益田ミリさんおすすめ6冊。思わずアラサー女性が共感しちゃう本

作家の益田ミリさんが描く本は、ほんわかしていて、思わず「わかる!」と言いたくなってしまうような、懐かしい空気感が流れる本です。マンガもエッセイもあるので、今日は疲れたなーというときに読むのにぴったり。その中でも、私が好きな思わず共感しちゃう本を5冊ご紹介します。

益田ミリさんとは

益田ミリさんは、大阪生まれのイラストレーター、漫画家、エッセイストの方です。1969年生まれ。OLを経て、フリーのイラストレーターになります。2001年の32歳のときに漫画家デビューし、「すーちゃん」「今日の人生」などが有名です。女性の心に寄り添うような、「わかる!」を連発してしまう作品が人気です。

益田ミリさんおすすめ本6冊

疲れたときに読みたくなる『週末、森で』

 

ある日突然、森の近くに引っ越した早川さん。週末ごとに遊びにくるマユミちゃんと、せっちゃんと一緒に、3人で森の中を歩きます。森の中でポロっと出てきた言葉が、後日会社でイライラしたときに「あ、これって」と思い出して、ストレスを回避するようになっているマユミちゃんとせっちゃん。思わず「私もストレスを感じたら、こうすればいいんだ! 」と勉強になってしまいます。何度も読み返したくなる、大切な一冊です。

週末、森ではこちらの記事でも詳しく解説しています。よかったら読んでみてください。
本の中でリフレッシュ!益田ミリさんの「週末、森で」【今日のセレクト本vol.44】

旅に出たくなる!『47都道府県女ひとりで行ってみよう』

 

月に1度旅に出て、4年かけて47都道府県を制覇したミリさん!名物料理を無理して食べるわけでもなく、現地の人と無理に交流もしない。ゆるーく旅しているのがミリさんの旅の形で、それがすごくいい!ほんわか読めます♡この本の影響で、帝国ホテルのユリーカのパンケーキを食べに行ってみました。美味しゅうございましたわ。ほほほ。

ステキな家族に出会える『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』

父70歳、母69歳、娘のヒトミさん40歳の、平均年齢60歳の沢村さん一家。なんとも平和に楽しく暮らしているので、ほんわか幸せな気持ちになります。こんな風に歳をとっても、家族仲良くやれるもんだな〜とこちらまでいい気持ちにさせてもらえます。シリーズになっているので、ハマったらまだまだ楽しめますよ!

日常を描いた『今日の人生』

 

「今日の人生」をテーマに、家族とのケンカ、インタビューされているときに考えていること、日常、落ちていた太田胃散など。。じんわり心があったかくなるような、ミリさんの人生が詰まっています。途中でわたしにとっておなじみの、岐阜県にあるメディアコスモスという図書館が出てきて驚きました!ミリさんはわざわざここで、3日間読書三昧するひとり合宿を行ったそう。会いたかったな〜♡

たまに出てくる名言にドキッ『前進する日もしない日も』

30代後半から40歳を迎える日々が描かれたエッセイ。

完璧に幸福な一日が人生に何回あるのかは知らないけれど、今日はその一回に入るのかなぁ。

肩の力が抜けた感じと、たまにくる名言の数々にハッとさせられます♡ これぞミリさんの醍醐味が味わえる一冊。

私らしく生きていたくなる『すーちゃん』

カフェで働く30代独身・彼氏なしのすーちゃん。人生に迷ったり、少しときめいたりしながら毎日を過ごしています。このまま歳をとっていく不安を感じたり、思わず共感せずにはいられない漫画です。すーちゃんはシリーズ本で、仕事、恋愛について考えたり、ちょっといい人ができたり♡1年ずつ歳を重ねながら、まるで自分と対話する気分にさせてくれます。

すーちゃんにハマってしまったら、ぜひ4冊目まで読んだところで、こちらも読んでみてください。「世界は終わらない」は書店員さんがモデルになった漫画なのですが、すーちゃんや1冊目に紹介した「週末森で」のメンバー、ミリさん本人まで登場します。

まとめ

益田ミリさんの本は、初めて読んだ日に「あーみんながハマっちゃう理由がわかった!!」とすごく納得してしまいました。いつもふわっと考えていることを言語化してくれて、さらに深掘りしているから、「わかるー」と「なるほど」のオンパレードなのです。ぜひあなたもミリさんワールドにハマってみてくださいね!

言えないコトバ。益田ミリさんのエッセイマンガ本【今日のセレクト本vol.55】

恥ずかしかったり、カッコつけられてみられるのが嫌で、言えない言葉あるという人も多いはず。日常で気づかなかった考え方の発見ですよね。

そこでこちらの記事では、益田ミリさんの本「言えないコトバ」を特集しました。本のあらすじや感想・魅力をご紹介します。

言えないコトバのあらすじ

「言えないコトバ」は、「すーちゃん」シリーズで有名な益田ミリさんが、どうしても言う気がしなくて「言えないコトバ」をまとめたコトバ集です。たとえばミリさんにとっての言えないコトバは、こんなもの。

● おひや
● チャリ
● おあいそ
● 結婚しないんですか?
● さばさば
● 元気だけが取り柄です

など。共感できるものもあったけど、これも?って言うコトバもたくさんありました。

言えないコトバの感想・魅力

「言えないコトバ」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。

①違う見方ができる
②いきなり下ネタ?
③普段の会話を考えさせられる

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

①違う見方ができる

1つ目は、違う見方ができること。たとえば「おひや」はミリさんにとって言えないコトバの一つです。ただの水なのに、場所によって名前を変えなければいけないことに戸惑ってしまうんだそう。

私は「おひや」は居酒屋で使って、「お水」はちょっとおしゃれなお店で使ってみたりと便利なコトバ。世の中にはこう言う風に考えている方もいるんだな!と勉強になりました。

②いきなり下ネタ?

2つ目は、気になりすぎたこと。どなたか、わたしの解釈があっているかどうか教えてほしいです。笑 ミリさんが、ピアスの穴を開けようかという話をクラスメイトの女の子たちとおしゃべりしていたときのこと。その中のひとりが

親からもらった大事なカラダに傷つけたくないし

といったそう。それをすごくかっこいいと思ったミリさん。そのあとのページにこんな漫画が載っています。

・・・あれ?

これ、下ネタですよね?(笑)

・・・唐突すぎて笑えました。間違いではなければ、下ネタのはず。他に穴って鼻の穴くらいしか見当たらないし。誰かと確認をしたいです。切に!笑

③普段の会話を考えさせられる

そして3つ目は、普段の会話を考えさえられること。

この質問の意味がどうやっても通じない人が、必ずいます

とミリさんが紹介するくだりがあるのですが、もしかして私のことかもしれないと思ってしまいました。人からこう思われているのかもしれないという振り返るいいきっかけになるかもしれません!

言えないコトバのまとめ

言えないコトバは、ミリさんの弱いところを披露してくれているので読んだ人が共感しちゃうし「私も大丈夫かも♡」と、新しい気づきが詰まっています。自分の新しいキャラクターが発見できるかもしれませんね。

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益田ミリさんの今日の人生。共感しちゃう漫画エッセイ【今日のセレクト本vol.53】

人生について考えてしまうことありますよね。益田ミリさんの人生は、心が温かくなるようなほっこりが味わえます。

こちらの記事では、ミシマ社から出版されている益田ミリさんの「今日の人生」を特集しました。本のあらすじや感想、試し読みする方法をご紹介します。

 

今日の人生のあらすじ

 

「今日の人生」は、益田ミリさんの日常が描かれたマンガエッセイです。「今日の人生」をテーマにたくさんの日常が描かれています。たとえば以下のトピック。

● お父さんとの喧嘩
● 投げてしまった桃について考えるミリさん
● 仕事でインタビューされているときに考えていること
● イケメン編集者にお茶に誘われてウキウキ出かけるミリさん
● 電車に落ちていた太田胃散

など。本当にミリさんの日常が詰まっていて、考え方まで移植されてきそうなくらい、じっくりと味わうことができます。中でも朝から夜までの1日が印象的でした。

朝自転車でパンを買いに行って、身支度をしてから美術館へ。
お茶をしようとしたけれどやっぱりやめて(自由!笑)、ピアノのレッスンへ行き、リュックを買って、コートを買う。
その後、カツ丼とビールを飲みながら、仕事のメールを返信し、彼氏と合流。

作家さんだからか、とっても自由な1日です。なんとも心が豊かになるような毎日が描かれていて、じんわり心が温かくなるような人生が詰まっています。

ちなみに文庫本はまだ発売されていませんが、ミシマ社から新刊で「今日の人生2」が2020年10月10日に刊行予定です。楽しみ。

今日の人生の感想・魅力

今日の人生を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。

①人生に芸術が足りていないことに気づく
②もっと自由な選択をしていいことにハッとする
③心が喜ぶ選択をしたい

それぞれについて見ていきましょう。

①人生に芸術が足りていないことに気づく

ミリさんの先ほどのような1日をみてみると、わたしの日常には芸術が足りていないことに気づきました。ミリさんはよく美術館や展示会に足を運んでいるみたい。

漫画家だからそうなのかもしれませんが、もっと身近に芸術を感じても良いのではないかと思ってしまいました!美術館は自分から進んでここ数年行っていないし、展示会も親と一緒のときに付き添いで寄るくらい。

②もっと自由な選択をしていいことにハッとする

ミリさんの生活を見ていると「なんとなく、一つ一つの選択に我慢しすぎていないか?」ということにハッとさせられます。お父さんと喧嘩をして早めに大阪から東京へと戻ってきたミリさん。

このまま帰るのももやもやしたのか、東京に家があるのに、東京にホテルをとってルームサービスで夕食をとっています。なんと自由な!お金に余裕があるのかもしれないけれど、こういう素敵な選択を私もしたいものです。

それからもう一つ、岐阜市中央図書館がものすごく良いという噂を聞きつけたミリさん。3日間読書三昧するひとり合宿を行いました。無料の図書館に行くために、3日間という時間と交通費と宿泊費を割くあたりが贅沢すぎます。

③心が喜ぶ選択をしたい

そして3つ目は、心が喜ぶ選択をしたいなと思えたこと。今の仕事や環境は、自分が作り出してきたもので、昔に比べてずっと心地が良いし、満足しているつもり。だけど、まだまだ足りないものはある。

だからもっと感謝をしながら、自分の思い描く世界を作っていきたいなと思ったのでした。

今日の人生を試し読みする方法

出版社ミシマ社が運営する「みんなのミシマガジン」というウェブ雑誌に、益田ミリさんの「今日の人生」が連載されています。ページがそのまま掲載されているので、気になる人はチェックしてみてください。とてもかわいいです。

今日の人生 益田ミリ

今日の人生のまとめ

今日の人生は漫画なのでスルスルと読みやすく、かみしめながらなんども読みたくなるような味わい深い一冊です。「共感する」「わかる」という女性からの声が多い人気本。ぜひ手に取ってみてください。

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本の中でリフレッシュ!益田ミリさんの「週末、森で」【今日のセレクト本vol.44】

お出かけしたいけど、遠出が難しいときは本の中でお出かけしちゃいましょう。森の中を一緒にテクテク散歩していると、日頃のストレス解消になります。

こちらの記事では、益田ミリさんの「週末、森で」をピックアップしました。本のあらすじ、感想や魅力、シリーズについてご紹介します。

週末、森で のあらすじ

「週末、森で」は、ある日思い立って森の近くで暮らし始めた早川さんが主人公。週末のたびに仲良しの、経理部ひとすじ14年のマユミちゃんと、旅行代理店で働くせっちゃんが遊びにきます。

よく3人は森をテクテク歩きます。鳥の声を聞いたり、カヌーで湖を散策したりと森でできることはたくさんあり、そこでの会話や出来事は、不思議と仕事のストレスも乗り越えるヒントにつながるという四コマ漫画です。

週末、森でシリーズの続編

ちなみに「週末、森で」はシリーズ化していて、続編は「きみの隣りで」です。どちらも文庫本なので持ち運びしやすく、サクッと読めちゃいます。立ち読みではなく、おうちでのんびりしながら何度も読みかえしてほしいシリーズです。

週末、森で の感想・魅力

「週末、森で」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。

①働く女性が共感しちゃう
②イライラしたときに思い出したくなる
③移住する早川さんがかっこいい

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

①働く女性が共感しちゃう

まずは働く女性が、思わず共感してしまうこと。「わかる!」なシーンがたくさん出てくるので、思わず自分に重ねてしまいます。しかも漫画なので読みやすいことも魅力でしょう。

ちなみにミリさんのエッセイを読んだ時に、「ストレスがたまった時に森に住みたくなって描いた漫画」と書いてあり、優しい気持ちになれてかなり良いのも高ポイントです。

②イライラしたときに思い出したくなる

そして2つ目は、イライラしたときに思い出したくなること。マユミちゃんがイライラしていたポイントが、私とそっくりで。たとえば決まりを守ってくれない同僚、働いてくれない同僚、いろいろ思い通りにいかない時にイライライライライライラ。苦笑

そんなときにマユミちゃんは森でのカヌーに乗っていた出来事を思い出します。

会社って大きな海ちゃないんだ

岩があったり、カーブがあったり、もっと狭くて小さい

まっすぐ進めない場所を、まっすぐ用の舟で進もうとするといつか壊れちゃうのかも

小まわりですりぬけるか〜(P.97)

この漫画を読んでみると、肩の力が抜けて気持ちを切り替えることができます。

③移住する早川さんがかっこいい

最後は、移住する早川さんがとてもかっこいいこと。森の近くに移住しても、畑もやらないし、野菜は北海道からお取り寄せをしていて染まりません。笑

お取り寄せをする足しに、着付け教室の先生も始めてみています。自分にできる力の翻訳と着付けを活かして、ゆるーく生きているのはとても素敵です。おすそ分けもいろいろもらっていて、地域に馴染んでいて見習いたいと思いました。

週末、森で のまとめ

ゆるすぎるこの世界に浸っていたら、ストレスもどうでもよくなります。一緒に森林浴をしている気分にもなれるので、旅する気分転換にもピッタリで、ストレス解消にもおすすめです。早川さんたちと森で過ごしている気分になれますように。

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ほのぼの沢村さん家の日常マンガ。沢村さん家はもう犬を飼わない【今日の本vol.18】

ごくありふれた日常こそが幸せに感じるときってありますよね。とくに益田ミリさんのほのぼのとした世界観は、天下一品。

こちらの記事では、益田ミリさんの「沢村さん家はもう犬を飼わない」を特集しました。とある沢村さん一家の日常を描いたマンガの第2弾です。本の内容やあらすじ、感想・魅力をご紹介します。

沢村さん家はもう犬を飼わないのあらすじ・内容

「沢村さん家はもう犬を飼わない」は、沢村一家を描いたマンガです。沢村家は以下の3人暮らし。

● 独身一人娘のヒトミさん(40)
● 父 四朗(70)
● 母 典江(69)

ヒトミさんは勤続18年のベテランOL。会社に通える距離だったので、家から出ずに過ごしていたら結婚するタイミングもなく40歳になりました。ぽやーんとしていて、同期3人と仲が良くて、ヒトミさんって素敵な独身女子です。

そしてお父さんはスポーツジムに通ったり、自分史を書き始める定年ライフを満喫チュウ。お母さんは高級ランチを食べに行ったり、友達の多い平和な生活。

ヒトミさんに対しての家族の扱いが面白い。お父さんは口にしないけど、特にお母さんはヒトミさんにお嫁さんに行って欲しかったみたいで、ちょこちょこそんな会話が出てきます。あとは独り身のヒトミさんの老後を紹介するような会話も。仲の良い家族なので全然嫌味なく、サラッとしていてむしろ素敵だなと思ってしまいます。

沢村さん家はもう犬を飼わないの感想・魅力

「沢村さん家はもう犬を飼わない」の感想・魅力をまとめると、以下の3つ!

①平和なヒトミさんに心洗われる
②親孝行をしなきゃと思える
③ヒトミさんを見て人生を振り返れる

それぞれについて解説します。

①平和なヒトミさんに心洗われる

まず1つ目は、平和なヒトミさんに心が洗われること。ガツガツしていなくて、ピースフルなヒトミさんを見ていると、正反対の性格の私は心が洗われました。

②親孝行をしなきゃと思える

そして2つ目は親孝行をしなきゃと思えること。実家を出てから10年近く経った私は、帰れるのは2ヶ月〜6ヶ月に1度くらい。山ほどあるあんな話やこんな話をまくし立てて喋っていたら終わってしまいます。

だからこそこんな風に、日常的に父や母と会話をすることがなんだか新鮮に映ります。仲が良くて平和な沢村さん一家ですが、ちょっとハッとする場面もありました。お父さんとお母さんが「死」を意識して過ごしている場面が多いんです。

お墓のことを考えたり、散っている花を見てこんな風に死ぬのもありかななんて考えたり。あと10年後には、うちの両親もそんなことを考えて生きているのかと思うと切なくなりました。もっと親孝行しなくっちゃという気持ちになります。

③ヒトミさんを見て人生を振り返れる

3つ目は、ヒトミさんを見て人生を振り返られること。昔は25歳を過ぎても実家に暮らしているって「ヤバい人」と思っていた私。自立したい願望が強過ぎて、甘えはいけないことと思い込んでいました。

でも、ヒトミさんを見ていると、実家暮らしだからか両親に優しくしていたり、逆に甘えていたりで、ちょっと羨ましくもありました。そんな素直な一人娘でいられたらお互い幸せなんだろうな。(私は3人兄弟で素直じゃない娘)

もっとのんびり、ゆっくりドンと構えて生きてもいいんじゃないかと思えてきます。いまはまだいいけれど、両親に何かあったり、自分が親になってから読んだら泣いちゃうかも。

沢村さん家はもう犬を飼わないのまとめ

「沢村さん家はもう犬を飼わない」はとくにハイテンションでもなく、ストーリー展開があるわけでもありませんが、その日常にこそ小さな幸せを見いだすことができます。日々の毎日に幸せを感じたくなったときに、ぜひ手にとってみてくださいね。

沢村さん家のシリーズ

沢村さん家のシリーズは、全部で4つ出ています。よかったら一緒にどうぞ。

こちらは「沢村さん家のこんな毎日」と「沢村さんち家はもう犬を飼わない」が一冊にまとめられた2017年7月6日発売の文庫版です。

 

「沢村さんの久しぶりの旅行」は、2017年6月28日発売の単行本。なんと「すーちゃんの恋」の続きがわかるとか♡


「沢村さん家のそろそろごはんですヨ」は2018年11月21日発売の単行本。シリーズの中では1番新しい一冊です。

 

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「最初の、ひとくち」益田ミリさんの食べ物エッセイ【今日のセレクト本vol.7】

最初の一口って、ドキドキするけれど意外に忘れてしまいますよね。そんな気持ちを思い出させてくれるのが、益田ミリさんのエッセイです。

こちらの記事では幻冬舎から出版されている益田ミリさんの「最初の、ひとくち」をご紹介します。エッセイの内容や、魅力・おすすめな人をまとめました。

「最初の、ひとくち」の内容

「最初のひとくち」は、ミリさんが子供のころから今までに出会った、「初めての味」について綴られたエッセイです。たとえば以下のようは最初の一口が掲載されています。

● とんがりコーン
● コーラ
● フルーチェ
● ハーゲンダッツ
● バイキングでの出来事

読んでいて、「そういえばそうだったかも♡」と懐かしく、心が温かくなるようなものがいっぱいです。ちなみに私は悲しいくらい全然覚えていないものが多く、読みながら、鮮やかに味やその当時の思い出を語るミリさんを「なんて可愛い方なんだろう」と何度も感じてしまいました。

著者の益田ミリさんとは

益田ミリさんは大阪府生まれのイラストレーターです。小説やエッセイ、漫画が人気で「すーちゃんの恋」を始めとしたすーちゃんシリーズは根強い人気。

益田ミリさんの文庫コーナーにはこれでもかというくらい楽しい本がたくさんあって、とくにアラサー女性は「わかるわかる」と共感の嵐です。私の本棚にも益田ミリさんの文庫本がこれでもかというくらい入っていて、おすすめ本が何冊もあります。

「最初の、ひとくち」の魅力

話は戻って、「最初の、ひとくち」の魅力は以下の2つ。

①子供時代の記憶が鮮やか
②ラーマ

詳しくみていきましょう。

①子供時代の記憶が鮮やか

ミリさんの子供時代の記憶はとっても鮮やか!親戚にもらったことや、食べたくて仕方なかったこと、思ったほど美味しくなかったけれど頑張って食べたことなど数々の思い出が登場してきます。

忘れていた気持ちを思い出させてくれたり、すぐに過ぎ去ってしまうような細かいところに心を止めてくれるのが、益田ミリさんの大きな魅力です。

②ラーマ

中でも「ぷっ」と笑ってしまったのが、「ラーマ」のお話。「ラーマ」は1977年に発売されたマーガリンなのですが、この時のCMの「軽い」という表現にみりさんは釘付けになってしまいます。お母さんにおねだりしても、今使っているマーガリンがなくなったらと先送りにされてしまいます。

そんな中、親戚のお家に行くとその「ラーマ」があるということを知り、ご馳走になるんです!そこからが面白かったのでここで終わりにしますが、こういう記憶はきっとみんなの中にもあるんじゃないかなと思います。

「最初の、ひとくち」がおすすめな人

「最初の、ひとくち」がおすすめなのは、以下の人。

● 食べ物が大好き
● 子どもの頃の記憶を思い出したい
● 益田ミリさんワールドが大好き
● ほんわかしたエッセイが好き

益田ミリさんのエッセイは「よっしゃ!頑張ろう!」という本ではなく、心がポッと温かくなるような雰囲気です。日常に幸せを感じたいとき、ちょっと現実逃避をしたいときにぴったりです。

これを読みながら私も「フルーチェ」のことを思い出しました。とても食べたくてスーパーに行く母に買ってきてらいました。しかし、あまり好きなれずに微妙な反応をしてしまい、子供ながらにいたたまれない気持ちになったな…という思い出。

母もあまり好きではなかったようで、それは我が家の笑い話になっています。こういうことをきっかけに出てくる思い出って大切にしたいなと思ってしまいました!ミリさんほどに「最初の、ひとくち」を覚えていないことが少し切なかったけれど、ほんわかあったかい気持ちになりました。

「最初の、ひとくち」のまとめ

 

最初の、ひとくちはミリさんの魅力が詰まったエッセイです。食べものが好きな人はきっと好きなはず。小さな思い出をミリさんと一緒に思い出してみてくださいね。

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前進する日もしない日も大人を楽しめる!益田ミリさんエッセイ【今日の本vol.31】

大人になったからこそ楽しめることってありますよね。私も高級レストランでディナーをしたり、有名ホテルで宿泊をした時に「大人になったなぁ」と感じたものです。だけどまだまだできなことも多いし、感情的になってしまうこともある。

「私だけじゃないよね?」と確かめたくなる時にはぜひ手にとってほしい益田ミリさんの「前進する日もしない日も」です。本の感想や魅力をご紹介します。

前進する日もしない日もの内容

前進する日もしない日もは、幻冬社文庫から出版されている益田ミリさんのエッセイ。益田ミリさんは「すーちゃんの恋」「僕の姉ちゃん」など漫画やエッセイで知られる作家さんです。

アラフォー女性の日常のエッセイ

こちらのエッセイは、30代後半〜40歳を迎える日々が描かれています。私は31歳なので、「これからこんな素敵な日々が待っているのか!」とウキウキしてしまう部分と、「まだまだ私と変わらないことを感じてしまうんだな」という共感が湧いてしまいます。

たとえば、私は先日良かれと思って「もっとものを捨てた方が良いよ!」とあれこれ親に言ったことがありました。でも、長いこと過ごしてきた時間や習慣が生んだ結果なのだから「あんなこと言わなきゃ良かったんじゃないかな」とあとで後悔してしまいました。

ミリさんも同じようなことを経験していたんですよね。「みんなそうなのか」と思うとホッとする部分と、「誰でもしちゃうのかな」と気恥ずかしくなる部分があります。親を大切にしたいな、という気持ちもそっと後押ししてくれます。

前進する日もしない日もの魅力・感想

魅力はこちらの3つ。

①肩の力が抜けている
②ときたま名言が入っている
③大人の遊び方が知れる

それぞれについて詳しくご紹介します。

①肩の力が抜けている

ミリさんのエッセイは、肩の力が抜けた感じが最高です。散歩していた時に感じたことや、ふとした日常に幸せを感じたり、電話の応対相手の対応に疑問を感じたり。やり過ごしてしまうようなことも丁寧に、だれかを傷づけるような言葉を使わずに綴ってくれるから安心して読むことができます。

②ときたま名言が入っている

ミリさんの日常は肩の力が抜けた様子なのですが、時々名言が入っているのでドキリとします。(時々、というのは失礼?笑)

完璧に幸福な一日が人生に何回あるのかは知らないけれど、今日はその一回に入るのかなぁ。

私はしみじみと「今日が幸福な一日だな」と感じたことはなかったかもしれません。こんな時ミリさんの立ち止まって感じる感性が素敵で、すごいなといつも感じてしまいます。

③大人の遊び方が知れる

ミリさんは仲の良いお友達とちょっとしたご褒美旅行に出かけているようなのですが、その中の1つが魅力的でした!それが、愛知の犬山市のリトルワールドで、女友達ととことん各国の衣装を着まくる「変身ツアー」というもの。

衣装を着るのが1回300〜500円かかりますが、ミリさんたちは10回くらい着替えたそうです!これは大人だからなせる技。リトルワールドは聞いたことがあったけれど、こんな使い方ができるとは!な発見でした♡

今のままでも良いと思える自分になる

ミリさんの日々を読んでいると、このままの自分でも良いんだな!という気持ちになれます。だって、感じるのは人それぞれだけど、それを楽しめば良いんだと思えるから。

それが大人の楽しみ方なんだなと思います。嫌なものは嫌、良いものは良い、そんな姿勢を学ぶことができます♡

益田ミリさんのブログ

ちなみに本のタイトルと同じ「前進する日もしない日も」という益田ミリさんのブログが、幻冬社plusで綴られています。日々のアレコレをもっと身近で感じられるかもしれません。

CHECK

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