愛とためらいの哲学の感想と要約のまとめ|幸せな恋愛とは?【今日の本vol.69】

恋愛ってよくわからなくなることがありますよね。幸せになりたい、愛されたいという人は哲学にヒントを求めることもひとつの手です。

この記事では、岸見一郎さんの「愛とためらいの哲学」について詳しくまとめました。あらすじや要約、感想や魅力をご紹介します。

愛とためらいの哲学のあらすじ・要約

「愛とためらいの哲学」は、幸せな愛とはどのようにできるのかを解説してくれます。「嫌われる勇気」の著者、岸見一郎さんによる恋愛論です。アドラー、三木清、フロム、プラトンなどの哲学者の言葉とともに、幸福になるための「愛する技術」がまとめられています。

ちなみにターゲットの読者は以下のとおり。

本書では、恋愛でこうした苦しい思いをしたことがある人、再び同じような苦しみを味わうことを怖れるあまりに、恋愛を遠ざけてしまっているような人、そして、まさに今、恋愛や結婚しているパートナーとの関係で苦しんでいるような人を読者として想定しています。(P.10)

私の周りでいろんな恋愛トラブルが勃発していて、ドンピシャでした。

目次

目次は以下のとおりです。

● はじめに
● 第1章 なぜあなたの「恋愛」は幸せをもたらさないのか
● 第2章 結婚と子育ての困難について
● 第3章 人を愛するとはどういうことなのか
● 第4章 幸福になるための「愛する技術」
● おわりに

「愛されること」ではなく、「いかに愛するか」を学ぶことが大切だということに、一冊を通じて気づかせてくれます。

愛とためらいの哲学の感想・魅力

「愛とためらいの哲学」の感想や魅力をまとめると、以下の3つです。

①周りの女子にドンピシャに当てはまる
②二股を掛ける女の心理がわかる
③甘える旦那の心理を見抜けるようになる

どれも私の周りのケースにドンピシャに当てはまり、それについての言及がされていました。どれも深い。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①周りの女子にドンピシャに当てはまる

たとえば私の友人は、周りが「やめなよ」というほど気性の荒い男と付き合っていました。それでも恋をしてしまうA子・・・「困難な恋に走る人」について岸見さんはこう話します。

相手が既婚者であったりするような場合、そのような人を選べば、たとえ関係がうまくいかなくなっても、それを相手のせいにすることができることを知っているからです。(P.62)

A子にとっては、「うまくいかなくても相手のせいにできる」という心理が働いているようなのです!ずっと心配していたわたしも驚きだし、きっと本人も知らないだろう心理。この後どうしたら良いのかという解決方法は載っていないので気になります。

②二股を掛ける女の心理がわかる

B子は同棲している彼氏がいたのに、社内で浮気をし始めました。それも、わかりやすく態度に出てしまうので、すぐに同棲している彼氏にバレてしまいました。社内の浮気相手は、B子のことが大好きで、どんどんと二人の世界に侵食していきます。

B子の誕生日には、彼氏とB子でお祝いするはずだったお店まで駆けつけて、「B子のことは渡さない」とまでいう始末。それに対してB子は「2人とも大事でどうしたら良いかわからない」と言っています。

もうこれを聞いた私は、あんぐり。この状況を楽しんでいるとしか思えませんでした。このような場合も、岸見さんはこう語ります。

二人を同時に愛した人は、二人のうちのどちらを選ぶか迷い悩むでしょう。
そのように悩むことには目的があります。
悩んでいる限り、二人のうちのどちらかに決めなくてもすむからです。
(中略)悩むことは、選ばないためであり、選ぶことを先延ばしにする理由として必要なのです。

と!つまり、B子は選ばないために、うだうだ言っているというのです。

選択の責任を取らなくてもいい人を選んでいるといえます。(P.64)

まぁ、ひどい。「どうしたら良いかわからない」と言っておきながら、無意識のうちで、選ばないことを決めていたんですね。話を聞いていた時間を返してもらいたくなってしまいます。

③甘える旦那の心理を見抜けるようになる

続いて紹介するC子は、とても面倒見の良い女の子です。よく気がきくので、女性として尊敬していますが、旦那の甘えっぷりに疲れきっています。仕事への送り迎え、お昼ご飯を車で届けて、そのままお昼寝させてあげることまでしているんです。ちょっとやりすぎ!!

その答えが「パートナーはあなたの親ではない」に紹介されていました。

甘やかされて育った人は、甘やかされることを期待するので、相手が自分に「甘やかし」を「与えて」くれることを期待します。
そしてその「甘やかし」が与えられないと、自分は相手に理解してもらえないと考えるようになるのです。(P.98)

すえ恐ろしい!時には攻撃的になる人もいるそうです。「やってもらって当たり前と思ってるんだよ」とC子はいつも嘆いていますが、まさにその通りだったんですね。彼がこのことを気づかないと根本的な解決は見込めなさそうです。

まとめ

読んでいて、うまくいかない恋愛論は奥が深すぎました!感情がすり替えられていたり、育った環境に影響される場合など、みるべきポイントは多くて、その時々に落ち着いて考察して判断しないと、素人のわたしにはまだまだ難しかったです。

哲学者もこんなに愛を語っていたとは驚きの一冊でした。

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アランの幸福論エッセンシャル版。おすすめの名言を解説【今日のセレクト本vol.83】

毎日忙しく、がんばっているとストレスが溜まってしまいますよね。人生の指針になるような名言を読んで、元気になるのがおすすめです。そんなときにおすすめなのが、アラン著・斎藤慎子訳の「アランの幸福論」です。本の内容の要約や感想、おすすめの名言を引用して解説します。

アランの幸福論 エッセンシャル版の内容の要約

「アラン幸福論 エッセンシャル版」は、19〜20世紀にフランスで活躍した哲学者、アランの11万部のベストセラー「アランの幸福論」を再構成した文庫本です。英語の原典は93編ありますが、この中から心の響く名言をピックアップして、7章に分けて再構成されています。章の構成は以下のとおり。

● 不安と感情について
● 自分自身について
● 人生について
● 行動について
● 人とのかかわりについて
● 仕事について
● 幸せについて

名言170こが紹介されていて、半ページ〜見開き1ページ程度でおさめられているので、スルスル読むことができますよ。2015年11月19日に発売され、期間限定として花柄の特装版はかわいくてプレゼントにもおすすめです。

アランの幸福論 エッセンシャル版の感想・魅力

アランの幸福論 エッセンシャル版を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の2つ。

①優しい言葉に心が動く
②幸せのパートがおすすめ

それぞれについて、詳しく解説します。

①優しい言葉に心が動く

1つ目は、優しい言葉に心が動くこと。「アランの幸福論」は、読んでいるうちにだんだん元気になってきます。なぜなら気持ちの整理をつけられるように、繰り返し優しい言葉がくり返されているから。

誰にでもお説教されるのは苦手だと思いますが、優しく悟られたら、すんなり言葉も入ってきますよね。まるでアランの言葉を聞いてその通りに行動していたら、幸せになれる気がしてしまいます。

②幸せのパートがおすすめ

中でも魅力だったのは、幸せのパート。のちほど名言を紹介しますが、とても素敵な言葉が多くて、小さなことでイライラしていることがバカらしくなりました。元気が無くなったときに読みたい本です。

アランの幸福論のおすすめの名言を解説

ここからは、アランの幸福論のおすすめの名言をご紹介します。

141. まずは自分がほほえむ

148. 友情に幸せを感じる

150. 上機嫌の種をまく

156. すべてを良いほうに見てあげる

自分が何かをしてもらうのではなく、まずは自分からという姿勢が大切です。今あることを幸せに感じて、何事も良い方向に見ることが、幸せになれるポイント。とくに

「上機嫌でありますように。」これこそお互いに交わすべき新年のことばである。

なんてことも紹介されているのを読んだら、なんでも自分次第で、気分をよくしてあげられる意識を持たないと!と元気が出ました。

アランの幸福論んおおすすめの楽しい読み方

アランの幸福論は、いつもの読み方以外にもおすすめの読み方があります。

順番に読んでももちろんOK

もちろん、前から順番に読んでもOKです。読みやすいように構成されているので、まず最初に読むときは順番に読んだ方がわかりやすいかもしれません。

クジを引くようにパラパラめくる

そしてわたしのおすすめは、パラパラめくりながら読むこと!クジを引くように、今日パッと開いたページを読むだけで、引き込まれてしまうのではないかと思います。

実は途中まで読んでいて、いったん寝かせておきました。しかし「もう1回読もう!」と開いたら、なんとその時のシチュエーションにぴったりだったのです!パラパラめくるだけで、今日の自分に響く言葉が見つかるかも♡

アランの幸福論 エッセンシャル版のまとめ

アランの幸福論を読むなら、下記のことが当てはまる人におすすめです。

・悩みごとがある
・誰かに元気づけてもらいたい
・もっと毎日を楽しく過ごしたい
・気持ちの整理をしたい

ブルーにバラの装丁もかわいらしいので、プレゼントにもおすすめです。

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本の中でリフレッシュ!益田ミリさんの「週末、森で」【今日のセレクト本vol.44】

お出かけしたいけど、遠出が難しいときは本の中でお出かけしちゃいましょう。森の中を一緒にテクテク散歩していると、日頃のストレス解消になります。

こちらの記事では、益田ミリさんの「週末、森で」をピックアップしました。本のあらすじ、感想や魅力、シリーズについてご紹介します。

週末、森で のあらすじ

「週末、森で」は、ある日思い立って森の近くで暮らし始めた早川さんが主人公。週末のたびに仲良しの、経理部ひとすじ14年のマユミちゃんと、旅行代理店で働くせっちゃんが遊びにきます。

よく3人は森をテクテク歩きます。鳥の声を聞いたり、カヌーで湖を散策したりと森でできることはたくさんあり、そこでの会話や出来事は、不思議と仕事のストレスも乗り越えるヒントにつながるという四コマ漫画です。

週末、森でシリーズの続編

ちなみに「週末、森で」はシリーズ化していて、続編は「きみの隣りで」です。どちらも文庫本なので持ち運びしやすく、サクッと読めちゃいます。立ち読みではなく、おうちでのんびりしながら何度も読みかえしてほしいシリーズです。

週末、森で の感想・魅力

「週末、森で」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。

①働く女性が共感しちゃう
②イライラしたときに思い出したくなる
③移住する早川さんがかっこいい

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

①働く女性が共感しちゃう

まずは働く女性が、思わず共感してしまうこと。「わかる!」なシーンがたくさん出てくるので、思わず自分に重ねてしまいます。しかも漫画なので読みやすいことも魅力でしょう。

ちなみにミリさんのエッセイを読んだ時に、「ストレスがたまった時に森に住みたくなって描いた漫画」と書いてあり、優しい気持ちになれてかなり良いのも高ポイントです。

②イライラしたときに思い出したくなる

そして2つ目は、イライラしたときに思い出したくなること。マユミちゃんがイライラしていたポイントが、私とそっくりで。たとえば決まりを守ってくれない同僚、働いてくれない同僚、いろいろ思い通りにいかない時にイライライライライライラ。苦笑

そんなときにマユミちゃんは森でのカヌーに乗っていた出来事を思い出します。

会社って大きな海ちゃないんだ

岩があったり、カーブがあったり、もっと狭くて小さい

まっすぐ進めない場所を、まっすぐ用の舟で進もうとするといつか壊れちゃうのかも

小まわりですりぬけるか〜(P.97)

この漫画を読んでみると、肩の力が抜けて気持ちを切り替えることができます。

③移住する早川さんがかっこいい

最後は、移住する早川さんがとてもかっこいいこと。森の近くに移住しても、畑もやらないし、野菜は北海道からお取り寄せをしていて染まりません。笑

お取り寄せをする足しに、着付け教室の先生も始めてみています。自分にできる力の翻訳と着付けを活かして、ゆるーく生きているのはとても素敵です。おすそ分けもいろいろもらっていて、地域に馴染んでいて見習いたいと思いました。

週末、森で のまとめ

ゆるすぎるこの世界に浸っていたら、ストレスもどうでもよくなります。一緒に森林浴をしている気分にもなれるので、旅する気分転換にもピッタリで、ストレス解消にもおすすめです。早川さんたちと森で過ごしている気分になれますように。

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女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK【今日の本vol.61】

大人になったからといって、お金や食事、家事、マナーの知識があるわけではないですよね。そこで知っておきたいのが暮らしの基本の話。こちらの記事では、InRed特別編集の「女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK」を特集しました。本の内容、本の感想・魅力をまとめました。

女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK の内容

 

「女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK」は、今さら聞けない、大人の基本の、お金、食事、家事、マナーについてまとめられた、InRed特別特集です。「衣食住」について知識やテクニック、ルールなどが紹介されているので、これから一人暮らしをする女性におすすめ。

貯金や保険について、掃除のコツや社会人に必要なマナーまで、生活面からビジネスの基本までが網羅されているので、基本的なことを知るにはこの一冊を読めばわかってしまいます。イラストも可愛いから、さらさらーと読めるのも魅力です。

女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK の感想・魅力

「女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。

①思わずメモしたくなる!
②暮らしのヒントが盛りだくさん

本の中で気になった基本を引用しながら、詳しく見ていきましょう。

①思わずメモしたくなる!

まずは思わずメモしたくなることがたくさんあること。たとえば

22歳から90代までに約2億2800万円が必要(P.13)

人は一生に暮らすのに必要な総額が、なんと2億2,800万円!マイカー、マイホーム、出産などなどこれからかかるお金を知っておくと、無駄遣いも減るかもしれませんね。貯金もしなくちゃと思い始めます。ちなみに出産費用は約55万円とのこと!ちなみに、

お葬式にかかる費用は約200万円(P.24)

とのこと。家族に迷惑をかけないためにも、このくらいの余裕のある貯蓄は必要ということですね。

②暮らしのヒントが盛りだくさん

さらに魅力の2つ目は、暮らしのヒントが盛りだくさんなこと。

今食べているものが、10年後のあなたになる(p.68)

これはよく言われていますが、自分で選んだものが、自分の体を作っています。少しくらい高くても、体に良いものを選んで食べたいと思わせてくれます。

便秘と下痢のときには納豆を食べる(P.78)

納豆に含まれる善玉菌が腸内環境をよくして、免疫力を高めてくれます。腸内から綺麗にしていくことで、健康な体も作れるし、風邪やアレルギーに負けない体になっていきます!納豆だけでなく、ヨーグルトや味噌汁、お漬物でもOK。

生理中はチョコとコーヒーはがまんする(P.84)

チョコとコーヒーには「血管や子宮を収縮させる成分や体を冷やす成分」が含まれているそうです。私は生理中に無性にコーヒーが飲みたくなるのですが、鉄分を体に吸収するのを阻害すると聞いてから飲むのを我慢するようになりました。生理中だけでなく、PMS(月経前症候群)がひどい人は、カカオ製品を避けておくのがベターです。

新商品発売1ヶ月前は家電の買い替えどき(P.152)

新商品が発売される1ヶ月前は、古くなってしまう型がお買い徳になるそう!家電を買い替えたいなと思っている人は、時期を狙っていきましょう!

女の子が20歳を過ぎたら知っておきたい「お金」と「暮らし」の基本BOOK のまとめ

20歳から10年以上すぎてしまうと、マナーは流石に知っていることが多かったけれど、やっぱりお金は弱かったです。知らなくても生きていけるけど、知っているとよりお得に生きていけるんだろうなーと思いました!少しだけ抜粋した情報をご紹介しましたが、みなさんはいかがでしたか。暮らしのヒントを知ることで、より楽しく、充実した毎日を過ごせますように。

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季節に合わせたしなやかな暮らし。心と体を整える本【今日のセレクト本vol.87】

なんとなく不調を感じてしまうときは、心と体を整えることが必要かもしれません。こちらの記事では、セルフケアができる永吉真夕さんの『しなやかな暮らし』をご紹介します。

本の内容やおすすめポイントなどをまとめました。ヨガのポーズも紹介されているので、ヨガを普段からしている人にもおすすめです。

しなやかな暮らしの内容・あらすじ

「しなやかな暮らし」は、四季に合わせて心と体を整える方法がまとめられています。不調を感じた大人な女性が、心と体のケアをしたいときにおすすめです。

医者にも薬にも頼らず、四季に合わせたセルフケアをすることができます。本の目次は以下のとおり。

1. 四季と女性の関わり
2. 心身を整える生活
3. 心身を整える仕事
4. 心身を整える運動
5. 四季に応じた食事
6. 四季に応じたヨガ
7. 女性の心と体が整うこと

女性の体、陰陽五行説、食事、ヨガなどの知恵がまとめられているので、生活全般を整えて楽に暮らしたい人にもぴったりです。

しなやかな暮らしの感想・魅力

しなやかな暮らしを読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。

①思わずメモしたくなることがたくさん
②すぐできるケア方法が紹介されてる
③ヨガレッスンの参考になる

それぞれについてみていきましょう。

①思わずメモしたくなることがたくさん

思わずメモしたくなることがたくさんあり、たとえば

女性は7歳刻みの周期

7歳刻みの周期が転機になるので、7歳、14歳、21歳、28歳、35歳、42歳、49歳、56歳、63歳が節目の年になるようです。細胞も生まれ変わると考えると、また新しい人生が始まるようでリフレッシュできますね。そしてもう1つ。

一日一日が一生を作る

よく言われることですが、1日1日を大切に、丁寧に生きたくなります。

女性の体には神社がある

女性の体には神社があって、鳥居は女性が足を広げて立つ姿、参道は赤ちゃんが通る産道、そして神社(お宮)は子宮です。神社はいつもきれいに保たれているからこそ、よい気が流れている=つまり自分自身も清潔に保ったら、自分の中の神さまも喜んでくれるはず。

女性は月を意識し、仲良くすることで、もっとご機嫌に健康的に過ごすことができる

満月は緩む力が最大になるので、子宮が開きやすくなり、出産が多いと言われています。同じように骨盤が緩むのを楽に手助けしてくれるので、生理もこの時期にあるとラク。逆に新月の時期は子宮が閉じやすくなるので、排卵があると良いのだそう。

どちらも自然の摂理に逆らったサイクルだと、体にも負担がかかってしまいます。こればかりは自分で調節できないですが、生理痛がきつい人(私を含め)、月のサイクルを意識して過ごしてみるのもいいですね!

②すぐできるケア方法が紹介されてる

そしてすぐにできるケア方法が盛りだくさんなことも、魅力のひとつです。たとえば「病は気から」「言霊」など知っている言葉も、改めて説明されると、ハッと気づかされることばかりです。

③ヨガレッスンの参考になる

ヨガレッスンを作るときって、できれば来てくださる生徒さんに「気持ちよくなってもらいたい」「楽しく過ごしてほしい!」と思うので、季節のことが気になります。

そんなときに四季の体や心の調子、そしておすすめのポーズが紹介されているのでとっても参考になるのが魅力なのです。たとえば・・・

12月は本格的な冬がスタートし、忙しくて気持ちが落ち込み気味になる時期。

などと知ることができるので、「よし、元気にスッキリ過ごしてもらうようなレッスンにしよう♡」となります!ヨガレッスンでどんなレッスンをしようか迷ってしまっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

しなやかな暮らしのまとめ

「しなやかな暮らし」を読むと、今の健康がとても大切で、もっと続くためにケアしていきたいなという気持ちになります。すぐに全てを実行するのは難しくても、ちょっとずつ取り入れて、「未病」を実践していきたいもの。

ヨガのポーズも参考になるので、ぜひ手に取ってみてくださいね!心と体がイキイキするような毎日が過ごせますように。

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ヨガジャーナル連載!ケン・ハラクマ先生のココロyoga【今日のセレクト本vol.13】

悩みにぶつかってしまって、生きるヒントが欲しくなるときがありますよね。そんなときはゆるくハッピーに生きられる、ヨガ哲学や考え方にヒントをもらいましょう。

こちらの記事では、ヨガジャーナルでもおなじみのケン・ハラクマ先生の「ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物」を特集しました。本の内容や、感想・魅力をご紹介します。

ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物 の内容

「ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物」は、あらゆる悩みを一発解消してくれる、ケン先生のハッピー語録がまとめられています。ヨガ専門誌の「ヨガジャーナル日本版」の2013年9月までの27回分の連載が収録された本です。

著者 ケン・ハラクマ先生とは?

ケン・ハラクマ先生といえば日本のヨガ第一人者として知られ、インターナショナル・ヨガ・センター(IYC)を設立した方。全国や海外でのリトリートやレッスンを行なっています。

ヨガの専門雑誌「ヨガジャーナル日本版」の当時の編集長がケン先生のレッスンを受けていたことがきっかけで、この連載がスタートしたそうです。ご縁ってすごいですね。

ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物 の感想・魅力

「ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つです。

①ヨガをしている人も、していない人もぴったりな言葉がたくさん
②女性の身体と向き合うヒントをくれる
③肩の力が抜ける

それぞれについて、解説します。

①ヨガをしている人も、していない人もぴったりな言葉がたくさん

1つ目は、ヨガをしている人もしていない人にも、ぴったりな言葉がたくさん溢れていること。「ヨガをしている人だけが楽しめる本なの?」と思ってしまうタイトルですが、ヨガをしていない方でも、年齢や性別を問わずに、生活や生き方のヒントとなる考え方が詰まっています!

実際に私は「男性なのに女性の体のことがなんでわかるんだろう?揺らぎやすい女性の気持ちはこうやって付き合えばいいんだ!」とスッと言葉が入ってきました。男性に女性のことを教えられてしまったことにも、図星だったことにもとても驚きました。

今何かにつまずいていたり、もっと前に進みたい気持ちがある人にヒントが見つかるはずです。

②女性の身体と向き合うヒントをくれる

2つ目は、女性の身体と向き合うヒントをくれること。

体の変化を受け止めて女性を楽しもう(P.128)

大事な決断を前に悩んでいるあなた。生理前と後では違う答えになるかもしれません。どちらかに答えを絞ろうとする考え方がストレスのもと。

生理前と後で、答えが変わっていることをご存知でしたか?女性を31年続けている私は、もう何回生理を繰り返したかわからないのに、そんなことも知りませんでした!

男性といえども、女性の体を勉強しているからなのか、男性だからこそ女性を客観視できているからか、もうとにかくケン先生のこの見解とこの後続くアドバイスにうなずかずにはいられませんでした。

③肩の力が抜ける

3つ目は、肩の力が抜けること。

道は選ばずとも自然と開けることもある(P.140)

もうこれは全部引用して全て書き記したいくらいような言葉たちでした。今の状況が辛かったり、打破したかったり、特に変化はなくてもモンモンとしていたり、どんな状態の方にもきっと響く言葉があると思います。

一見、眩しく思える相手でもオールハッピーな人など存在しません。輝いて見える人も掘り下げて行くと何かしら悩みを抱えているものですよ。

みんな何かしら抱えて生きているということを思うと、不思議と肩の荷が軽くなりそうです。

ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物 のまとめ

『ココロyoga』をご紹介しました。どんな悩みにもスッと心に止まる言葉が詰まった一冊です。ちょっと壁にぶつかってしまったとき、何か人生のヒントが欲しいときには、手にとってみてくださいね。ヨガの考え方が生きるヒントをくれます。

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本好き女子のお悩みを本で解決!イベントで生まれた相談室【今日のセレクト本vol.38】

本好き女子にとって、悩みを本で解決できることは嬉しいことのひとつ。そこでこちらの記事では、陀楼綾繁(なんだろう あやしげ)さんの「本好き女子のお悩み相談室」をご紹介します。

本の内容や感想・魅力をまとめました。一箱古本市のイベントで著者が出会った本好き女子のお悩みやインタビューがまとめられています。

本好き女子のお悩み相談室 の内容

「本好き女子のお悩み相談室」は、一箱古本市というイベントで出会った全国各地の本好き女子の悩みに対し、3冊の推薦本で快方に導くお悩み解決本です。たとえばお悩みは以下のとおり。

● つい人の顔色をうかがってしまう
● 色気のある女性になりたい
● 両親とうまくいっていない
● 父に似てきた自分が不安
● 就活でスーツを着たくない

など自分にぴったりなお悩みにも出会うはず。年齢も住んでいる場所も、境遇もバラバラな女性たちの本が好きになったきっかけや、大好きな本、親子関係などたくさんの人生模様を見ることができます。

一箱古本市とは?

一箱古本市とは、全国で行われているブックイベントです。ダンボール箱に自分の選んだ本を詰め込んで、売ることができる誰もが本屋さんごっこができることが人気を集めています。

2005年の春に東京の谷中・根津・千駄木でスタートし、翌年からは各地に広がり、全国100カ所以上で開催しているイベントです。

著者の南陀楼綾繁(なんだろう あやしげ)さん

著者の南陀楼綾繁(なんだろう あやしげ)さんは、一箱古本市「不忍ブックストリート一箱古本市」の代表。あやしげさんが出店者の中で素晴らしいと思ったのは、男性よりも女性たちだったそうです。

この2年で全国の本好き女子たち35組39人、10代〜40代の女子たちに話を聞いたインタビューをしたのをまとめたのがこちらの本です。そのお礼にと、彼女たちの悩みに対して、3冊の本を処方されています。

本好き女子のお悩み相談室 の感想・魅力

本好き女子のお悩み相談室の感想・魅力をまとめると以下の2つ。

①南陀楼綾繁さんの処方の絶妙!
②他人に影響を受けすぎる処方がありがたい

それぞれについて見ていきましょう。

①南陀楼綾繁さんの処方の絶妙!

1つ目は、南陀楼綾繁さんの処方の絶妙なこと。悩みに対して紹介される本が絶妙なところをついてきて、私ならhow to本を勧めそうなところを、小説や昔の本が豊富に出てきます。

チョイスが男性的だなとも思いました!何よりすごいのが、中身をたったいま読み終わったかのようにわかりやすく、悩みに沿って説明していること。わたしの記憶力ではまだまだかなわないので、すごいなぁと感心させられてしまいました!

②他人に影響を受けすぎる処方がありがたい

そして2つ目は、他人に影響を受けすぎる処方がありがたいこと。私がドンピシャだった悩みは、以下のもの。

自分に自信が持てなくて、他人に影響を受けすぎるんです

このお悩みを聞いて「あ、わたしって自信がないんだ!」ということに気づかせてもらいました(笑)そこで処方されていたのはこちらの3冊。

● 柚木麻子『ナイルパーチの女子会』
● 本谷有希子『ぬるい毒』
● 西加奈子『ふくわらい』

どれも読んだことがないので、楽しみです。「自意識」を扱った3冊ということなので、じっくりと読んでみたいと思います。自分にぴったりなお悩みとその処方があると、とても楽しいです。

ただの本好きから、レベルアップした本好きになる

南陀楼綾繁さんのチョイスした本を見ていると、まだまだ世の中にたくさんある本を読みきれていない!ということがよくわかりました。ただの本好きから、レベルアップした本好きになれる気がする一冊です。

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心理カウンセラー心屋さんのいいかげんに、生きる方法!【今日のセレクト本vol.39】

頑張りすぎて疲れてしまった人や、周りに影響されてしまいやすい人は、すぐにお休みしましょう!そんなときにおすすめなのが、肩の力を抜く本です。

こちらの記事では、心屋仁之助さんの「いいかげんに、生きる」を特集しました。フォトメッセージ本の内容や感想・魅力をご紹介します。

いいかげんに、生きる の内容

いいかげんに生きるは、人気カウンセラーの心屋仁之助さんのフォトメッセージ本です。いいかげんに生きるとは、雑に生きるという意味ではなく、ちょうどいい加減に生きようという前向きなメッセージなっています。

適度に適当に生きる、わがままや常識はずれでも、自分が楽しく幸せに生きていける方法が紹介されている本です。真面目だからこそ、いい加減な人になりたいと思っている人にぴったり。

著者の心屋仁之助さんとは

著者の心屋仁之助さんは、心理カウンセラーでテレビや講演会でも大活躍されています。見たことがあるという人も多いのでは?

ざっくばらんで親しみやすいキャラクターのイメージですが、実はカウンセラーになる前は会社の管理職をされていたそうです。当時は「〜しなくては」「〜すべき」でガチガチに固められていました。

その生活に違和感を感じて脱サラし、心理カウンセラーを始めました。今は「いいかげん」な人のイメージが強いので、ガチガチな人だったとは意外に感じますよね。

いいかげんに、生きる の感想・魅力

「いいかげんに、生きる」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の4つです。

①大事にされない人間の正体がわかる
②楽しい予定で埋める方法
③自分をもっと知る方法がわかる
④いいかげんに生きていく方法がわかる

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

①大事にされない人間の正体がわかる

1つ目は、大事にされない人間の正体がわかること。実は過去に、人から大事にされないことで悩んだことがありました。好きだった人からないがしろにされ、まさに都合のいい女状態。

相手の都合の良いときにしか連絡が来ないし、話もなんだか聞いてくれない雰囲気…「もっと大事にして」と言いたいけれど、言ってしまうと、

わたしを大事にしてくれていない=わたしには価値がない

ということを自分で表明しているようで、どうしても言うことが出来ませんでした。そんな問題もズバリ、心屋先生は「勘違い」だと言っています。まさに私が考えていた思考回路がバレバレでした!

「私が大事にされない」を言えないことは=どこかできっと私が悪いと思っている

ということ。これこそ、勘違い!勘違いだということはまだすんなり受け入れられていないけれど、そんなに気にしなくて良いということですね。

「私は大事にされない人間」って思うのはしんどいね

思わず「ウンウン」と相談したくなってしまいます。辛い恋をしているアラサー女子は、ぜひ手にとって慰めてもらいましょう。笑

②楽しい予定で埋める方法

2つ目は、楽しい予定で埋める方法が紹介されていること。まず最初にちょっとトライしたいと思ったものは、以下のことです。

「なんとなく」という理由で誘いを断って見る(P.120)

なんと、心屋先生は「気分が乗らないからやめとく」と断るそうです!心屋先生も最初は遠慮していたそうですが、あるときから嘘をつくのをやめてこう断るようにしたんですって。ステップバイステップで楽しい毎日が作れそうです。

③自分をもっと知る方法がわかる

そして3つ目は、自分をもっと知る方法がわかること。

人から、なぜか褒められることを大事にする(P.164)

たとえば私にとっては「本を読むこと」で、周りから最近「たくさん読んでてすごいよね」「Instagramみて、買ってみたよ」「面白そうに紹介しててすごい」とやたらと褒めてもらえます(ありがとう!)

好きな本を読んで、中身を忘れないように表紙とセットにあげていただけなのですが、こんなに大きな反響があるとは自分でもびっくりしています。だからこそ、この「褒められることを大事にする」は、大事にしていこうと思いました!

④いいかげんに生きていく方法がわかる

最後はいい加減でいい、いい加減な人生をいいかげんに生きる方法がわかることです。まだ完璧に「いいかげんに、生きる」という領域まではたどり着いていないけれど、本に書いてあった半分くらいは出来ていたかなと思いました。

とっても進歩した自分にびっくり!息苦しかった人生をどうにかしなくちゃと思って、こういう類の本を読み漁って、考え方の矯正をしてきました。それがようやく身に付いてきて、ストレスも少なく生きていけるようになってきました。

うまくいかないときは、何度もこの本を読み返して

最後にこの言葉があるのですが、本当に何度も読み返したくなります。

いいかげんに、生きる のまとめ

結局、迷惑をかけても、嫌われても、自分が楽しければそれでいいじゃーん!という気持ちになってきました。窮屈に生きていたって、損するのは自分。誰も気にしていないかもしれないのなら、一歩飛び出してみる勇気もあっていいかもしれません。

だけど心屋先生が言っているのは考え方の部分だから、頭の中を変えたところでその小さい変化は最初は誰も気づかないかも。そんな小さな変化を重ねて、大きくいいかげんに生きるにシフトチェンジしていきましょう!

 

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ミニマリスト・おふみさんの服を減らせば、おしゃれになる【今日のセレクト本vol.29】

グチャグチャのクローゼットに悩んでいる人は、断捨離がおすすめです。ミニマルに、シンプルに暮らしたら心もスッキリしちゃいます。そこでこちらの記事では、ミニマリストおふみさんの「服を減らせば、おしゃれになる」を紹介します。ネタバレしない本の内容、本のレビューをまとめました。

服を減らせば、おしゃれになるの内容

「服を減らせば、おしゃれになる」は、ブログ月間120万PVのおふみさんの、ファッションをセンスアップする方法術がまとめられています。イラストが書き下ろされていて、服やバッグ、靴、小物がわかりやすく紹介されています。

著者おふみさんとは?

おふみさんの「ミニマリスト日和」は、人気ブログでいろいろな生活術が紹介されています。以前、「ミニマリストの部屋づくり」という本を読んだことがあって、その断捨離する潔さに惚れてしまいました!ベッドをなくして寝袋で寝ていたり、お鍋もコンロで同時に料理する分だけあれば十分など。自分の居心地の良い空間を作るには、こうしないといけないと思っている「思い込み」の枠をちょっとずつずらせばいいことを教えてくれます。

しかもその当時のおふみさんは27歳。かっこいい生き方を見つけられている年下の方から勉強させられることがたくさん!そんなおふみさんのクローゼット・ファッションがとても気になっていた一冊です。

ミニマリスト日和

服を減らせば、おしゃれになるのレビュー・魅力

「服を減らせば、おしゃれになる」は勉強になること、ハッとさせられることがたくさんの本でした。私が心にメモしたポイントは、以下の3つです。

①私服を制服化する
②何か古いな、と思ったら手放す
③バッグと靴は3つずつあればいい

それぞれについて、見ていきましょう。

①私服を制服化する

1つ目は、私服を制服化すること。おふみさんは高校が私服で、「毎日違うコーディネートをしなければ!」という呪いにかかっていたそうです。私も高校が私服だったので、毎日違うコーデは当たり前で、むしろそうしなければ恥ずかしいという思いが強かったです。

でもおふみさんは会社員なので、私服を着るのは2日。3パターンで回せるように、考え方を変えたそうです。おしゃれな人の服の数は少ないといいますが、これにはたまげました!

②何か古いな、と思ったら手放す

2つ目は、何か古いと感じたら思い切って手放すこと。ニットは3年も経てばかたちが古く感じるそう。確かに、高級だからまだ着崩れないなと思っていたそこそこ高かったニットも、今年着ていたら違和感がとってもありました。

「最近の服と形が違うんだよな〜」とモヤモヤしながら着ていたら、これも手放すタイミングなのかもしれません。高級なくたっとしたニットと、ユニクロの新しいニットだったら、おふみさんはユニクロをとるそうです。

③バッグと靴は3つずつあればいい

これが1番衝撃でしたが、バッグと靴は3つあれば十分ということ。色々な本に、バッグと靴について書いてありますが私はまだこの領域まで達していません。だってバッグは行く場所によって変えたいし、靴も好きだからたくさん持っていたい。

おふみさんの潔く減らした例はとっても参考になります。

ノームコア×エフォートレス・シック「上品×ゆるっと」な装いをしたい

というのも憧れます。おふみさん直筆のイラストがたくさん載っているので、コーディネートのイメージが広がりました。私の体型には合わなさそうなコーデは「私だったら」と妄想しながら読んでいました。

服を減らせば、おしゃれになるのまとめ

こちらの本を読みながらクローゼットの中を見直すと、服を選ぶときも時間がかからなくなり、何よりとても気持ちが良いです。いつも自分の大好きな服だけを着るので毎日ウキウキしてきそうです。思いっきり断捨離したい人、ミニマリストになりたい人におすすめ。気分良く毎日を過ごす方法を手に入れましょう。

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ミニマリストを目指す人におすすめ本ランキング10。持たない生活を手に入れよう

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ほのぼの沢村さん家の日常マンガ。沢村さん家はもう犬を飼わない【今日の本vol.18】

ごくありふれた日常こそが幸せに感じるときってありますよね。とくに益田ミリさんのほのぼのとした世界観は、天下一品。

こちらの記事では、益田ミリさんの「沢村さん家はもう犬を飼わない」を特集しました。とある沢村さん一家の日常を描いたマンガの第2弾です。本の内容やあらすじ、感想・魅力をご紹介します。

沢村さん家はもう犬を飼わないのあらすじ・内容

「沢村さん家はもう犬を飼わない」は、沢村一家を描いたマンガです。沢村家は以下の3人暮らし。

● 独身一人娘のヒトミさん(40)
● 父 四朗(70)
● 母 典江(69)

ヒトミさんは勤続18年のベテランOL。会社に通える距離だったので、家から出ずに過ごしていたら結婚するタイミングもなく40歳になりました。ぽやーんとしていて、同期3人と仲が良くて、ヒトミさんって素敵な独身女子です。

そしてお父さんはスポーツジムに通ったり、自分史を書き始める定年ライフを満喫チュウ。お母さんは高級ランチを食べに行ったり、友達の多い平和な生活。

ヒトミさんに対しての家族の扱いが面白い。お父さんは口にしないけど、特にお母さんはヒトミさんにお嫁さんに行って欲しかったみたいで、ちょこちょこそんな会話が出てきます。あとは独り身のヒトミさんの老後を紹介するような会話も。仲の良い家族なので全然嫌味なく、サラッとしていてむしろ素敵だなと思ってしまいます。

沢村さん家はもう犬を飼わないの感想・魅力

「沢村さん家はもう犬を飼わない」の感想・魅力をまとめると、以下の3つ!

①平和なヒトミさんに心洗われる
②親孝行をしなきゃと思える
③ヒトミさんを見て人生を振り返れる

それぞれについて解説します。

①平和なヒトミさんに心洗われる

まず1つ目は、平和なヒトミさんに心が洗われること。ガツガツしていなくて、ピースフルなヒトミさんを見ていると、正反対の性格の私は心が洗われました。

②親孝行をしなきゃと思える

そして2つ目は親孝行をしなきゃと思えること。実家を出てから10年近く経った私は、帰れるのは2ヶ月〜6ヶ月に1度くらい。山ほどあるあんな話やこんな話をまくし立てて喋っていたら終わってしまいます。

だからこそこんな風に、日常的に父や母と会話をすることがなんだか新鮮に映ります。仲が良くて平和な沢村さん一家ですが、ちょっとハッとする場面もありました。お父さんとお母さんが「死」を意識して過ごしている場面が多いんです。

お墓のことを考えたり、散っている花を見てこんな風に死ぬのもありかななんて考えたり。あと10年後には、うちの両親もそんなことを考えて生きているのかと思うと切なくなりました。もっと親孝行しなくっちゃという気持ちになります。

③ヒトミさんを見て人生を振り返れる

3つ目は、ヒトミさんを見て人生を振り返られること。昔は25歳を過ぎても実家に暮らしているって「ヤバい人」と思っていた私。自立したい願望が強過ぎて、甘えはいけないことと思い込んでいました。

でも、ヒトミさんを見ていると、実家暮らしだからか両親に優しくしていたり、逆に甘えていたりで、ちょっと羨ましくもありました。そんな素直な一人娘でいられたらお互い幸せなんだろうな。(私は3人兄弟で素直じゃない娘)

もっとのんびり、ゆっくりドンと構えて生きてもいいんじゃないかと思えてきます。いまはまだいいけれど、両親に何かあったり、自分が親になってから読んだら泣いちゃうかも。

沢村さん家はもう犬を飼わないのまとめ

「沢村さん家はもう犬を飼わない」はとくにハイテンションでもなく、ストーリー展開があるわけでもありませんが、その日常にこそ小さな幸せを見いだすことができます。日々の毎日に幸せを感じたくなったときに、ぜひ手にとってみてくださいね。

沢村さん家のシリーズ

沢村さん家のシリーズは、全部で4つ出ています。よかったら一緒にどうぞ。

こちらは「沢村さん家のこんな毎日」と「沢村さんち家はもう犬を飼わない」が一冊にまとめられた2017年7月6日発売の文庫版です。

 

「沢村さんの久しぶりの旅行」は、2017年6月28日発売の単行本。なんと「すーちゃんの恋」の続きがわかるとか♡


「沢村さん家のそろそろごはんですヨ」は2018年11月21日発売の単行本。シリーズの中では1番新しい一冊です。

 

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