジオを閉じなければいけない人もいれば、数ヶ月スタジオのクローズに伴い収入がゼロになった人も多いです。実際私も自主的に休ませてもらったので、スタジオの収入はゼロになりました。正社員であればなんらかの保証がありますが、フリーランスは全くありません。また妊娠した場合も育休や産休はないので、一度契約を白紙に戻して、またオーディションを受けて契約しなおさなければいけないこともデメリットです。

フリーランスのヨガインストラクターが活躍するポイント

フリーランスでヨガインストラクターとして活躍するためには、現状維持ではうまくいきません。活躍するポイントを解説します。

多くの先生のレッスンに出る

インストラクターとしてデビューしても、たくさんの先生のレッスンに出ることは大切です。気づきも多く、自分のレッスンに足りないこと、取り入れられることが見つけられます。ただし先生の中には、ヨガインストラクターが受けに来るのを嫌がる先生もいます。事前に挨拶できる場合は受けさせてもらいたいことを伝えたり、最後はお礼をするなど、気をつけなければなりません。

継続してヨガの知識を身につける

レッスンに出るだけではなく、自己練習や本での学びを通してヨガの知識を身につけることができます。生徒さんの中には知識を深めたい、女性の体について知りたい、月の話が面白いなどさまざまな人がいます。少しずつレッスンのときに話して、興味があればさらに話を広げれば話題溢れる先生になれるでしょう。自分自身のヨガのレベルも向上できるのでおすすめです。

資格取得する

RYT200が有名ですが、継続してさまざまな資格取得をすると仕事の幅が広がります。たとえばマタニティヨガは、妊娠中の方に配慮したヨガレッスンができるようになります。骨盤調整ヨガは出産後や下半身太りが気になる女性に需要があります。需要に合わせて継続して資格取得をすれば生徒さんが喜んでくれるだけでなく、レッスン数アップ・収入アップが見込めます。

SNSで情報発信する

ヨガインストラクターは人気商売であるため、SNSの情報発信は重要です。Instagram、FacebookなどのSNSは無料で使え、宣伝、集客につながるため使わない手はありません。レッスンの様子や裏側の配信、ヨガインストラクターの日常を垣間見せることで、ファンの育成を行いましょう。機能すればレッスンへの問い合わせや集客も可能です。

フリーランスのヨガインストラクターの給料・年収は?

気になるのがフリーランスになってから年収や給料が落ちてしまうのではないか、ということでしょう。給料相場と年収について解説します。

給料の相場

フリーランスのヨガインストラクターの給料は、1レッスンあたり2,000円〜5,000円程度が相場です。週1回であれば月収8,000円〜20,000円と計算することができます。つまりどれだけ多くのレッスン数を持てるかどうかで、月収・年収が変わってきます。ちなみに平均年収は300万円前後、月給25万円前後が相場です。忘れてはいけないのがフリーランスのヨガインストラクターは自営業になるので、確定申告が必要だということ。自分ですることもできますが、「絶対に無理」という人は費用がかかりますが税理士さんにお願いすることもできます。

年収

年収は300万円前後と、一般的な会社員をするよりも低くなってしまう人が多いでしょう。ちなみに消費税を支払う目安となる年収1,000万円ですが、フリーランスのヨガインストラクターが達成するのはなかなか難しいといえます。単純計算すると、下記のような計算になります。

年収1,000万円÷12ヶ月=月収83.3万円
週休2日で月20日稼働すると
月給83万円÷20日=1日あたり4.2万円

1日あたり4万円稼ぐには、1レッスンの相場5,000円をもらえても8レッスンもこなさなければならず、体力的に不可能に近いです。逆に1レッスンあたり2万円ほど稼げるようになれば、1日2レッスンですみます。ヨガインストラクターとしての知名度が高く、並外れた指導力がある人なら年収1,000万円も可能でしょうが、一般の人はなかなか難しいのが現実です。しかし独立開業して、スタジオ経営者となれば年収1,000万円も夢ではないでしょう。

まとめ

フリーランスのヨガインストラクターは自由度の高い仕事ができますが、保証がないなどのデメリットもあるので目指す時はよく考えておきたいものです。ヨガインストラクターはスキルがあれば一生働ける仕事なので、理想の働き方を見つけてくださいね。

ヨガインストラクターの独立・開業を目指すなら知っておきたい知識

ヨガインストラクターは、独立・開業が目指せる仕事です。でも「儲からない」「大変」と諦めたり、やめてしまう人がいるのも事実。そこでこちらの記事では、ヨガインストラクターの独立・開業を目指すなら知っておきたい知識についてまとめました。独立・開業するまでの流れ、働く方法、資金、給料・年収を、現役ヨガインストラクターが解説します。

ヨガインストラクターが独立・開業するまでの流れ

ヨガインストラクターとして独立・開業するまでの流れは、主に以下の流れです。

①資格取得の資金・時間の確保、家族との相談
②資格を取得
③独立・開業する

詳しくみていきましょう。

1.資格取得の資金・時間の確保、家族との相談

まずは資格を取る資金集めや時間の確保、家族との相談が必要です。ヨガインストラクターは学歴や資格が求められない仕事で、はひと昔前までは、師匠の元で修行をすれば無資格で講師ができました。しかし現在では資格が勉強した証拠になるので、資格を取得した方が有利に活躍できるでしょう。

資格を取得する資金は、50万円前後が一般的です。通信講座は10万円以下で学べることもありますし、海外留学の場合は100万円前後かかる場合もあります。時間はスクールに通う場合は1ヶ月〜2年が目安になるので、通う間に子供を預けたり、家を空けても問題ないか家族と相談しておくと安心です。

2.資格を取得

資格はスクールや講座で学んで取得します。ほとんど100%合格するので、難易度はそれほど高くありません。資格には「全米ヨガアライアンス認定RYT200」や、各スクールや協会の独自認定資格があるので、どんなヨガインストラクターになりたいか、活躍したいかに合わせて選ぶことをおすすめします。

3.独立・開業する

資格が取れたら、独立・開業です(もちろん、資格がなくても開業可能)。自由に「ヨガインストラクター」と名乗れるので、自宅でヨガ教室をオープンしたり、ヨガスタジオのオーディションを受けて業務委託契約をするなど、好きな方法で働けます。

経験なしで不安な人は、ヨガスタジオで経験を積むためにレッスンをこなす人も多く、好きな働き方が可能です。副業で始める人もいれば、開業届を出して個人経営の自営業として活動する人もいます。

独立・開業の働き方別の特徴・必要な資金

ヨガインストラクターで独立・開業して働く方法は、たくさんの働き方があります。ここでは一例として6つの働き方の特徴と費用の目安を解説します。

自宅でヨガ教室

1つ目は、自宅でヨガ教室をする働き方です。マットがしけるスペースがあれば、個人事業主として開業手続きをしてしまえば、ヨガスタジオをオープンできます。ヨガスタジオをオープンするよりも資金は少なくてすみ、改装などが必要ない人はヨガマットなどの最低限の備品だけで働けます。

ちなみに私は自宅でヨガ教室を行っていますが、かかった費用をざっくりまとめると以下のとおり。

● ヨガマット24,000円(6,000円×4枚)
● 観葉植物20,000円
● アンケートなどの筆記用具3,000円
● 掃除道具3,000円
=合計50,000円ほど

観葉植物や掃除道具が必要ないという人は、この半分以下ですみますし、なんならヨガマットも持参にしてしまえば0円から開業可能です。

オンラインヨガを開催

現在は新型コロナウイルスの影響で、スタジオに行くのを避けている人も多いです。オンラインヨガなら自宅から受けられるため、需要が高まっています。携帯やパソコンとインターネット環境さえあれば配信できるため、手軽に始められることが魅力です。Instagramなど無料ツールで集客することもできますし、システムやサービスを利用して効率的に集客する方法もあります。必要な資金は環境が整っていれば0円から始められます。

イベント開催

イベント開催で収益を上げるインストラクターも多いです。ビーチ、公園などの外ヨガや、公民館や地域の体育館、カフェなどでヨガイベントを開催します。資金は会場費やレンタル料がかかる場合があります。また告知するのに広告やチラシの印刷費がかかることもあるでしょう。逆に知名度と集客力のあるヨガインストラクターの場合は、フェスや大きなイベントの講師として招待され人もいます。

出張ヨガ

4つ目は、出張ヨガ。生徒さんの自宅や、企業の福利厚生の一環として出張ヨガを担当します。資格を発行している団体によっては、資格取得と同時に派遣講師として登録され、仕事があれば紹介してもらえる制度を取り入れている場合もあります。資金は0円の場合がほとんどです。

フリーランスとして業務委託契約

2つ目の方法は、フリーランスとして業務委託契約をすることです。1本あたらい2,000円〜5,000円程度が相場で、ヨガスタジオやフィットネスクラブ、スポーツジムなどで募集があります。自身のスタジオが軌道に乗るまで、スタジオで業務委託契約をして働く人もいるようです。契約して給料をもらう立場になるので、資金は0円から始められます。

スタジオオープン

最後はスタジオオープンする働き方です。1本あたりいくらという稼ぎ方ではなく、ヨガスタジオの利益が自分の給料になるので、大きく稼げるようになるのもメリット。ただしヨガスタジオをオープンするまでの資金がかかる場合もあるので注意が必要。

床などの内装やエアコン、水回りの工事をした場合は、500万円前後の資金が必要といわれます。貸し物件をそのまま使える場合でも、敷金・礼金などまとまった額や、ヨガマットなどの備品購入に100万円は準備しておいた方がよいでしょう。

働き方についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

※参考:フリーランスのヨガインストラクターとして働く方法

独立・開業したときの給料・年収

最後にヨガインストラクターが独立・開業したときの、給料・年収について見ていきましょう。

年収330万円以上が一般的

ヨガインストラクターが独立開業したときの年収は、年収330万円以上が平均です。フリーランスは300万円前後になるので、少し稼げるようになる印象です。独立開業した方が、自分で稼がなくてはいけないという意識が働くからかもしれません。

正社員は年収350万円

ただしヨガスタジオ正社員は年収350万円なので、やはり正社員の方が安定した給料がもらえることは否定できません。たとえば大手ホットヨガスタジオのLAVAでは、月給204,000円~600,000円が提示されています。2年目は375万円、4年目・店長は440万円と独立開業した場合の年収を軽く超えてしまいます。正社員の働き方に興味がある人は、ぜひ選考会に参加してみましょう。

ヨガインストラクター選考会を予約する 

それ以上の年収はスタジオ経営がおすすめ

ただしそれ以上の年収を狙う場合は、スタジオ経営がおすすめです。集客が安定して予約が取れないスタジオに成長した場合は、それ以上の給料が見込めます。一般的なサラリーマンの平均給料は年収441万円ですが、経営次第ではそれ以上も夢ではありません。

まとめ

独立・開業するヨガインストラクターは、働き方が自由なので端的に「稼げない」というわけではありません。資格やスタジオ準備の資金やリスクはかかりますが、軌道に乗れば正社員以上の収入も期待できます。独立・開業を目指す場合は、早めに計画的に動いて、必要な知識や技術を合わせて身につけて万全な状態でのぞみましょう。

ヨガインストラクターとは?仕事内容・なるには・就職先のまとめ

ヨガインストラクターは憧れる女性が多い職業のひとつです。しかし資格の取得や、仕事があるのかどうか不安に感じてしまいますよね。そこでこちらの記事では、ヨガインストラクターとはについて詳しくまとめました。ヨガインストラクターの仕事、なるには・資格、働き方、就職情報、現役ヨガインストラクターの声をご紹介します。

ヨガインストラクターとは・仕事

早速、ヨガインストラクターとはどんな仕事なのかを見ていきましょう。業務内容やヨガインストラクターの1日、やりがい、つらいこと、就職先をご紹介します。

ヨガインストラクターとは

ヨガインストラクターとは、ヨガのポーズや呼吸法、哲学、考え方などを通じて、ヨガの魅力を伝える仕事です。ヨガは心や身体を整え、不調を取り除くほか、ダイエットや美容目的で始める人もいるため、生徒さんのニーズに合わせてレッスンを提供します。

ヨガインストラクターの仕事・業務内容

ヨガインストラクターの仕事は、レッスンだけではありません。レッスンの準備、レッスンの提供、スタジオの清掃、スタジオの宣伝、受付業務など多岐に渡ります。正社員の場合は、スタジオ運営まで幅広く担当しますが、アルバイトやフリーランスはレッスンのみの場合もあるので、仕事内容に合わせて働き方を選ぶことも可能です。

ヨガインストラクターの仕事

ヨガインストラクターの1日

ヨガインストラクターの1日の特徴は、正社員、フリーランス、副業によっても異なります。たとえば正社員の場合は、7:00〜23:00などの定時で8時間勤務で朝番・遅番で働くことがほとんどです。フリーランスの場合は、レッスンを中心にスケジュールを組むので毎日同じスケジュールとは限りません。

副業では、本業が休みの休日や仕事後の夜の時間を使ってレッスンすることになるでしょう。

ヨガインストラクターの1日

ヨガインストラクターのやりがいと魅力

ヨガインストラクターの魅力は、何と言ってもヨガの楽しさを伝えられること。ヨガが大好きな人にはまさに天職です。そして生徒さんの変化を目の当たりにできるので、「ポーズができるようになった」「リラックスできた」などの声をかけてもらえると元気がもらえます。

ヨガインストラクターのやりがい

ヨガインストラクターのつらいこと

逆につらいことは、体力勝負で疲れやすいことです。本業のインストラクターは1日2〜5本程度こなすことが多く、レッスンは午前中か夕方〜夜遅い時間に多くなるので、稼働時間も長くなります。そしてインストラクターのイメージがストレスに感じたり、給料や収入が安く、正社員の求人募集が少ないこともつらい点です。

ヨガインストラクターのつらいこと

ヨガインストラクターの就職先・勤務先

ヨガインストラクターの就職先・勤務先は意外にもたくさんあります。ヨガスタジオ、スポーツジム、地域のカルチャーセンターなどのほか、自主開催のイベントや独立開業してスタジオ経営する人まで。就職するには首都圏の方が有利かもしれませんが、ヨガ人口が少ない地方では、貴重なヨガインストラクターとして活躍するチャンスがあります。

ヨガインストラクターの勤務先

ヨガインストラクターになるには・資格

ここからは、ヨガインストラクターになるには、資格が必要かを見ていきましょう。インストラクターに向いている人、スクールや学費、目指す年齢についてまとめました。

ヨガインストラクターになるには・資格は必要?

ヨガインストラクターになるには、資格は必要ありません。ひと昔前の先生たちは、師匠から習い、ある程度上手になれば講師としてデビューするという道が一般的でした。しかし最近ではヨガの資格を取得して、安全で正しいポーズや指導法を勉強してからデビューするのが一般的です。

資格には「全米ヨガアライアンス認定RYT200」のほか、各協会で認定されている資格もあります。RYT200は世界中どこでも通用する資格ですが、各協会の認定資格であれば講師派遣をしてくれる場合もあるので、働き方のニーズに合わせて選ぶのもよいでしょう。

ヨガインストラクターの資格

ヨガインストラクターに向いている人・適正

ヨガインストラクターに向いてる人は、ヨガが大好きなこと、明るく前向きな性格、コミュニケーション力がある、人の役に立ちたいと思う人などが向いています。また体力が欠かせない仕事なので、体力・体型作りをすること、努力し続けられる面も必要でしょう。

ヨガインストラクターに向いてる人

ヨガインストラクターのスクール・学費

ヨガインストラクターのスクールは、「全米ヨガアライアンス認定 RYT200」の取得学校だけでも日本で50ヶ所以上あります。通い方も通学、オンライン、通信、合宿、海外留学などさまざまです。通学の場合、学費は50万円前後が一般的で2ヶ月〜2年で取得します。期間や学費、どのような流派のヨガを学べるかを比較して選びましょう。

ヨガインストラクター資格のスクール

ヨガインストラクターを目指す年齢

ヨガインストラクターを目指す年齢は、何歳からでも可能です。「遅いのでは?」と不安に感じた人もいるかもしれませんが、スクールに通う人は20代〜60代と幅広く、中には70代でデビューした人もいるのだそう。

ヨガインストラクターを目指す年齢

ヨガインストラクターの働き方

ここからは、ヨガインストラクターの働き方について見ていきましょう。給料、勤務時間や1日のレッスン数、雇用形態、独立についてまとめました。

ヨガインストラクターの給料

ヨガインストラクターの給料は、年収324万円〜380万円前後で日本の平均年収441万円と比べるとやや低めの水準です。月給は20万円前後が一般的でしょう。ただしヨガスタジオの正社員では、店長やマネージャーなどに出世すると50万円前後もらえることもあるようです。たとえば大手ホットヨガスタジオLAVAでは、正社員募集が随時行われています。給与は月給22万円〜60万円に設定されています。

>LAVAの求人を見る 

一方、1レッスンごとに契約をするフリーランスの場合は、1レッスンあたり3,000円〜5,000円前後が相場です。人気のインストラクターは1万円〜2万円前後となることもあり、自分でヨガ教室やスタジオを運営すれば、かなりの収入アップも狙えます。

ヨガインストラクターの給料

ヨガインストラクターの勤務時間・1日のレッスン数

ヨガインストラクターの勤務時間は、働き方によって異なります。正社員では8時間のシフト制がほとんどで、1日のレッスン数は2〜3本ほど。フリーランスはレッスン枠に合わせて働くため勤務時間は決まっておらず、1日のレッスン数は人によって異なりますが、1日2本〜4本が一般的です。

ヨガインストラクターの勤務時間

ヨガインストラクターの働き方の種類

ヨガインストラクターの働き方の種類は、正社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス・業務委託、独立開業、副業と大きく6つの雇用形態があります。仕事内容や給料、メリットやデメリットがそれぞれ異なるため、「仕事がない」とならないように、しっかり検討して自分にぴったりな働き方を選びましょう。

ヨガインストラクターの働き方の種類

ヨガインストラクターの独立開業

ヨガインストラクターは独立・開業が目指せる仕事です。資格を取得しすぐに開業することもできますし、ある程度スタジオで経験を積んでから、並行して独立開業するのもよいでしょう。自宅のヨガ教室やイベント開催、スタジオ経営まで働き方もさまざまで、成功すれば正社員以上の収入を得ることも可能です。

ヨガインストラクターの独立開業

ヨガインストラクターの就職情報

ここからは、ヨガインストラクターの就職情報について見ていきましょう。求人の探し方、志望動機、ヨガインストラクターから他業界への転職事情についてまとめました。

ヨガインストラクターの求人の探し方・未経験でも働ける?

ヨガインストラクターの就職先には、ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、フィットネスジム、スポーツクラブなどがあります。誰でも未経験から始めるのは当然なので、「未経験大歓迎」のスタジオも多いです。求人は求人サイトや公式サイトなどで募集されていることが多く、中にはスクールの派遣や知り合いの紹介で仕事につながることもあります。

ヨガインストラクターの求人の探し方

ヨガインストラクターの志望動機・面接

ヨガインストラクターの志望動機には「ヨガに興味を持ったきっかけ」「なぜインストラクターを目指したのか」「目標」「このスタジオを選んだ理由」の4つを盛り込むことがポイントです。面接では、模擬レッスンを行うなど実技試験が行われる場合もあります。オーディションや面接では、しっかり自己PRできるように準備しておきましょう。

ヨガインストラクターの志望動機

ヨガインストラクターから他業界への転職

憧れる人が多い一方、ヨガインストラクターは実は離職率が高い仕事です。他業界に転職する人も珍しくなく、スポーツインストラクターや全く違う企業で働く人もいます。ヨガインストラクターから転職を目指すなら、なるべく早めの転職活動を始めましょう。

ヨガインストラクターからの転職

現役ヨガインストラクターの声

最後に、現役ヨガインストラクターをしている私の周りのヨガインストラクターの先生たちの声をまとめました。これからヨガインストラクターを目指す人は参考にしてみてくださいね。

ヨガインストラクターを目指した理由

ヨガインストラクターを目指した理由を聞きました。

ヨガが大好きで仕事にしたいと思ったから。(30代女性・40代女性)

ヨガをもっと勉強したいと思ったら、資格を取るしかなかった。資格を取ったら自然とヨガインストラクターになりたいと思った。(30代女性)

手に職をつけたいと思った。(20代女性)

ヨガインストラクターを目指した理由はさまざまですが、「ヨガが好き」という気持ちが大前提のようです。

ヨガインストラクターをしていてよかったこと

そしてヨガインストラクターをしていてよかったことを聞きました。

リピートして週になんども足を運んでくださるのが嬉しい。(30代女性)

「先生だから」と来てくださる生徒さんが多くてやりがいを感じる(30代女性)

レッスンも楽しいし、自分も健康になってお金ももらえて一石二鳥(40代女性)

ヨガが好きだからこそ伝えられた喜びや、生徒さんの反応がダイレクトに感じられることが嬉しいポイントのようです。またお金をもらいながら自分も健康になれるのは、インストラクターならではの喜びともいえます。

ヨガインストラクターを目指す人にひとこと

最後にヨガインストラクターを目指す人に一言メッセージをもらいました!

ヨガインストラクターは素晴らしい仕事です。自分が至らなくて悔しいこともあるけれど、60代になっても体が動く限り続けられるのがこの仕事の魅力だと思います。(40代女性)

子育てしながら仕事ができるヨガインストラクターは、私の天職です。大変なこともあるけれど、毎回元気をもらえるレッスンの時間が大好きです。(30代女性)

ヨガインストラクターの仕事は楽しいことばかりで、これまで会社員でストレスだらけだった仕事の概念を覆してくれました!人生一度きりなので、チャレンジしたいと思った人はぜひ飛び込んでみてください。仕事を辞めなくても、副業で始めるのもいいと思います。(30代女性)

ヨガインストラクターに興味がある人は、まずはスクールの資料請求から始めてみましょう。情報集めするだけでも、具体的に目標が描けるようになるはずです。

ヨガインストラクターのまとめ

ヨガインストラクターはヨガを伝える仕事で、働き方も自由に選べます。これからの人生を自由なライフスタイルで過ごしたい人にぴったりの仕事でしょう。まずは資格を取ることからスタートして、ヨガインストラクターとしてキラキラな毎日を送ってくださいね。

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女性のヨガインストラクターのキャリアパス。ライフスタイルの変化にどう対応する?

女性はライフスタイルの変化があるため、結婚、妊娠、出産、子育てをどう乗り越えようか不安に感じる人も多いはず。フリーランスが多いヨガインストラクターなら、さらに大変に感じてしまう人もいますよね。この記事では、女性のヨガインストラクターのキャリアパスについて詳しくまとめました。女性の強み・弱み、結婚後や妊娠中、子育て中の働き方について解説します。

女性のヨガインストラクターのキャリアパス

ヨガインストラクターはほとんど女性なので、女性だから大変ということはありません。家事や育児と両立しながらヨガインストラクターのキャリアを積んでいる先輩もたくさんいるので、心配無用です。働き方は大きく分けて2つあります。

1.正社員でキャリアアップ
2.フリーランスで自由に働く

それぞれのキャリアパスが違うので、詳しくみていきましょう。

1.正社員でキャリアアップ

ヨガスタジオで正社員としてヨガインストラクターをしている人は、社内でのキャリアアップが目指せます。ヨガインストラクターに向いてる人はそのままレッスンを提供しますが、ステップアップして店長やエリアマネージャー、本社勤務で人事や採用担当になる道もあるでしょう。企業によっては産前休暇、育児休暇が整えられているので、給料も安定しています。中にはヨガインストラクター資格を働きながら取得して、フリーランスを目指す人もいるので、②に進路変更することも可能です。

2.フリーランスで自由に働く

一方、フリーランスのヨガインストラクターとして自由に働くことも可能です。ヨガインストラクター資格を取得すれば、多くのスタジオで業務委託契約をしたり、自宅のヨガ教室を開いたりと、空いている時間に稼ぐことができます。たとえばバリバリ働きたいときはたくさんのレッスンを担当し、子育て期間中は子持ちインストラクターとして、本数を調整しながらベビーヨガ、キッズヨガなどを担当することもできるでしょう。

女性ヨガインストラクターの強み・弱み

ここで、女性のヨガインストラクターが知っておきたい、強みや弱みについてまとめました。

女性ヨガインストラクターの強み

女性のヨガインストラクターの強みは、ライフスタイルに合わせたヨガを提供できることです。20代のうちは体型を重視したダイエット系のヨガが人気で、30代になると仕事や家庭に疲れた人を癒すリラックス系のレッスン、40代以降は体をケアするようなレッスンの需要があります。女性は共感が強い生き物なので、「子育てした先生だからわかってくれる!」「同じ年齢のヨガインストラクターの先生がこれだけできるのだから、私も頑張らなきゃ」とライフスタイルの変化や年齢が強みになることもあるんです。

女性ヨガインストラクターの弱み

逆に女性のヨガインストラクターの弱みは、とくにフリーランスの場合に当てはまります。フリーランスはなんの保障もないので、妊娠や子育てで休んだり、少しの間専業主婦になりたい場合は一度契約を切らなければいけません。つまり収入がゼロです。逆に正社員では有給が使えたり、育児休暇を利用して復職することもできるので、給料や福利厚生が安定した企業で働けることがメリットといえます。

女性ヨガインストラクターの結婚後の働き方

ヨガインストラクターは、結婚後も変わらずに働き続ける人が多いです。「ヨガが大好き」「たくさんの人にヨガの楽しさを伝えたい」というインストラクターが多いので、当然のことともいえます。芸能人や有名なヨガインストラクターの人も変わらず活躍している人が多いです。ちなみに私は、結婚後に資格をとってインストラクターデビューしましたが、夜のレッスンでも好意的に送り出して応援してくれています。

▼ヨガインストラクターのおすすめ資格・通信講座についてはこちらの記事も参考にしてみてください。専業主婦からデビューした人もいますし、資格が安い講座ならチャレンジしやすいでしょう。

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女性ヨガインストラクターの妊娠中・子育て中の働き方

女性のヨガインストラクターは、妊娠すると状況が変わります。つわりの強弱にもよりますが、妊娠してすぐにレッスンをお休みする先生もいれば、6ヶ月目くらいまで継続する人もいます。どちらにしろお休みしなければいけません。正社員では有給や産前休暇や育児休暇が使えて、空いたレッスンはほかの人が代行してくれるなど手厚いフォローが受けられます。たとえば大手ホットヨガスタジオの「LAVA」では復職する人も多く、子育て中でも無理なく働ける時短制度を取り入れています。

LAVAの正社員

フリーランスの場合は保障がないので、代行の先生を見つけたりしなければいけないのが大変なところです。ただしそれまで働いてきた集客力や指導力でスタジオとの信頼関係があれば、一度契約を切ってお休みしても、復職することはできます。

女性ヨガインストラクターは一生働ける仕事

一度資格を取って、レッスンができるようになれば、ヨガインストラクターは一生続けられる仕事です。将来考えられるメリットについて解説します。

ライフスタイルの変化が強みになる

さらに女性ヨガインストラクターのいいところは、一生働ける仕事であることです。ライフスタイルの変化で、いったん収入が減ってしまう時期があるかもしれませんが、女性のライフスタイルの変化がレッスンに反映され、強みになる場合もあります。また体力が落ちてしまう50代、60代でもレッスンをし続けているインストラクターの先輩方はとても姿勢が美しく、体型も綺麗です。定年がないので、自分の体が動き続けるうちはレッスンができることも魅力でしょう。

スタジオオープンも可能

知識や技術、指導力があれば、生徒の家での出張ヨガや、自宅でのヨガ教室など自分が働きやすい形で働くことも可能です。スタジオをオープンすればさらにたくさんの生徒さんと出会うチャンスや、収入アップの可能性も広がります。ヨガインストラクターの指導をする後輩育成や、コンサルタントなどさまざまな形でヨガインストラクターの技術を活かすことも可能です。働き方は無限大なので、女性が一生自分らしく働ける仕事といえます。

女性ヨガインストラクターのキャリアパスのまとめ

女性のヨガインストラクターは、ライフスタイルの変化に応じて柔軟に動かなければいけない必要がありますが、逆にそれが強みに変わる仕事です。どんな環境も自分の強みになるように捉えれば、ヨガインストラクターとしてのキャリアアップを目指せるでしょう。ヨガインストラクターになりたい、大好きなヨガに関わりたい人は、ぜひ理想の働き方を実現してくださいね。

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ヨガインストラクターの働き方の種類。違いを詳しく解説

ヨガインストラクターの働き方は、正社員からフリーランスまでさまざまです。ただしきちんと検討しておかないと「儲からない」「仕事がない」「辞めたい」と現実に苦労してしまうことも。

そこでこちらの記事では、ヨガインストラクターの働き方の種類について詳しくまとめました。現役インストラクターの管理人がそれぞれの仕事内容や給料、メリット・デメリットをご紹介します。

ヨガインストラクターの働き方・雇用形態

ヨガインストラクターの働き方には、以下の6つのタイプがあります。

①正社員
②派遣
③アルバイト・パート
④フリーランス・業務委託
⑤独立・開業
⑥副業

正社員・派遣・アルバイト・パートは企業やスタジオから雇ってもらう雇用形態ですが、フリーランス・業務委託・独立開業は自分でヨガレッスンを開催することが可能です。副業は自分の本業とのペースに合わせて、バランスよくヨガの仕事ができます。それぞれの働き方について、詳しく見ていきましょう。

①正社員のヨガインストラクター

ヨガインストラクターにも、会社員として正社員で働ける会社があります。求人に募集して合格すれば、ヨガインストラクターとして経験がまったくない人でも採用してもらえることが多いです。

正社員の仕事内容・給料

仕事内容はスタジオレッスンのほかに、受付、掃除、接客、集客、物品販売などスタジオ経営全般。キャリアを重ねると、社員育成や本社勤務、などキャリアパスが広がる会社もあります。レッスン内容は会社でプログラムが決められていることが多いので、自分オリジナルのレッスンをすることは難しいでしょう。

勤務時間は7:00〜23:00などの中で8時間のシフト制で働くことが多く、休みは週2日、月7〜8日程度でしょう。給料は月額17万円〜30万円ほどが一般的です。

正社員のメリット・デメリット

正社員のメリットは給料が安定し、会社の研修があったり、レッスン回数が1日2回以上行うところがほとんどなので、経験を詰めるのが大きいところです。未経験からでも働けるので、「ヨガインストラクターとして独立する自信がない」という人にもぴったり!

一方デメリットは逆にデメリットは勤務時間に振り幅が大きかったり、土日休みではない点、レッスンの他にも物品販売や集客など仕事内容がヨガインストラクターの他にもたくさん求められるところでしょう。ヨガインストラクターをやめたいという正社員の中には、これらのノルマを負担に感じている人が多いです。

②派遣のヨガインストラクター

派遣のヨガインストラクターは、資格認定協会からの紹介や、ヨガインストラクターの派遣会社に登録して仕事を紹介してもらいます。

派遣の仕事内容・給料

派遣の仕事内容は、派遣会社から紹介されたスタジオでのレッスンや、単発での出張レッスンをすることです。主にレッスンを行うことがメインで、企業ヨガや高齢者向けシニアヨガ、地域センターでのベビーヨガなどさまざまな需要があるので、知識や技術がある人が向いてる人といえます。

派遣のヨガインストラクターは1回1万円〜2万円程度といわれますが、継続レッスンの場合は1レッスン2,000〜3,000円のこともあるようです。ヨガの仕事は飽和状態ともいわれますが、需要も安定しているのでチャンスはあるでしょう。

派遣のメリット・デメリット

派遣のヨガインストラクターのメリットは、単発で仕事ができるので自分のペースでレッスンが担当できることです。フルタイムの勤務や継続の仕事が難しい人も、柔軟に仕事が続けられます。またスキルアップすれば給料アップも見込めます。

デメリットはレッスンフィーの中から派遣会社に手数料が取られてしまうことです。スタジオで直接採用してもらった方が、給料が高くなる場合があります。

③アルバイト・パートのヨガインストラクター

アルバイト・パートのヨガインストラクターは、ヨガスタジオやスポーツクラブでの勤務が多いです。

・収入:時給900〜1,200円ほど
勤務時間:
・休み:職場による
・仕事内容:受付、接客、掃除、物品販売など
・働くには:面接などを受ける
・経験:未経験でもOK

アルバイト・パートの仕事内容・給料

アルバイト・パートの仕事内容は、レッスンを行うこともありますが、受付、接客、掃除、物品販売などを担当します。未経験でもOKの場合が多いので、積極的に応募してみましょう。

勤務時間は7:00〜23:00などの営業時間内でのシフト制です。収入は地域や企業にもよりますが、時給900〜1,200円ほどで一般的なアルバイトの時給と大きな差はありません。

アルバイト・パートのメリット・デメリット

アルバイト・パートのメリットは、受付としてもヨガスタジオやスポーツクラブに長時間いることになるので、インストラクター達の動き方やお客さまの様子を観察でき、将来のための勉強になること。インストラクターをしながら、給料も安定させたい人はちょうどいいでしょう。

ただし「受付から始めてゆくゆくはスタジオでインストラクターをさせてもらえる」という話で入社しても、なかなかレッスンを持たせてもらえない事例もあるようです。受付は受付、インストラクターはインストラクターという線引きがあることもあるので、早くデビューしたい場合には、オーディションでヨガインストラクターの座を掴むことをおすすめします。

④フリーランス・業務委託

ヨガインストラクターの働き方としてよくイメージされるのは、この形態。ヨガスタジオやスポーツジムなどで業務契約をして、1レッスンごとに収入をもらえる雇用形態です。

フリーランス・業務委託の仕事内容・給料

フリーランス・業務委託の仕事内容は、レッスンを行うこと、掃除や接客です。自由な場合と、スタジオの指定レッスンがある場合があります。収入は1レッスン2,000円〜5,000円ほど。

フリーランス・業務委託のメリット・デメリット

フリーランスのメリットは、自由度が高いことです。いろいろなスタジオで経験が積めたり、休みも自由に取ることができます。海ヨガや山ヨガ、企業ヨガなど、自主開催のレッスンも含めれば希望通りの働き方や収入を得ることも可能です。

デメリットは、働かなければ収入が0円になってしまうこと。体調不良でレッスンをお休みしてしまうと場合はもちろんフィーも0円です。また、移動もつきもので、スタジオやスポーツジムへの移動の交通費も自己負担で、時間がかかる場合も仕方がありません。

⑤独立・開業するヨガインストラクター

独立・開業して自分のスタジオを経営することもできます。スタジオが大きくなれば、ヨガインストラクターを雇用する立場になります。

・収入:経営次第
・勤務時間:自由
・休み:自由
・仕事内容:スタジオレッスン、掃除、接客、物品販売、経営、集客などスタジオ経営全般
・レッスン内容:自由
・経験:経験があったほうが有利

独立・開業の仕事内容・給料

独立開業した場合は、スタジオレッスンだけでなく、掃除、接客、物品販売、経営、集客などスタジオ経営全般を行わなければいけません。ビジネススキルも求められます。

ただし勤務時間も休日も自由になるので、希望通りの働き方が可能です。給料は経営次第ですが、年収300万円以上の人が多く、成功すれば年収1,000万円以上も夢ではありません。

独立・開業のメリット・デメリット

スタジオをオープンすると、自分らしいヨガスタジオを作ることができます。正社員、フリーランスは人の作ったスタジオでレッスンをする形なので、オリジナリティが活かされるのがスタジオ経営!そして、レッスンフィーもそのまま収入になるので、スタジオ経費を抜いてもプラスになるだけの生徒数を確保できた場合には、収入が期待できるでしょう。

一方デメリットは、初期費用がかかること、スタジオ経営の経営全般の仕事も付随するというところです。レッスンだけに集中しているわけにはいかないので、経営者としての手腕や技量が試されます。スタジオ経営がうまくいけば、あなたの収入も右肩上がりですが、なかなか経営がうまくいかなかった場合には、収入にも反映されてしまうリスクがつきものです。

⑥副業のヨガインストラクター

最後は副業のヨガインストラクターをご紹介します。正社員としてほかの仕事をしながら、副業で週1〜2回のレッスンを担当する働き方も可能です。

副業の仕事内容・給料

副業のヨガインストラクターは、レッスンが主な仕事内容です。スタジオで業務委託の場合は、レッスン前後の清掃や接客が含まれる場合がありますし、自主開催のレッスンでは集客も必要になります。給料は1レッスン2,000円〜4,000円程度が相場です。

副業のメリット・デメリット

副業のメリットは、ほかの仕事をしているのでヨガインストラクターの仕事の収入が高くなくても働けることです。ヨガインストラクターとして1本で生きていける自信がついてから、本業を辞めるのもリスク回避につながります。

デメリットは週1〜2回のレッスンでは、スキルアップが遅れてしまうことです。やはり週に何本もレッスンをした方が、どんどん指導力もヨガのスキルもアップします。本業が忙しくなるとヨガの仕事もしづらくなってしまう可能性もあるかもしれません。

ヨガインストラクターの働き方のまとめ

ヨガインストラクターの働き方はさまざまで、収入や働きたい時間帯など、ライフスタイルに合わせた働くことが可能です。メリット・デメリットを比較して検討してみてくださいね。あなたらしい働き方を見つけて、ヨガインストラクターとして楽しく働きましょう!

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ヨガインストラクターの勤務時間・休日。1日のレッスン本数は?

ヨガインストラクターになる前に、勤務時間や働き方について知るのは大事なことです。体力勝負の仕事に疲れてしまって「向いてない」と思う前に、ヨガで一生働けるようにどんなインストラクターになりたいかを確認しておきましょう。

こちらの記事では、ヨガインストラクターの勤務時間・休日の特徴について詳しくまとめました。スタジオごとの1日のレッスン数や、残業時間、休日の過ごし方をご紹介します。

ヨガインストラクターの働き方の2つのタイプ

ヨガインストラクターの働き方は、おもに下記の2種類です。

● ヨガスタジオの正社員として働く
● フリーランスとしてレッスン枠に合わせて働く

ヨガスタジオの正社員では、朝7:00〜23:00までの定時の中で8時間のシフト制で働く場合がほとんどです。一般企業のサラリーマンのように休日が決められているわけではなく、休日もシフトで流動的になる場合が多くなります。

フリーランスの個人事業主として働く場合は、レッスン枠に合わせて業務委託での契約になるので、その時間のみに勤務する形です。レッスン数が多ければその分勤務時間も長くなりますし、休日も少なくなります。自分の好みでシフトが組めるので、土日は絶対休みにするというスケジュールも可能です。

正社員ヨガインストラクターの勤務時間・休日

正社員の勤務時間

正社員のヨガインストラクターの勤務時間は、実働8時間のシフト勤務が一般的です。早番・遅番に分かれて勤務しますが、始業時間は6:00や7:00などから早く、就業時間は23:00くらいまでと遅くなります。

たとえば遅番で23:00まで勤務した次の日に、早番の6:00からの勤務が入っている場合は、ほとんど休む暇がありません。とくに東京や大阪の都市部では、働いている人が会社の出勤前や勤務後に通えるように、朝早くから夜遅くまでスタジオを開けていることが多いので、勤務時間の幅は大きくなりがちでワークライフバランスが取りづらいと感じる人もいるようです。

正社員の休日

正社員の休日は「月間8日」など企業ごとに決められていることが多く、こちらもシフトで決まります。店舗によっては「木曜日休み」など定休日があると休みやすいでしょう。企業によっては有給休暇や育児休暇が充実していて、たとえばLAVAでは産休から復帰する女性社員も多くいるようです。

LAVAの正社員募集

フリーランスヨガインストラクターの勤務時間・休日

フリーランスの勤務時間

フリーランスのヨガインストラクターの勤務時間は、特に決まっていません。契約するレッスンに合わせて出勤すればよいので、自分の体力や資質に合わせてレッスンの本数を決めるとよいでしょう。レッスンは2〜4本を担当する人が多いので、勤務時間は前後の移動時間などを合わせると8時間程度になるでしょう。

たとえば子供が小学校に行っている午前中だけレッスンを入れるということもできますし、朝は苦手だからと午後からのレッスンだけを担当することも可能です。自由な生活が好きな人はフリーのヨガインストラクターに向いてる人といえます。

フリーランスの休日

フリーランスの休日も自由です。収入を重視して週7日休みなくレッスンを詰め込んでいる先生もいれば、ワークライフバランスを重視して土日を完全に休みにする人もいます。

ただしフリーランスの場合は、正社員のように有給休暇や育児休暇があるわけではありません。体調不良の場合も代行の先生を自分で手配しなければいけませんし、妊娠したらレッスンの契約を一度白紙に戻す必要があります。どこにも保証がないのが、フリーランスの辛いところです。

ヨガインストラクターの1日のレッスン数を比較

ここからは、ヨガインストラクターの1日のレッスン数を比較していきましょう。正社員のスタジオごとで、どのように違いがあるのかを比較してまとめました。

スタジオ 1日のレッスン
LAVA 3レッスン(60分×3本)
アミーダ 2レッスン(45分×2本)
カルド 3レッスン(60分×3本)
フリーランス 2〜4レッスン(60分×2〜4本)

スタジオごとに比べてみると、本数でも大きな違いがありました。LAVAやカルドは1レッスン60分のレッスンをなんと1日3本も担当します!ホットヨガは体力をかなり消耗するので、生理中や体調不良のときの体の負担はかなりハードなことが想像できます。

「体が固いけどヨガインストラクターできるかな」と不安になる人も多いですが、体力の心配もしておいた方がよいかもしれません。この中では、アミーダが1番体に負担なくインストラクターの仕事ができるでしょう。フリーランスの場合は自由にレッスンスケジュールが組めますが、中にはハードに4本担当している人もいるので、こちらも人それぞれといえます。

ヨガインストラクターの残業時間

ヨガインストラクターの残業時間は多くありません。レッスン時間が決められているので、大幅に伸びたりトラブルがなければ時間通りに終わらせることができます。ただし正社員の場合は、レッスン以外にも報告書をまとめたり、POPを作成するなどレッスン以外の仕事があるかもしれません。LAVAでは残業をしないように徹底していて、ほとんど残業がないそうです。

フリーランスも残業はありませんが、レッスンとレッスンの間に空き時間ができて時間つぶしが必要になったり、自主開催のための宣伝広告などでレッスン以外の時間が必要になることがあります。

ヨガインストラクターの休日の過ごし方

ヨガインストラクターの休日の過ごし方は、人それぞれです。ヨガとはかけ離れて、心身ともにリフレッシュするために遊びに没頭する人もいれば、さらに研鑽するためにワークショップやティーチャーズトレーニングに参加する熱心な人もいます。

ヨガをする人はもともとヨガをすることが好きなので、休日とはいえヨガをすること自体がリフレッシュになる人が多いです。家族や友人と気軽なヨガをしたり、健康や美容に気を使って美味しいものを食べたり、マッサージに行ったり、海や山の自然に触れることで、結果的に健康やヨガに繋がるような経験をしています。

ヨガインストラクターの勤務時間・休日のまとめ

ヨガインストラクターの勤務時間は、正社員ではシフト制、フリーランスは自由に働くことが可能です。それぞれの良さがあるので、どんなヨガインストラクターとして働きたいかに合わせて選ぶとよいでしょう。それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分にぴったりな働き方で活躍できますように。

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ヨガインストラクターの平均給料・年収・フィーのまとめ。稼げないって本当?

「ヨガインストラクターは稼げない」ということがヨガインストラクターの悩みのひとつともいわれます。仕事がないことや、年収1,000万円は難しいのは本当でしょうか?この記事では、ヨガインストラクターの給料・年収・平均レッスンフィーの相場について徹底調査しました。勤務先別、正社員やフリーランスなど雇用形態別の給料や年収、収入アップする方法を解説します。

ヨガインストラクターの平均年収・給料・レッスンフィー

まずはヨガインストラクターの平均年収・給料について見ていきましょう。求人各社の統計と、正社員の平均年収・給料、1レッスンごとの平均給料をご紹介します。

求人サービスの統計データ

求人サービス 年収 月給・時給
Indeed 年収324万円 月給25.9万円
時給1,209円
転職ステーション 年収381.5万円
給料バンク 月給18〜22万円

求人サービス各社の統計データを見てみると、年収は324万円〜380万円程度、月給は18万円〜26万円程度です。日本の平均年収441万円と比べるとやや安い水準になってしまいますが、決して暮らしていけない額ではありません。ヨガに魅力を感じて、仕事にできることに喜べる人ならやりがいを持って働くことができるでしょう。

ヨガインストラクターの正社員の年収・給料

正社員の平均給与は企業やスタジオごとに異なりますが、月給19万円〜50万円前後と大きな幅があることが特徴です。スタジオによっては60万円で募集されている場合があり、店長やマネージャーなどに出世すればその分給料もアップします。ヨガインストラクター資格がなくても採用してもらえることが多いので、未経験の人も採用されることで魅力です。

1レッスンごとの平均給料

1レッスンごとの契約をする場合、1レッスンあたり3,000円〜5,000円前後が相場です。ヨガインストラクターをフリーランスや副業で行っている人は、1レッスンあたりの契約になり、人気のあるインストラクターであれば1レッスンあたり1万円〜2万円前後となることもあります。自分でヨガ教室やスタジオを運営すれば、集客次第でかなりの収入アップが期待できます。

勤務先別のヨガインストラクターの給料・年収

ここからはさらに詳しく、勤務先別のヨガインストラクターの給料・年収について見ていきましょう。

勤務先別ヨガインストラクターの給料

勤務先 年収
ヨガスタジオ正社員 350万円
フィットネスクラブ・スポーツジム 280万円〜320万円
派遣ヨガ講師 250万円
フリーランス 300万円〜
独立・開業 330万円〜

勤務先ごとに平均年収を見てみると、ヨガスタジオ正社員の年収が1番高いことがわかりました。続いてはフィットネスクラブやスポーツジム、集客や稼ぎ方次第で独立・開業やフリーランスの給料もアップする可能性が高いです。平均年収では、派遣のヨガインストラクターがもっとも低めの基準になります。

代表的なヨガスタジオの平均年収

ここからは、大手ホットヨガスタジオごとの平均年収・平均年齢を比べてみましょう。

会社名 平均年収 平均年齢
LAVA 312万円 28.1歳
カルド 300万円 26.5歳
ロイブ 263万円 24.0歳

やはりヨガインストラクターの給料は、LAVAが1番安定しているようです。企業体も大きいので平均年齢も高めで、2020年の採用人数も200〜300人と大量採用を計画しています。年齢にかかわらずヨガインストラクターに向いてる人なら、チャレンジしがいのある企業といえるでしょう。続いてカルド、ロイブの順番に平均年収がもらえます。

雇用形態別のヨガインストラクターの給料・年収の特徴

正社員はいいけれど、せっかくならフリーランスで自由で働きたい人のために、雇用形態別のヨガインストラクターの給料の特徴をまとめました。正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、業務委託・フリーランスの順番にみていきましょう。

正社員は待遇がいい

正社員は給料が保証されているだけでなく、待遇がいいことも特徴です。企業によっても異なりますが保険が完備されていて、有給休暇や産前・産後休暇などが充実しているので安心して働けます。

ただし会社によっては全国転勤の可能性があったり、朝6:00〜23:00までの8時間のシフト制で体に負担がかかりやすい場合があるので(自律神経が乱れて疲れが取れにくいともいわれます)、勤務雇用条件はよく確認しておきましょう。1日のレッスンは2本ほどで、あとは教室運営に関わる営業や事務作業が多い企業もあるので、ヨガレッスンだけをしていればいいわけではありません。

契約社員

契約社員の場合は23万円〜50万円程度の給料が相場で、正社員とほとんど変わらない仕事内容です。1日2本程度のレッスンを行い、教室発展のためのお客さまとのカウンセリングや掃除、営業などを行います。経験や能力によっては、正社員登用される場合もあるでしょう。

派遣

派遣でヨガインストラクターをする場合、1回1万円〜2万円程度が相場です。通常のレッスンをするよりも高単価が期待できるので、需要が高い地域に住んでいる人はチャンスが大きいてでしょう。協会によっては認定資格を取得すると、派遣講師として登録できる場合があります。

アルバイト・パート

アルバイト・パートの時給は1,000円前後が相場です。1日2本ほどのレッスンの他に、受付、お客さまのカウンセリング、清掃などが任せられます。1日6時間・週4日以上と正社員より少ないものの、ほとんどスタジオ専属で働くかたちになる場合が多いです。経験によって時給アップが期待できます。

業務委託やフリーランスは1レッスンごとの契約

業務委託やフリーランスは、1レッスンごとの契約を行うので、1レッスンあたり3,000円〜5,000円が相場です。人気インストラクターとしての実力が認められれば、任せられるレッスン本数が増えて収入アップが可能になります。フリーランスは自由に仕事を組めるので、1日4本のレッスンを担当すれば12,000円以上稼ぐことが可能です。

週5日同じペースで働けば、月給24万円になるので、正社員よりも稼げるチャンスはあります。

ヨガインストラクターが給料・年収を上げるためには?

最後に、ヨガインストラクターが給料・年収を上げるための方法についてまとめました。正社員でもフリーランスでも当てはまる4つのポイントをご紹介します。

①スキルアップをして人気講師になる

まずはスキルアップして人気講師になることが1番です。スクールに通って資格をとって知識やスキルを高めることで、より高い指導方法を身につけます。ほかにも、地道に独学で本で学んだり、お客さまとコミュニケーションをとってどんなニーズがあるのかを探ることも大切でしょう。

ヨガの資格については、こちらの記事を参考にしてください。

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②プライベートレッスンを増やす

プライベートレッスンを増やすことで、さらに収入アップが期待できます。普段グループレッスンに参加している生徒さんは、個別のマンツーマン指導を受けると体や心の変化を大きく感じやすいです。人気講師で「直接習いたい♡」と思ってもらえれば、インスタグラムなどでプライベートレッスンを告知すればすぐに人が集まるでしょう。

1レッスンあたりの単価も自由に上げることができます。

③パークヨガ・企業ヨガなどイベント開催する

イベント開催をして一気に収入アップを狙うこともひとつの手段です。たとえばパークヨガ、ビーチヨガなどそこでしかできない経験のイベントを開催したり、「〇〇のポーズをマスターするワークショップ」など強みを生かしたレッスンを行うこともできます。ニーズがあれば企業ヨガなど出張ヨガも可能でしょう。

1回のレッスンあたりの単価を上げることができるので、収入アップが可能です。

④独立・開業してスタジオを経営する

1番大きな収入アップを狙うなら、独立開業してスタジオを経営することが1番でしょう。もちろんヨガインストラクターとしての指導経験以外にも、経営力が必要になりますが、自分がレッスンを開催する以外にもほかの先生にレッスンしてもらうことで、さらに収入アップが期待できます。企業体として大きく成長すれば、年収1,000万円も夢ではありません。

ヨガインストラクターの給料・年収のまとめ

ヨガインストラクターの給料・年収は、残念ながら平均的なサラリーマンよりも低めの水準となっています。しかしフリーランスや副業、独立・開業など自由度の高い職業なので、活躍次第で年収アップも可能です。ヨガインストラクターとしてどう働きたいのか、理想と相談して決めてみてくださいね。

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