ヨガインストラクターの確定申告の期間は?経費にできるものやペナルティも解説

ヨガインストラクターでフリーランスや個人事業主として活躍している人は、確定申告が必要です。確定申告は期間があり、提出期間を過ぎるとペナルティが発生することもあるため注意が必要です。この記事では、ヨガインストラクターに異向けて、確定申告の期間について解説します。青色申告と白色申告の違いや、経費にできるものも解説しているので、参考にしてください。

ヨガインストラクターも確定申告は必要?

ヨガインストラクターの収入は、就労形態によって確定申告が必要かが異なります。ここでは、3つのパターンについて解説します。

フリーランスの場合

フリーランスは個人事業主にあたるため、事業所得として確定申告が必要です。ヨガスタジオやスポーツジムから支払われる報酬の多くは、源泉徴収が引かれています。源泉徴収された所得税1年分と、確定した所得税の過不足を精算するための手続きとして、確定申告を行います。

会社員の場合

ヨガインストラクターが本業で、会社員として賃金を受け取っている場合は、この作業を企業がしてくれるため確定申告は不要です。年末調整だけで税申告が完了します。2か所以上の勤務先から給与収入がある場合や、企業に所属していない場合は、確定申告が必要です。

ヨガインストラクターが副業の場合

会社員として本業があり、ヨガインストラクターが副業の場合は、副業の所得によって異なります。副業の所得が年間20万円以内の場合は、雑所得になるため確定申告は必要ありません。他の副業を含めて年間20万円以上ある場合は、確定申告が必要です。

そもそも確定申告とは

そもそも確定申告がどのようなものか、基礎知識を身につけましょう。ここでは、概要と、提出時期や提出先について解説します。

概要

確定申告とは、1年の所得に対してかかる所得税額を税務署に申告し、納税することです。所得とは、売上から経費や控除額を差し引いた金額です。税金を払い過ぎた場合には還付金が受けとれ、足りない場合は追加で納税が必要です。

提出時期

ヨガインストラクターに限らず、確定申告の期間は原則毎年2月16日〜3月15日です。この期間中に、前年1月1日〜12月31日分の所得と税金を計算して申告書を提出します。この時期は税務署が混み合うため、なるべく早く手続きをするとよいでしょう。

※参考:令和5年分 確定申告特集

確定申告書の提出先

確定申告書を提出先は、確定申告を提出するときに住んでいる場所、開業届を出している人は納税地を管轄している地域の税務署です。全国どこの税務署でも提出できるわけではないため、注意しましょう。わからない場合は、国税庁のWebサイトから調べることができます。

ヨガインストラクターは青色申告・白色申告のどちらがおすすめ?

確定申告には、青色申告と白色申告の2種類があります。ここでは、それぞれの違いについて解説します。

青色申告とは

青色申告とは、青色申告の承認を得た場合に、優遇措置を受けられる申告納税制度です。その年の3月15日までに「青色申告承認申請所」と「開業届」を税務署に提出すると、青色申告で提出ができます。青色申告は提出書類が白色申告よりも多くなりますが、自宅をスタジオとして活用している場合は、家賃や水道光熱費、インターネットや携帯代などの通信費も、仕事で使う割合に応じて経費にできる点がメリットです。帳簿準備の手間がかかりますが、節税につなげたい人におすすめです。

白色申告とは

白色申告は、青色申告の承認を受けていない人が行う申告納税制度です。青色申告をしない人が白色申告に該当します。提出書類は青色申告に比べて少なくて済むため、確定申告を簡易に行いたい人、所得が少ない人に向いています。ただし、自宅スタジオとして使用している場合でも、仕事で使う割合が半分以上でないと計上できない点は注意点です。

青色申告と白色申告の違いについては、以下の記事でも詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?

ヨガインストラクターは青色申告がおすすめ

ヨガインストラクターが確定申告をするなら、青色申告がおすすめです。白色申告でも、記帳や帳簿保存の義務があるため、青色申告と白色申告にかかる手間はそこまで大きな差がありません。

事前に青色申告承認申請書を提出しよう

青色申告をするには、「青色承認申請書」を提出する必要があります。確定申告する年の3月15日までに提出が必要です。税務署に提出するか、国税庁のWebサイトからダウンロードして郵送で提出することも可能です。

ヨガインストラクターが経費にできるもの

ヨガインストラクターとして活動するために、経費にできるものは多岐にわたります。ここでは、ヨガインストラクターが経費にできるものについて解説します。

賃料・会場費

ヨガスタジオの賃料や、スタジオを借りる会場費は経費として計上できます。自宅の一部をスタジオとして使っている場合は、家賃・電気代・通信費・光熱費の一部を経費として計上できます。

交通費

ヨガレッスンを提供するために、必要な交通費も経費計上できます。電車賃、バス代、タクシー代、車移動の場合はガソリン代、駐車場代なども対象になります。ICカードをチャージした場合は、領収書をもらっておきましょう。

備品購入費

ヨガウェア、ヨガマット、ヨガブロックなど、レッスンに必要な備品購入費は経費として計上できます。そのほかレッスンで使う音楽、アロマオイルなど、レッスンに必要なものは経費の対象になります。

受講料

レベルアップや知識を学ぶためのセミナー、講座、レッスンを受ける受講料も経費形状が可能です。ヨガに関するレッスンだけでなく、集客やマーケティングセミナーなど、フリーランスとして必要な知識を得るための講座は経費の対象として認められる可能性があります。

資料購入費

ヨガに関する書籍やDVD、骨格見本など、業務に関する資料の購入費も経費の対象になります。

名刺やチラシの作成費

名刺や、レッスンやイベントを告知するチラシの作成費用は広告宣伝費として計上可能です。地元紙やSNSなどに広告を掲載した場合も経費になります。ホームページの作成費、Webサイト維持のための管理費用も経費計上できます。ホームページは自作もできますが、他社に依頼した場合は経費計上しましょう。

インターネット回線費、電話料

仕事で使うインターネット回線費、電話料も経費計上できます。プライベートで使う分、仕事で使う分の割合で経費計上しましょう。たとえば24時間のうち、12時間を仕事で使っている場合は、1/2の金額を経費計上します。

打ち合わせの飲食代

他のインストラクターやスタジオ関係者、フリーランス仲間との打ち合わせや情報交換のための飲食代は、経費として計上できます。打ち合わせなら会議費、接待であれば接待交際費となります。参加した人の名前は忘れずに記録を残しましょう。

確定申告をしなかった場合のペナルティに注意しよう

確定申告は、期間を過ぎても申告書を受けてつけてもらえますが、ペナルティとして無申告加算税と延滞税が課される可能性があるため、注意が必要です。無申告加算税とは、納付すべき税額に対して、50万円までは15%、50万円を超える部分は20%の割合を乗じて計算した金額が課されます。

延滞税とは、税金が決められた期限までに納付されない場合に、期限の翌日から納付するまでの日数に応じて延滞税が自動的に加算されるものです。さらに2年連続で確定申告の期間を過ぎると、青色申告の承認が取り消され、青色申告ができなくなってしまいます。個人事業主やフリーランスにとっては青色申告の控除額は大きいので、しっかり期間を守りましょう。

確定申告の経費管理は確定申告ソフトがおすすめ

確定申告の期間に間に合わせるなら、初心者でも知識がなくても青色申告の申請書類が作れる会計ソフトの活用がおすすめです。ヨガインストラクターは移動も多いので、スマートフォンのアプリからも簡単に入力できると便利です。おすすめの会計ソフトを2つ紹介します。

やよいの青色申告 オンライン

「やよいの青色申告 オンライン」は、初心者でも使いやすい機能で、知識がなくても青色申告ができます。銀行明細やクレジットカード、アプリで撮影したレシートや領収書のデータから入力作業を自動化し、会計業務を効率化できる点も魅力です。インボイス制度、電子帳簿保存法にも対応しているので安心して使えます。すべての機能が使えて1年間無料です。

やよいの青色申告 オンライン

会計ソフトfreee

会計ソフトfreeeは、確定申告を簡単に進められる会計ソフトです。銀行やクレジットカードから自動で明細を取得し、データ入力を効率化します。確定申告に必要な書類は、◯×で答えていくとそのまま電子申告で提出できるため、知識がなくても安心です。スマートフォンで手続きが進められるため、移動の多い人でも外出先から作業できます。

会計ソフトfreee

まとめ

フリーランスとして活動するヨガインストラクターは、確定申告が必要です。確定申告では、節税効果の高い青色申告がおすすめです。自分で帳簿をつけるのが不安という人は、確定申告ソフトの利用がおすすめです。

やよいの青色申告オンラインは、個人事業主向けの確定申告ソフトです。初めての人でも使いやすいデザインで、簿記の知識がなくても青色申告の書類作成が簡単に進められます。すべての機能が1年間無料で使えるので、お気軽にお試しください。

やよいの青色申告 オンライン

ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?

ヨガインストラクターとして仕事を始めたら、確定申告が必要です。でも「青色申告」「白色申告」など、難しくてわかりづらいですよね。こちらの記事では、ヨガインストラクターの確定申告での青色申告と白色申告の違いについて徹底解説します。それぞれどんなものか、メリット・デメリット、必要な手続きをわかりやすくまとめました。

確定申告は3種類ある

確定申告には、白色申告・青色申告(10万円控除)青色申告(65万円控除)の3種類があります。青色控除には2つあり、帳簿のつけかたによって控除の金額が変わります。「控除」は、たとえば売上から経費を引いた年間の所得が300万円だった場合を例に見てみると、所得は以下のように計算されます。

①白色申告=控除なしで300万円
②青色10万円=300万円ー10万円=290万円
③青色65万円=300万円ー65万円=235万円

上記のように控除金額を引いた金額が所得になり、そこに税金がかけられるようになります。つまり65万円控除の青色申告をした方が節税につながります。

白色申告とは

白色申告の特徴やメリットについて解説します。

白色申告とは

白色申告とは、青色申告の申請をしない人が行う確定申告です。これまでは青色申告の帳簿が面倒な人が白色申告をしていましたが、2014年分から白色申告でも「帳簿の記帳」「帳簿などの保存」が義務づけられ、青色申告とさほど手間が変わらないのが実際のところです。

ヨガインストラクターが白色申告するメリット

ヨガインストラクターが白色申告するメリットは、事前に「白色申告します」と申告する必要がない、家計簿のようにシンプルに記入するだけでよいの2点です。面倒な帳簿が苦手な人は、白色の方が便利でしょう。

ヨガインストラクターが白色申告するデメリット

一方、デメリットは同じような帳簿をしているのに控除が受けられないことがあげられます。帳簿の手間がかかるのに控除が受けられません。自宅スタジオも半分以上の割合で利用していないと経費にならないことも白色申告の特徴で、経費にするのに制限がかかるため、自宅スタジオの人は青色申告の方が控除の割合が多くなります。光熱費もレッスン時間の方がプライベートよりも長くないと認められません。

青色申告とは

青色申告の特徴と、ヨガインストラクターが申請するメリット・デメリットについて解説します。

青色申告とは

青色申告は、複式簿記で帳簿を記録して申告する方法です。不動産所得、事業所得、山林所得を有する事業者が当てはまり、毎日の取引を記録する必要があるので手間がかかりますが、最大65万円を無条件で差し引けるのがポイントです。

ヨガインストラクターが青色申告するメリット

青色申告するメリットは、決算書で65万円が控除されるのが最大のメリットです。自宅スタジオの場合、家賃や水道光熱費、ネットも経費にでき、レッスンにかかる費用を経費にできる点は、とても大きなポイントです。扶養や副業のヨガインストラクターの人もぜひチェックしておきたいところです。

ヨガインストラクターが青色申告のデメリット

一方、青色申告のデメリットは、最初に青色申告の届け出をする必要があることです。期日までに税務署に申告しなければ、青色申告の提出ができません。作業が大変なイメージが一般的ですが、初めての人は慣れるまでが大変に感じるかもしれません。「源泉徴収」「勘定科目」「雑所得」などヨガインストラクターとは無関係な単語がいっぱい出てきてしまいます!私も最初は何時間もかかって辛い作業でした。

ヨガインストラクターは白色申告・青色申告どちらがよい?

白色申告・青色申告のどちらがよいか迷ってしまう人は、青色申告がおすすめです。同じような帳簿をしながらも、65万円控除が受けられるので、翌年の税金を抑えることができます。ヨガインストラクターは体一つでできる仕事ですが、会場費、ウェア代、集客のための携帯代などさまざまな経費がかかっているので、きちんと清算できる青色申告の方がお得感があるかもしれません。そして自分自身の経営についても振り返ることができて便利です。

不安な人は税務署の無料記帳相談会がおすすめ

ちなみに私の場合は、税務署の記帳相談会に参加した際に、「1年間税理士の指導が無料で受けられる」というサービスに応募してみました。高倍率だったようですが当選し、1年間指導してもらうことができました!税務署によっては相談できる場もあるので、ぜひチェックしてみてください。そのほかフリーランス仲間は完全に自力でやっている人もいれば、青色申告会の会員になって無料相談を受けている人もいます。

ヨガインストラクターの確定申告は会計ソフトの利用がおすすめ

帳簿をつけるのに初めての人は不安に感じてしまうかもしれませんが、会計ソフトを使うとラクに進められます。ここでは、初心者でも使いやすい「弥生」と「freeee」を紹介します。

弥生

弥生はクラウド型の確定申告ができるソフトです。「白色申告」「青色申告」の両方に対応していて、たとえば初年度に白色申告をして、次年度に青色申告をしてもデータがそのまま移行されるので、前年度の参照をするのも簡単です。白色申告プランはずっと無料で使うことができ、青色申告は初年度0円、通常8,000円(税抜)/年です。

私も昨年初めて青色申告をしましたが、白色申告と変わらない要領で作ることができました。簿記がわからなくても直感的に操作でき、帳簿やレポートが自動で集計されるため毎月の振り返りにも便利です。まずはすべての機能を1年間無料で使えるので、試してみてください。

やよいの青色申告 オンライン 

freee

freeeは、クラウド会計ソフトで大手のソフトです。初めてでも簡単に確定申告でき、ユーザー企業は202年6月末時点で31万事業者を突破しています。会計知識がなくても、○×の質問に答えるだけで確定申告の書類作成が完成します。

プランは3つに分かれていて、スターター(白色・青色)は980円/月から利用可能です。移動が多いヨガインストラクターは、出先から事務作業ができるのは嬉しいポイントです。

会計ソフトfreeeの確定申告

青色申告の注意点

最後に、青色申告をするには「青色承認申請書」を最寄りの税務署に提出する必要があります。国税庁のWebサイトからダウンロードすることもでき、税務署に行かなくても郵送での提出も可能です。ここで注意点は、期限があることです。

● 確定申告する年の3月15日まで
● 開業する場合は開業日から2ヶ月以内

のいずれかに提出しないと、その年は白色申告になってしまうので注意しましょう。ヨガインストラクターとして開業届を出したタイミングで、青色申告の申請もしておくのがおすすめです。なお、一度青色承認申請書を提出すれば、翌年からは申請なしで提出することができます。

まとめ

青色申告と白色申告は、控除の金額が大きく異なります。帳簿はどちらも面倒なことに変わりがないので(笑)、できれば最初から青色申告に慣れてしまいましょう。自信がない人は白色申告から初めて、青色申告にステップアップする方法もあります。

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ヨガインストラクターの確定申告については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターの確定申告で経費になるものは?経費入力ソフトも紹介

※参考:ヨガインストラクターの確定申告のやり方。手順と方法を解説

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ヨガインストラクターの確定申告のやり方|青色申告・白色申告の選び方や手順を解説

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確定申告とは

確定申告とは、所得に対してかかる税金を計算して書類を提出する手続きです。所得とは、レッスン料やイベントのフィーとして受け取る給料・収入です。1年間で得た書をくと計算し、自ら税金を計算し、申告・納税する一連の手続きが確定申告です。確定申告は2,000万円を超えるサラリーマンの人、フリーランスや個人事業主で活躍する人がしなけらばなりません。ヨガインストラクターはフリーランスで働く人が多いため、多くの人が確定申告が必要です。

確定申告は毎年2月16日〜3月15日に行われます。(コロナ禍で4月まで延長された年もあるため、変更がある場合もあります)たとえば2022年2月に提出する確定申告は、2021年1月〜12月に得た所得についての申告を行います。

ヨガインストラクターの確定申告のやり方

ヨガインストラクターも確定申告の対象になります。ヨガインストラクターの確定申告のやり方をざっくりまとめると、以下のとおりです。

1.確定申告が必要かを確認する
2.青色申告か白色申告を選ぶ
3.青色申告の場合は開業届と青色承認申請書を提出
4.経費をまとめる
5.提出期間に税務署に提出する

まずは、①で確定申告が必要かを確認する必要があります。申告方法を選び、青色申告の場合は忘れずに書類提出しないと青色申告で提出することができなくなるため、要注意です。経費をまとめたら、税務署に提出するという流れになります。

1.確定申告が必要かを確認する

ヨガインストラクターの確定申告のやり方を説明する前に、確定申告が必要かを確認しましょう。ヨガインストラクターとして働く人のタイプは、主に以下の3つに分かれます。

A.ヨガインストラクターが本業の人
B.ヨガインストラクターを副業にしている人
C.扶養に入っている人

それぞれについて説明します。

A.ヨガインストラクターが本業の人

ヨガインストラクターが本業の人は、年間所得38万円以下・以上であるかを確認します。38万円を超えると確定申告する必要がありますが、38万円以下の場合は、確定申告が必要ありません。

B.ヨガインストラクターを副業している人

続いて、ヨガインストラクターを副業していてほかの本業がある人の場合は、年間所得が20万円が境目です。20万円を超えると確定申告の必要がありますが、20万円以下であれば確定申告する必要がありません。

C.扶養に入っている人

最後に、ヨガインストラクターで扶養に入っている人の場合は、年間所得が38万円が基準です。38万円以下であれば確定申告する必要がありません。38万円までであれば扶養に入って確定申告する必要がないので、1番処理が楽チンな働き方になります。

つまりまとめると、以下のようになります。

本業の人 年間所得38万円以下は確定申告不要
副業の人 年間所得20万円以下は確定申告不要

2.青色申告か白色申告を選ぶ

次に、青色申告か白色申告かを選びましょう。青色申告と白色申告の違いは、税金控除です。青色申告をした方が控除の額が大きいので、翌年かかる税金の値段が安くなってお得です。私は白色申告・青色申告の提出書類を両方作ったことがありますが、どちらも手間はそこまで変わらなかったため(ソフトが自動計算してくれるので楽)、青色申告をおすすめします。青色申告と白色申告の違いは下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?

3.青色申告の場合は開業届と青色承認申請書を提出

青色申告の場合は、開業届と青色承認申請書を税務署に提出しなければいけません。これがないと、その年の青色申告ができなくなってしまうので注意が必要です。期限もあるので注意しましょう。

● 確定申告する年の3月15日まで
● 開業する場合は開業日から2ヶ月以内

開業届はヨガインストラクターやスタジオの業種や屋号が決められます。(もちろん本名で登録してもOK)

4.経費をまとめる

青色・白色が決まったら、経費をまとめましょう。「初めて申告をするけど知識がなくて不安」という人は、会計ソフトを使うと便利です。インフォメーションも揃っているので、源泉徴収の入力方法や勘定科目や雑所得など大抵の迷うポイントは解決できます。

おすすめの会計ソフト

おすすめの会計ソフトは、 「弥生の青色申告オンライン 」です。使い始めて2年たちますが、とても便利です。白色申告時代からのデータもそのまま引き継げましたし、初心者でも使いやすい仕様になっています。わからないことはすぐに検索できるよう、HPも充実しているので青色申告が詳しくない人でも迷わず書類をまとめられるでしょう。1年間無料でお試しできます。

>弥生の青色申告オンライン

5.提出期間に税務署に提出する

最後に提出書類が完成したら、税務署に提出しましょう。提出期間は2月中旬から3月中旬のほぼ1ヶ月です。税務署や税理士さんはこの期間忙しくなるので、何か相談したいことがある人は、早めに行くことをおすすめします。

まとめ

ヨガインストラクターの確定申告のやり方は、業種は特殊ですがほかの職種と変わりません。まずは確定申告が必要かどうかを確認して、自分にぴったりな申告方法を選びましょう。

確定申告の書類を作る際は、会計ソフトを使うと便利です。「弥生の青色申告オンライン」は移動やレッスンで忙しいヨガインストラクターでも、税務の詳しい知識がなくても簡単入力で申告書の作成ができます。1年間無料で試せるので、まずは無料から始めてみましょう。

>弥生の青色申告オンライン

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ヨガインストラクターの確定申告で経費になるものは?経費入力ソフトも紹介

ヨガインストラクターが初めての確定申告で迷うのが、経費の仕分けです。勘定科目やどこまでが経費になるのかのポイントを押さえておきましょう。こちらの記事では、ヨガインストラクターの確定申告の経費について詳しい情報をまとめました。確定申告の基礎知識、ヨガインストラクターの経費になるものを、現役ヨガインストラクターの経験談を交えてご紹介します。

フリーランスのヨガインストラクターは確定申告が必要

まず確認しておきたいのが、フリーランスのヨガインストラクターをしている人は、確定申告が必要なこと。会社員としてヨガインストラクターをしている場合は、会社が作業をしてくれるので確定申告する必要がありません。

確定申告すると源泉徴収の差額が返ってくる

フリーランスは個人事業主に当たるため、ヨガスタジオやスポーツジムからの報酬から引かれた源泉徴収の過不足を清算する必要があります。確定した所得税と、引かれた源泉徴収の差額が戻ってくるので、確定申告すると源泉徴収の割合の半分が戻ってくるイメージです。

確定申告は事業所得38万円以上が目安

確定申告が必要になるのは、事業所得38万円以上が目安になります。1年間の収入から、ヨガウェア代や交通費などの経費を引いた金額が事業所得です。扶養に入っていたり、副業インストラクターは確定申告に迷ってしまうかもしれませんが、この金額を目安に考えましょう。本業のヨガインストラクターはほとんど確定申告をする必要があります。

ヨガインストラクターの経費

ここからは、ヨガインストラクターの経費になるものを見ていきましょう。ヨガインストラクターの経費は、売り上げのために使った費用のことで、「レッスンに必要なもの」「技術向上」「広告宣伝」に大きくまとめることができます。

ヨガレッスンに必要なもの

ヨガインストラクターの経費に該当するものは、幅広くあります。「レッスンのために必要なもの」と考えるとわかりやすいでしょう。一覧にまとめました。

● 会場費
● 会場やスタジオまでの交通費・ガソリン代
● ヨガウェア代
● 文具などの消耗品費
● ヨガの書籍代
● マットやヨガブロックなどの備品
● レッスンで使う音楽・CD代
● スタジオとやり取りする携帯代(プライベートと按分)
● 自宅教室の場合家賃・光熱費(家計と按分)

など、レッスンに関わるものなら経費に入れましょう。

ヨガレッスンの技術向上に必要なもの

ほかにも、ヨガレッスンの技術向上に必要なものも含まれます。

● ヨガレッスン参加料
● ワークショップ参加費
● インストラクター仲間との情報交換や打ち合わせ

宣伝広告に必要なもの

宣伝広告に必要なものも含まれます。

● プロフィール撮影台
● 名刺撮影代
● 衣装代・ネイル代・美容室代・ヘア代
● ブログのドメイン費用やサーバーレンタル代
● 広告宣伝費

ただしネイル代、ヘアサロン代は弁護士さんによってはNGとなる場合があります。解釈はそれぞれですが、税務署から質問された際に「自分が広告塔だからです」と説明できれば問題ないといわれました。ヨガインストラクターや司会業、モデル、芸能関係の「イメージが重要な仕事」ということが認められるようです。脱毛が経費になるか迷う人もいるようですが、同じような価値観でご自身で判断してくださいね。

ほかにもヨガインストラクターが経費にできるもの

レッスンなどに必要なわかりやすいもの以外にも、経費にできるものがあるのでまとめました。

開業1年前の経費

開業届けを出す1年前の費用も、個人事業主の場合は経費として落とすことができます。たとえばティーチャートレーニングで50万円前後の費用がかかりますが、開業1年以内であれば経費に入れることができます。青色申告は3年は赤字を繰越すことができるので、たとえば初年度に50万円の所得があったとしても、

50万円ーTTの50万円=所得0円

として税金なしで過ごすことができるのがメリットです。初年度が10万円の赤字であれば、

初年度ー10万円ーTTの50万円=赤字60万円
→2年目:黒字30万円ー初年度赤字60万円=ー30万円
→3年目:黒字100万円ー2年目赤字30万円=70万円

というように繰越すことができるんです。これが青色申告のメリットといえます。

領収書がない経費は出金伝票に

領収書が経費の証拠となりますが、「交通費」「生徒さんへの差し入れの自動販売機の飲み物代」「割り勘したプレゼント代・飲食代」などは領収書が手元にありません。そんなときは出金伝票に日付や金額を記載することで、領収書の代わりになります。出金伝票は、文具店や書店、100円ショップで購入可能です。

取引先や生徒さんへの事業費

取引先のスタジオや親しい生徒さんで、「誕生日」「結婚式」「新築祝い」などのご祝儀やプレゼント、お香典も実は経費に認められることがあります。領収書は発行されないので、金額と日付を出金伝票に記載しておきましょう。

ヨガインストラクターの確定申告で経費入力はソフトがおすすめ

ヨガインストラクターの確定申告で経費を入力するなら、ソフトがおすすめです。もちろん手書きで提出することもできますが、素人が断念しやすいのが手計算。そんな煩わしさから解放してくれるソフトを3つご紹介します。

弥生

弥生は「白色申告」「青色申告」がオンラインで簡単に確定申告資料が作れるソフトです。簿記の知識が不要で、自動で記帳作業を効率化してくれるので、税務の知識がないヨガインストラクターでも安心して使えます。実際私も使っていますが、本当に使いやすいです。

プラン 料金
白色申告 ずっと無料
青色申告 初年度0円
通常8,000円(税抜)/年

公式サイト

freee

freee(会計フリー)は、なんとクラウド会計ソフトシェアNo.1の人気ソフトです。わかりやすい入力画面で、初めての人でも迷わず使えるのが魅力。白色申告・青色申告両方に対応していて、口座のデータ連携で入力作業が最小限になったり、スマホから経理作業ができるようにアプリも用意されています。確定申告書類は質問に答えるだけで完了し、提出までサポートしてくれるのが嬉しいポイント。プランは3種類です。

プラン 料金
スターター(白色・青色) 980円/月
スタンダード 1,980円/月
プレミアム 3,316円/月

公式サイト

マネーフォワード

Money Forward(マネーフォワード)は、確定申告に必要な作業時間を大幅に削減した会計ソフトです。銀行やクレジットカード、電子マネーなどと連携できるので、手入力の手間を大幅削減できます。またクラウドなので、パソコンやスマホからも対応可能で便利。安心なサポートや、完全無料のアップデートなど、使いやすい機能が搭載されているので初めての人や、パソコンが苦手な人でも安心して使えます。

プラン 料金
パーソナルミニ 800円/月
パーソナル 980円/月
パーソナルプラス 2,980円/月

公式サイト

ヨガインストラクターの確定申告での経費のまとめ

ヨガインストラクターの確定申告では、経費をしっかり分けて記載することが大切です。意外にたくさんのものが経費に入るので、領収書を忘れずにとっておきましょう。効率的に確定申告書類が作成できますように。

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※参考:ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?

※参考:ヨガインストラクターの確定申告のやり方。手順と方法を解説

※参考:ヨガインストラクターの開業届の提出方法。メリット・デメリットは?

ヨガインストラクターの開業届の提出方法。メリット・デメリットは?

ヨガインストラクターになって「開業届」を出そうか迷ってしまう人も多いです。結論から言ってしまうと、提出することをおすすめします。この記事では開業届について知りたい人に向けて、ヨガインストラクターの開業届について詳しく解説します。開業届とは、提出方法、開業届のメリット・デメリットを解説するので、参考にしてください。

開業届とは?

開業届とは、税務署に個人事業主として開業することを知らせる届出のことです。正式には「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」といいます。開業届を提出することで、税務署に開業と納税の開始を報告することになります。提出時期は以下のとおりです。

● 事業の開始などの事実があった日から1月以内に提出

しかし、1ヶ月以上が過ぎてしまったからといって罰則やお咎めがあるわけではありません。過ぎてしまった場合は、提出した日から個人事業主とした名乗ることができます。

国税庁|個人事業の開業届出・廃業届出等手続

ヨガインストラクターは開業届を出す必要がある?

フリーランスのヨガインストラクターとして活動する人は、開業届を出したほうがおすすめです。自宅教室を開催している、レッスンが週1〜2回のプチ起業なのでと出さないままヨガインストラクターをしている人がいるのも事実です。私も開業届のことはよく調べておらず、「私みたいな収入の人が個人事業主だなんておこがましい!」と思って1年ほど出していませんでした。開業届を提出していないと青色申告もすることができないので、税務上の控除も受けられません。

ヨガインストラクターが開業届を提出するメリット・デメリット

ここでは、開業届を提出するメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

メリットは、開業届を出して青色申告をすると、所得税の控除が大きいこと。私たち個人事業主は、所得税、消費税、住民税、個人事業税の4つの税金を納めることになりますが、このうち大きいのが所得税です。所得税は基礎控除38万円があるので、所得が38万円以下なら差額0円で税金がかかりません。これに青色申告をした人は、プラスで65万円の控除が適用されるので、「38万円+65万円=103万円」が課税されなくなります。

ちょっと難しい話かもしれませんが、翌年かかる税金を少しでも安くできることがメリットです。またうっかり103万円を超えてしまうと脱税になるため、しっかり開業届で手続きした方が安心ですね。

デメリット

一方デメリットは、上記の控除額が受けられなくなってしまうこと。たとえば所得100万円があったとしても、開業届を出していなければ「100万円ー38万円=62万円」に税金がかかります。開業届と青色申告を提出していれば「100万円ー103万円=0円」となるので、税金がかからなくなります!

開業届を提出する方法

ここからは、開業届を提出する方法について見ていきましょう。書類の入力方法と提出方法をまとめました。

開業届の書類に入力する

開業届は、最寄りの税務署でもらう方法と、国税庁の公式サイトからダウンロードする方法があります。基本的には書類に沿って書けば完成です。私が迷ってしまったポイントのみ、ここでピックアップします。

開業日

開業届には「開業日」を書く欄があります。日付は自分の好きな日付を書くことができるので、ヨガインストラクターとして初めてレッスンした日でもいいですし、お誕生日など好きな日付に決めることができます。

屋号(やごう)

開業届には「屋号(やごう)」を書くことができます。スタジオをオープンする人はスタジオ名、個人で「〇〇のmisatoです」と名乗りたい人は所属名を作ることが可能です。ちなみに私は白紙で提出し、個人名で活動することにしました。

そのほかわからないところは空白で持っていけば、税務署の職員さんが教えてくれるので手伝ってもらうのもよいでしょう。その際印鑑を忘れずに持っていきましょう。

税務署に提出する

提出先は、納税地となる所轄の税務署です。税務署の所在地は、国税庁の公式サイトから探すこともできます。

※参考:国税庁|税務署の所在地などを知りたい方

開業届を出したら同時に「所得税の青色申告申請書」を提出しよう

開業届の提出と同時に「所得税の青色申告申請書」を提出することをおすすめします。ここでは「所得税の青色申告申請書」について解説します。

所得税の青色申告申請書とは?

「所得税の青色申告申請書」は、青色申告をするために必要な書類です。この書類を提出していないと、その年の青色申告ができなくなってしまうため注意が必要です。期限は青色申告をしようとする年の3月15日まで、または1月16日以降に開業届を提出した人は、事業開始の日から2ヶ月以内が期限です。つまり同時に提出した方が二度手間では無くなります。

※参考:国税庁|所得税の青色申告承認申請手続

開業届を提出すると無料の記帳指導が受けられる

開業届を提出し、無事に青色申告申請書を提出できたあかつきには、無料の記帳指導が受けられます!ここでは無料の記帳指導について紹介します。

本やネットで学ぶには限界がある

初めて青色申告をするには、知識がなさすぎると本やネットで学ぶ人も多いでしょう。しかし学ぶのには限界があります。「この場合はどうしたらいいの?」「ヨガウェアや美容代ってどこに含まれるの?」と迷ってしまうことも多いんです。

無料の記帳指導を活用しよう

そんなときありがたいのが、税務署で行われている無料の記帳指導です。説明会が開催されていて、税務署の職員さんや税理士会の方に直接悩みを聞くことができます。私は抽選に当選して、年6回の個人指導をしてもらえることになり、とても勉強になりました。税理士さんを雇う余裕はないけれど、しっかり学びたい人は、開業届を出した初年度こそ、行政サービスを大活用してしっかりポイントを押さえておきましょう。

フリーのヨガインンストラクターにおすすめの会計ソフト

個人事業主やフリーランスのヨガインストラクターは、会計ソフトを使って青色申告の提出書類をまとめるのがおすすめです。

導入はなるべく早めに

日々経費やレシートが増えていくと思うので、導入はなるべく早めにしましょう。溜まってしまうと処理が大変なので、少しずつ手をつけることがおすすめです。

おすすめの会計ソフト

ヨガインストラクターにおすすめの会計ソフトは「弥生」です。スマホアプリからも入力ができて移動の多いヨガインストラクターに最適です。インフォメーションが整えられているので、つまずいてもサクッと調べることができます。

プランによっては電話、メール、チャットサポートが利用できて、業務相談までできちゃいます。全く知識がない状態の私が問題なく白色申告も青色申告も提出することができました。初年度は0円で試すことができるので、まずはお試しして決めたいという人にもぴったりでしょう。

>弥生|青色申告オンライン

まとめ

ヨガインストラクターは、税金控除が受けられるように開業届を提出しましょう。開業届の提出と同時に、青色申告申請書も提出しておくと安心です。

青色申告書類を作る際は、確定申告ソフトの導入がおすすめです。「弥生」は入力方法が簡単で、MacでもWindowsにも対応、インストール不要ですぐに始められることが無料です。税制・法令改正にも対応しているの2人に1人が使っているクラウド確定申告ソフトです。まずは無料でお試しから始めてみてください。

>弥生|青色申告オンライン

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