アロマで食欲不振を改善。おすすめの精油8選と使い方

「食べる気が起きない」「食事の匂いを嗅ぐだけでげんなり…」という日もありますよね。胃もたれ、二日酔いやストレスからくる胃腸のトラブルなど食欲不振の原因は様々です。原因の解明と食生活の改善も大切ですが、植物由来のアロマの力で症状を和らげることもできますよ。そこで今回は、食欲不振に役立つアロマ(精油)について紹介します。アロマオイルの使い方も紹介するので、参考にしてください。

食欲不振に役立つアロマオイルとは?

アロマオイルとは植物の花や果実、茎などから抽出されたオイルです。それぞれ効果や効能が異なり、食欲不振に役立つアロマオイルもあります。食欲不振に役立つアロマオイルは以下の9つです。

食欲不振に役立つのは、爽やかな甘い香りの「柑橘系」のアロマや、刺激的な香りで体を刺激してくれる「スパイス系」のアロマ(精油)が中心です。以下ではそれぞれのアロマオイルについて解説します。

1.オレンジ・スイート

柑橘の甘酸っぱくてジューシーな香りに包まれるオレンジ・スイート。胃腸の調子を整え、食欲増進に役立ちます。万人に好まれる香りなので、初心者の方の最初の1本にもおすすめ。子供にも使うことができます。ストレスで沈んだ気持ちを和らげてくれるので、イライラしているときや寝付けない夜にもオススメです。

2.グレープフルーツ

フレッシュで爽快な香りのグレープフルーツ。爽やかな香りは沈んだ気持ちをリフレッシュさせ、元気にしてくれます。二日酔いや消化不良の症状を改善します。リンパの流れをよくしたり、利尿作用もあります。不特定多数が集まる病院の待合室やオフィスでも使われるほど、人気の香りです。

3.ベルガモット

ベルガモットは甘くフルーティーな香りが特徴。食欲不振の改善をするほか、自然から得られる「抗うつ剤」と呼ばれるほど、イライラした気持ちやストレスから心を解放して、前向きな気持ちにさせてくれます。リラックスしたいときにもおすすめです。他の香りとの相性も比較的良いので、柑橘系が好きな方にはおすすめの精油です。

4.マンダリン

マンダリンは日本では「ポンカン」でおなじみ。甘くてフルーティーな香りが特徴です。消化を促進する作用が働き、食欲不振を改善します。気分をリフレッシュさせて前向きな気持ちにしてくれます。眠れない夜にもおすすめ。作用も穏やかで子供も大好きな香りなので、子供や妊婦にも利用できる優しい作用の精油としても知られています。

5.レモン

料理やドリンクでおなじみのレモン。爽やかでフレッシュな香りはアロマも同様です。消化不良や便秘の症状を改善します。頭の中がぐちゃぐちゃしているときに、スッキリさせる効果もあります。抗菌効果が高いので、掃除にも活躍します。特に、アルコールや精製水とブレンドしたアロマスプレーは、キッチン周りの掃除に大活躍するのでおすすめです♩他の精油との相性が良く、ブレンドしやすいことも特徴。

以上が柑橘系のアロマオイルです。柑橘系のアロマオイルについては、以下の記事でも解説しています。参考にしてください。

柑橘系の精油とは?明るい気分になるおすすめのアロマオイル9選

6.ジンジャー

ジンジャーはピリッと鋭い香りで、日本では「生姜」として親しまれる食べ物です。消化器系の強壮作用があるので、二日酔いや乗り物酔いで気持ちが悪いときにも効果的です。効能は食べ物と同じで、食欲増進だけでなく、体を温め、喉の痛みの緩和などにも作用します。疲れた心を元気にしたいときや、体が不調なときに頼りにしたいアロマです。

7.ブラックペッパー

ブラックペッパーも料理でおなじみのスパイス。シャープでスパイシーな香りです。消化器系の不調を改善し、食欲増進してくれます。血行を促進して代謝アップにもつながり、冷え性改善にも役立ちます。そのほか、無関心や無感動になった心を強くして、ぽっと温めてくれる効果もあります。

8.フェンネル

フェンネルは、「ハーブ系」のアロマですが、こちらも食欲不振に役立ちます。香りは甘さの中にスパイシーがあり、日本では漢方薬の「茴香(ういきょう)」と呼ばれていました。消化活動を活発化して、おなかの張りや便秘を改善して腹痛を和らげてくれます。体の毒素を排出し、満腹感が得られるので、ダイエットに使われることもあります。

食欲不振に役立つアロマの使い方

先ほどご紹介していた8つのアロマオイルを使って、食欲不振で調子が悪いなときに、取り入れたいアロマの使い方やレシピを紹介します。

香りの力で食欲不振を改善する「芳香浴」

芳香浴とは、水に精油を垂らすだけで部屋いっぱいに香りを焚くことができる、とても簡単なアロマテラピーの一つです。オイルウォーマーやディフューザーを使って、良い香りをたっぷりと嗅いで癒されましょう。詳しい使い方や使用量については付属の説明書に従ってください。以下がおすすめのレシピです。

美味しそうな香りで食欲増進
・オレンジスイート(3滴)
・シナモン(1滴)

アロマオイルを数的垂らしてスイッチをオンにするだけなので、簡単に使えます。

 

インテリアに映えるおしゃれなデザインも多いので、機能や掃除のしやすさなどで比較検討してみてください。もっと手軽に芳香浴をするなら、お湯を張ったマグカップにアロマオイルを垂らす即席芳香浴もおすすめです。

優しくケアする「アロママッサージ」

作り方はビーカーにキャリアオイルと精油を混ぜたら出来上がり。入浴後に体が温まった状態でマッサージをすると、より血行が良くなりむくみ改善や冷え性改善に働きます。胃のあたりからおなか全体を優しく時計回りにマッサージしましょう。リラックス効果も高まり、一石二鳥です。

二日酔いや胃もたれのときに
・キャリアオイル(20ml)
・オレンジ・スイート(6滴)
・レモングラス(2滴)

くるくるマッサージすると、身体の内側がケアされるだけでなく、香りで心もリフレッシュできます。

まとめ

食欲不振の改善に役立つ、アロマ(精油)とレシピについてご紹介しましたが、いかがでしたか?食欲不振になってしまったら、柑橘系やスパイス系のアロマを嗅いでみましょう。美味しそうな香りや刺激的な香りに体が反応して、体調も改善してくれるでしょう。体調や香りの好みに合わせて、食欲不振の改善にお役立てください。

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心や体を活性化する「スパイス系」のおすすめの精油6選

やる気を出したい時、パワーをもらいたい時に使いたいアロマを探している人はいませんか?

そんな時にぴったりなのが「スパイス系」のアロマです。料理の香辛料としてもおなじみのものが原料として使われています。

香りの特徴や、心や体への効能も紹介していくので、お好みのものを探してみてくださいね。



スパイス系のアロマとは?

今回ご紹介するスパイス系のアロマは、料理の香辛料として使われているスパイスが原料。

スパイシーな香りが心や体を刺激して活性化してくれる精油群です。

  • やる気を出したい
  • パワーを上げたい
  • 冷え性に悩んでいる

という人にぴったりなアロマ。血行促進してくれるので、ポカポカしてきます。

それでは早速ご紹介していきます。

1. カルダモン

カルダモンはスパイシーな香りの中に爽やかさがあるアロマ。

インドでは「スパイスの女王」と呼ばれています。アーユルヴェーダでは3000年以上も薬として使われてきました。

モチベーションを高めたいときにオススメのアロマです。

効果・効能
  • ストレスや不安解消
  • 集中力UP
  • 消化不良の改善
  • 食欲増進
  • デオドラント効果

2. クローブ

クローブはスパイシーな強めな香り。

昔から東洋でも西洋でも医療用に使われてきたほど、消化促進、抗菌、抗ウイルス、鎮痛、虫除けの効能があります。

ただし、強力な精油なので使用は注意して使いましょう。

効果・効能
  • 高揚感を高める
  • 頭痛や歯痛、肩こりなど痛みの緩和
  • 風邪や感染症予防
  • しもやけの手当て
  • ニキビや吹き出物のケアに

3. コリアンダー

コリアンダーはスパイシーで甘くてセクシーな香り。

実は、パクチーの葉や種子を乾燥させてパウダー状にしたものなんです。

料理の香辛料として人気で「幸福をもたらすスパイス」とも言われていますが、化粧水などにも使われています。

効果・効能
  • 気分を高める作用
  • 集中力や記憶力を高めたいときに
  • 消化器系の不調改善
  • 血行促進
  • 抗菌作用、デオドラント効果

4. シナモンリーフ

シナモンはニッキの香りのアロマ。お菓子やスパイスでおなじみの香りよりも、精油はよりスパイシーです。

旧約聖書にも登場するほど世界中で古くから親しまれてきました。

殺菌作用が強いので、ルームフレグランスやクローゼットに防虫・防カビとして使うのもオススメです。

効果・効能
  • 落ち込んだ心にパワーが欲しいときに
  • 頭痛や腹痛などの痛みの緩和
  • 血行促進
  • 冷え性改善
  • 風邪や感染症予防

5. ジンジャー

ジンジャーはピリッと鋭い香りで、日本では「生姜」として親しまれる植物です。

効能は食べ物と同じで、体を温め、喉の痛みの緩和や食欲増進に役立ちます。

疲れた心を元気にしたいときや、体が不調なときに頼りにしたいアロマです。

効果・効能
  • エネルギーを高める
  • 集中力や記憶力を高める
  • 消化器系強壮作用
  • 二日酔い、乗り物酔いの改善
  • 冷え性改善

6. ブラックペッパー

ブラックペッパーも料理でおなじみのスパイス。シャープでスパイシーな香りです。

ブラックペッパーは中世ヨーロッパや、インドや中国では4000年以上前から重宝されてきました。

冷え性を改善するほか、無関心や無感動になった心を強くして温めてくれる効果もあります。

効果・効能
  • 冷めた心を温めたいときに
  • 血行促進
  • 代謝アップ
  • 食欲増進
  • 消化器系の不調改善

おすすめのスパイス系のアロマオイルの使い方

わたしのおすすめは、シナモンを使ったルームフレグランスです。

防虫・防カビにも効果的なので、シュッシュっとしておくだけで気分も安心できます。

梅雨時期のこもった空気を変えてくれるのも気に入っています。

最後に

「スパイス系」のアロマをご紹介しましたがいかがでしたか?

心や体を活性化たいときや、血行促進をして冷え性を改善したいときに「スパイス系」の香りを嗅いでみましょう。スパイシーな香りたちが刺激をしてくれます。

今の気分や体の状態に合わせて、お好みの香りを生活に取り入れてみてくださいね。

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