幸せになるための服部みれいさんの102の知恵!なにかいいこと【今日の本vol.8】

「毎日をもっと楽しく彩りたいな」「モンモンするな〜」というときには、新しい知恵や習慣を取り入れるとワクワクします。

そこでこちらの記事では、服部みれいさんの本「なにかいいこと」をピックアップしました。気になるところだけ読んでもいいのも魅力です。本の内容や感想、魅力をご紹介します。

なにかいいことの内容

「なにかいいこと」は、私が変わる・強くなるための102の知恵がまとめられた一冊です。気分が沈んでしまったり、今を変えたいのにどうしたらいいかわからないときに使える、ちょっとした習慣やポイントを教えてくれます。

著者の服部みれいさんとは

著者の服部みれいさんは、文筆家・詩人・編集者です。東京で育児雑誌の編集をへて、1998年に独立。2008年からは雑誌murmur magazine(マーマーマガジン)の編集長をしながら、「マーマーなブックス アンド ソックス」というWebショップも主宰しています。

2015年には家族や編集スタッフと一緒に、東京から岐阜県美濃市に移住している行動力のあるお方です。

マーマーなブックスアンドソックス

なにかいいことの感想・魅力

なにかいいこと」を読んで感じた魅力は、以下の3つ。

①すぐに取り入れたくなる習慣がたくさん
②何度読んでも面白い
③3年以上続けている習慣のおかげで毎日楽しい

それぞれについて、詳しくて見ていきましょう。

魅力①すぐに取り入れたくなる習慣がたくさん

1つ目の魅力は、すぐに取り入れたくなる習慣がたくさん紹介されていることです。合わせて名言もあるので、ついつい心に書き留めたくなります。好きな言葉を5つご紹介したいと思います。

休日の前日こそ早寝しよう(P.29)

休日の前の夜は、翌朝のために 10時にはベッドに入るそう。翌日が休みの日には、必ず夜更かししていた私はこれを読んでハッとしました!できる人はやっぱり朝を大切にしているし、休日の朝も早くから過ごすようにしたら、いつもより長く休日が楽しめるようになりました。

本をもう一度読み直す(P.74)

本をもう一度読み直すことも推奨されています。

ときが経ってから読むと、あらびっくり、新鮮な発見がたくさんです。

私は本を再読することがまったくありませんでしたが、みれいさんのいう通り読み返してみると、たくさんの新しい発見がありました。たとえば当時「新鮮で勉強になる!」と思って線が引いている部分は、私にとってはいまでは当たり前になっていることは新鮮でした。

毎日お風呂に入ろう(P.102)

楽だからシャワーを浴びている人も、毎日お風呂に入ってみましょう。塩を入れると、心身の浄化もできるそう。半身浴を正しく行えば、数時間でも1日中入っていても良いそうです。

自分の木を見つけよう(P.123)

毎日歩く道や近くの公園で、「自分の木」を見つけます。ある特定の木と友達になるのです。

みれいさんによると、自分の木を見つけて友達になるのが良いそう。ギョッとしてしまいましたが、私も近所のケヤキの木とお友達になりました。

夏になると青々とした葉っぱがたくさんつき、秋になると真っ赤に染まりました。するとある日一気に散ってしまったんです。冬になり、葉っぱがなくなってしまって寂しい枝には鳥の巣ができました。年をこすと、なんと枝が空に伸びているんです。20センチくらいでしょうか。自然と仲良くなることで、自分の知らない世界を知られて、心も温かく穏やかに過ごせるようになりました。

小さなころに好きだった物語を読み返す(P.136)

自分が好きだった物語には、自分自身が映し出されている

なんと、みれいさんも好きだった物語の主人公にそっくりの人生を歩んでいるそうです。そして、主人公の周りの人たちも、自分の周りにいる人たちにそっくり。改めて物語を読むことで、自分自身の性格やこの環境を客観的に見ることができます。私はまだ怖くてできていないのですが、「かいけつゾロリ」をぜひ読みたいと思います。どんな物語が見えてくるのか、どんな自分が浮き彫りになるのかドキドキしてしまいます。

魅力②何度読んでも面白い

そして魅力の2つ目は、何度読んでも面白いということ。先ほど「再読」がすすめられていましたが、102もある知恵を一気に試すことがはできないので、ちょっとずつ読み返すことで、新しい習慣を身につけることができます。今まで3回読みましたが、そのたびに新しい発見をもたらしてくれます。

魅力③3年以上続けている習慣のおかげで毎日楽しい

そして魅力の3つ目は、継続することで毎日が楽しくなることです。知らなかった「ホ・オポノポノ」についてのほかの本を読んで知識を身につけたので、みれいさんの言っていた意味がわかるようになりました。

また友達になった木のおかげで、春夏秋冬の移り変わりを楽しめるようになりました。ちょっとずつ「なにかいいこと」を身につけることで、毎日がちょっとずつ楽しくなります。

なにかいいことのまとめ

なにかいいことは102の知恵が紹介されているので、いまのあなたにぴったりなことや、ヒントになることがきっと見つかるはずです。少しずつ素敵な習慣を取り入れることで、風向きをよくして、今よりもちょっぴり素敵な人生にしていきましょう。

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アラサー・アラフォー必見エッセイ「30と40のあいだ」【今日のセレクト本vol.56】

アラサーとアラフォーの女性のみなさん!20代の頃はきっともっと大人になっていると思っていたことでしょう。でもアラサーになってもちっとも悩みは止まらないし、今だに人生悩むことも多い!

こちらの記事では、瀧波ユカリさんの『30と40のあいだ』という赤裸々エッセイをピックアップしました。アラサー・アラフォー時代を語ってくれているので、わたしもこんな将来が待っているのかな〜とイメージするのに最適!内容や感想をご紹介します。

『30と40のあいだ』の内容

『30と40のあいだ』は、難波ユカリさんがアラサーのときに書いたエッセイを、同じお題でアラフォーではどう感じるかという、エッセイです。テーマは、恋愛から女の人生までたっぷり!

● 初デートのお店問題
● 時間指定のデリバリー・ラブ
● 妖精男子の魔法の料理
● スピリチュアルとの付き合い方

子どもを産んでからの体や心境の変化や、世間の不倫事情(詳しくは「時間指定のデリバリー・ラブ」をチェック♡)、子育てが少し落ち着いてからの生活、夫婦の関係までたっぷり描かれています。

「セックスレス」への考え方に物申したり、刺激的な内容も。話題は多岐にわたるので、興味のアンテナがピコン!と反応してしまうと思います。

30と40のあいだの感想・魅力

「30と40のあいだ」を読んで感じた魅力は、以下の3つ。

①アラサーとアラフォーの違いを感じる
②メモしたくなる名言が出てくる
③表情筋の大切さを知る

それぞれについてみていきましょう。

①アラサーとアラフォーの違いを感じる

瀧波さんのアラサー時代は、グイグイと攻める系。疑問に思ったことにとことん突き詰めて考えていきます。なのにアラフォーになってくると、達観して落ち着いていて「どうでも良いんです」感が高まっていきます(笑)

同じ人なのにこんなに変わるの!?と驚いてしまうほど。旅をするにしても10代の方が感度が高いから若いうちに!というけれど、本当にそうだな、と。

こうして、わたしも大人になって行くんだなぁ…(いい意味でも悪い意味でも、鈍感になっていく)と切なくなってしまいました。

②メモしたくなる名言が出てくる

そしてメモしたくなる名言が、ときどき出てきます。まず1つ目は、「男におごられるべきか」というテーマで出てきた名言。

大事なのはその選択をしてハッピーになれたか

若いときには「おごられたい」と思うことがあっても、もう心境の変化が現れて、アラフォーになると「ハッピーになれたか」ということが選択基準になったというのです。激しく共感してしまいました。

そして2つ目は、「子どもに教えるときにどう接したら良いかわからない」という悩みを、心理学の先生に相談したときにもらった言葉。

教えるのは普通でいいんですよ

厳しくも優しくもしなくていい。ノリはロボットの「ペッパーくん」が良いそうなんです。淡々と、目の前にあることを行うだけ。それ以上でもそれ以下でもなくてOK。

③表情筋の大切さを知る

時間ができたときに、表情筋を鍛える「小顔っくま」というアプリをダウンロードして、ムキムキに鍛えたそうなんです。すると、笑顔が上手にできるようになって、周りの人から親切にされるようになったそう!

自分の笑顔次第で、周りの人から優しくされるなんて最高じゃん!(無料だし♡)と思い、気になりすぎて即、ダウンロードしました。確かに、ずっと口角をあげていないといけないからなかなか難しい!気になる方は是非試してみてくださいね(笑)

30と40のあいだのまとめ

人様のエッセイを読んでいると、その瞬間のその人に出会えるのですが、こちらの本はアラサーからアラフォーというわかりやすい対比があるので、どんな変化があるのかがわかりやすいのが特徴!

次の世代の本を読んで先取りしておくのが、うまく人生を乗り越えていくポイントというのを聞いたことがあります。是非、人生をうまく乗り越えるための先取りに、チャレンジしてみてくださいね。

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40代女性のリアルな小説「ご機嫌な彼女たち」【今日のセレクト本vol.10】

こちらの記事では、40代のリアルな現実を読みたくなるときにおすすめな小説をご紹介します。離婚、年下の彼、口を聞いてくれない娘などそれぞれ悩みを抱えている4人のお話。

石井睦美さんの「ご機嫌な彼女たち」をピックアップしました。ネタバレしないあらすじ、内容、本の感想や魅力をご紹介します。

ご機嫌な彼女たちのあらすじ・内容

ご機嫌な彼女たちは、子育ても仕事も頑張るシングルマザー4人のお話です。

年下の恋人がいるスタイリストの万起子、離婚に傷ついた作家の寧、夫を亡くした料理家の崇子、娘が口をきいてくれないスーパーの正社員美香と全員バラバラの境遇。

年もバラバラなのに子育てを通して助け合っている姿はとても素敵でした。

ご機嫌な彼女たちの感想・魅力

ごきげんな彼女たちを読んで感じた魅力は、以下の3つ。

①朝まで話せる友達が欲しくなる
②子供の視点で新しい気づきがある
③最後泣きそうになる!

それぞれ詳しくみていきましょう。

①朝まで話せる友達が欲しくなる

1つ目の魅力は、朝まで話せる友達が欲しくなること。みんな人には言えない悩みや見栄もあるけれど、そういうことを乗り越えて大人になってから繋がり合えることって憧れてしまいます。朝まで話せる友達ってすごく貴重!

②子供の視点で新しい気づきがある

そして2つ目の魅力は、子供の視点で新しい気づきがあること。大人から見た子供の視点が多いのですが、途中で子供視点で描かれています。

子供は子供で「親に迷惑をかけないように」とか、親に「気づいてもらいたい」という気持ちから行動を起こしているんですよね。今大人になってしまうとそうゆう視点や考え方を忘れてしまうので、とても新鮮に映りました。

大人になってから得た良い「鈍感力」は自己中に陥りやすいのではないかとふと反省。いろんな人の立場から考える大切さを感じました。子育て中のママや、子育てがひと段落した人にもおすすめです。

③最後泣きそうになる!

最後には13年後の話も出てくるのですが、思わず泣きそうになってしまいました。どんな親でも愛に溢れていて、子供を大切に思いたくても思えないときもあるけれど、結局仲良くやっていきたいんだなということを感じてしまいました。

という私はまだ子供がいないので、そんな妄想をしていました。素敵なママ友が欲しい!

時間がなくてとても早く読んでしまったので、今度はもっとじっくりと時間をかけて味わいたいなと思います。子供ができたり、成長したときに、自分の成長具合を確かめながらまた読みたいなと思う本でした。

未来を夢見る人や、仕事を頑張る女性、年代を超えて楽しみたい小説を探している人など、いろんな年齢の女性たちの胸に届く小説だと思います。

ご機嫌な彼女たちのまとめ

ご機嫌な彼女たちは、30代の私にとっては「こんな未来も素敵」と思える未来像を見せてくれました。40代のリアルな生活を垣間見るのにぴったりな一冊です。

 

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なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる魔法の習慣【今日の本vol.22】

突然ですが、あなたは運がいいですか?「運気を高めたい!」「もっとハッピーに過ごしたい♡」と考える人も多いのでは?

そこでこちらの記事では、松永修岳さんの「なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる魔法の習慣」をピックアップしました。本の内容や感想・魅力をご紹介します。

なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる 魔法の習慣の内容

「なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる魔法の習慣」は、運について徹底的に教えてくれる一冊です。運命を変える大原則と、恋愛運、金運、仕事運、幸運を引き寄せる習慣がまとめられています。

ワークもついていて、実際にどうアプローチして行こう?ということも具体的に描くことができますよ。

なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる 魔法の習慣の感想・魅力

「なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる魔法の習慣」を読んで感じた魅力は以下の4つ。

①運は育てるものだと知る
②悪い気を感じたときの対処法がわかる
③1秒ラッキールール
④夢や目標が叶っていた!

2回読みましたが、そのたびにハッと気づかされることが多いのが魅力です。中でも上記の3つは、すぐにでもできる対処法や方法が書いてあるので、日常生活にも取り入れやすくなっています。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

魅力①運は育てるものだと知る

本著によると、運は育てるもの。もともとの引きの強さではなく、育ててればレベルが上がっていきます。レベル1〜5の段階は、以下のとおりです。

運の5段階レベル

Level5【強運】 運を引き寄せる力が強くなる。チャンスを逃さず勝負強さを発揮
Level4【幸運】 いい「氣」が満ちあふれ、運が持続。幸運体質
Level3【開運】 いい「氣」を高めて運が育つと、運の扉が開く
Level2【育運】 いい「氣」を体にとどめ、運を磨いて大きく育てる
Level1【招運】 体にいい「氣」を取り込み、運を招く

運は招いて育てていくことで、運命を変えていくんですって!今レベル1だという人も、育てることでレベル5まで上がっていけます。

運を育てる人の経験談

私が元いた会社では、よくビンゴ大会が行われていました。商品が当たるのは10人くらいなのですが、当たるのって、いつも決まったメンバーだったんです!

「なんでだろう?」といつも疑問でしたが、しかもその人たちは「当たるのが当たり前!」と思っているようでした。ある時「自分は運が強いと思う人?」というアンケートで「はーい!」と力強くアピールしていた人たちで、仕事もできる営業マンばかり。

単純な私は「仕事も運もラッキーな人種なのかな?」と思っていたのですが、この本によるとちがう!つまり、ビンゴに当たっていたメンバーは、そういう体質なのではなかったんです。

仕事も運も地道に育てていたからこそ、運も重なって花開いていてということになるんです。商品券とかテレビとか当たってて羨ましい。「運が強い」と思いこむことも大切だと言われますが、まずは育てるつもりで、幸せを集めていきましょう。

魅力②悪い気を感じたときの対処法がわかる

2つ目の魅力は、悪い気を感じたときの対象法が知れること。「今ついていないんだよな〜」「もっと運を高めないと!」と思っている方にも対処法が紹介されています。

悪い気を感じたときは入れ替える

悪い気を感じたときは、付き合う人、場所、物をこれまでと変えて「氣」の入れ替えを!たちまち自分を磨くための「やる気」が湧いてきます。

というもの。今いる環境を変えることで、「氣」を変えていくなら、誰にでもできそうですよね。仕事帰りにいつもはいかないようなお店にふらりと寄ってみたり、「会うのに気が進まないな」という方とのデートはキャンセルしてみたり。そんな勇気も必要なのではないでしょうか。

運を育てたい人の習慣

今は運がそんなに悪くない人でも、「ここから育てたい!」という人も、すぐにできそうな習慣も紹介されています。

・イラッときたら歩く瞑想が効果バツグン
・大きな感動体験は大きな運が近づいているサイン

「歩く瞑想」は犬の散歩の時に、自然と行なっていたのですが本当におすすめ。イラッとしている気持ちも自然や青空のおかげで穏やかになります。アイディアや書きたいことで頭の中がぐちゃぐちゃになっているときも整理ができて、新しいアイディアが生まれてきます。

また、音楽や映画などで感動することで、感度を高めることができるそう。アートに触れたり美味しいものを食べたりすることは割とすぐにできそうですよね。

魅力③1秒ラッキールール

そして3つ目は、1秒ラッキールールです。「直感で「やろう」と思ったことは、即実行しよう」というもの。

「変化を感じる力」「チャンスに気づくカン」そして「行動の早さ」は、3つセットの運をよくするスキルです。もちろん肝心なのは、最後の行動力。日頃から、思いついたことはすぐに行動に移す習慣をつけましょう。

ランチのメニューを何にするか、今日聞く音楽を何にするのか。そんなことを直感を信じてみる、それが運をよくする習慣なります。「あとまわし」は1番危険!今すぐやめる習慣ですね。私も反省です!

魅力④夢や目標が叶っていた!

そして4つ目は、夢や目標が叶っていたこと!「なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる 魔法の習慣」はワークも載っていて、書き込みながら進めるようになっています。

1度目に読んだのは2年ほど前で下が、読み返してみると当時書いていた夢や目標、すぐにやることなどがすでにかなっていたんです!引き寄せは書くことで自分の中に落とし込み、それを形にしようという気持ちになるから運がよくなることを感じられました。

そして2年経ち、その夢や目標は私の中で変化していました。より洗練されたイメージで。また書き足したので、少し落ち着いたら振り返ってみるのが楽しみです♡

なぜかいいことがいっぱい起こる!運を引き寄せる 魔法の習慣のまとめ

習慣を身につけ、運で満たして、さらに幸せな人生を送る方法を教えてくれる本です。自分の変化も見える一冊なので、「今の状況から進みたい!」という人に本当におすすめ。騙されたと思って読んでみてくださいね。笑

 

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世界の名作!よかった探しで幸せをつかむ「少女ポリアンナ」【今日の本vol.25】

グチを言いたくなるときに思い出したくなるのが、よかった探しで幸せをつかんだ少女ポリアンナです。児童書ですが思わず勇気がもらえる名言もあり、大人になってから読みたい本でもあります。

そこでこちらの記事では、エレナ・ホグマン・ポーター著の「少女ポリアンナ」をピックアップしました。本のあらすじや内容、魅力をご紹介します。

少女ポリアンナのあらすじ・内容

11歳の少女ポリアンナは、両親をなくし、ちょっと意地悪な叔母の家に引き取られました。かわいそうな子かと思いきや、お父さんとしていた「嬉しい探し」ゲームを続けているのでハッピーです。

「幸せゲーム」で周りの人たちの心を温め、自分の環境もハッピーにしていくストーリーです。

少女ポリアンナの感想・魅力

少女ポリアンナの魅力は以下の3つ。

①超絶ポジティブ思考を学べる
②今に幸せを感じる方法がわかる
③学びが多い

それぞれについてみていきましょう。

①超絶ポジティブ思考を学べる

ポリアンナは、超絶ポジティブ思考です。ポリアンナがしている「嬉しい探し」ゲームは、どんなことも嬉しいと思えることがあるということを探すこと。

たとえばお人形が欲しかったのに、プレゼントに松葉杖をもらってしまったときは、「松葉杖が必要なかったことが嬉しいこと」と考えます。

だから、「出会えたことが嬉しい!」「足が使えなくても、手が使えることが嬉しい!」というふうに、新しい側面を発見して喜んでいけるんです。この変換術は私たちの日常でも使える、超絶ポジティブ思考でしょう。

②今に幸せを感じる方法がわかる

そして2つ目は、今に幸せを感じる方法がわかること。ポリアンナの考え方は、11歳の女の子がやっていることでちっとも難しくありません。今、もし落ち込んだり、うまくいっていない事があるときは、「嬉しい探し」ゲームをおすすめします。

その後ポリアンナがどうなったかというと、どんなことでも嬉しいと思えることがあることを、出会う人にも伝えていきます。叔母さんに引き取られてから、新しい街に来たというのにポリアンナの明るくておしゃべりな性格のおかげでいろいろな人とお知り合いになります。

「嬉しい探し」ゲームが街中の人に広まり、大人たちにも変化が起こっていくんです。どんな状況でもいいところを探すことで、こんなにハッピーになれるんだなということを実感できます。

③学びが多い

そして3つ目は、学びが多いこと!ポリアンナって子供用の本ですが、大人が読んでも退屈しないし、ボリュームもなかなかあります。たとえば以下のようなシンプルだけど大切なことが学べます。

● 気持ちの良い挨拶
● おしゃべりに話すこと
● 「わぁ!嬉しい!」と素直に喜ぶこと
● 物事の見方を変えてみること

ビジネスの基本ともいえるエッセンスが詰まっていました。よく会社員時代にトップが朝礼の時に言っていたな〜なんてことばかり。簡単にできるからこそ、できないことも目立ってしまうんですよね。

私もまだまだできないこともあるから頑張ります!ポリアンナ的にいうと「31歳になっても頑張れることがあるって、嬉しいわ!」てきな?(笑)

少女ポリアンナは社会人にもおすすめ

実はこちらの少女ポリアンナは、社会人になる前に会社の先輩から教えられた本です。

ポリアンナのように良いところ探しをしてください

という言葉をかけられて、読んだことがなかったので「?」でしたが、その答えが読んでわかりました。どんな状況においてもポリアンナのようにいいところを探して、人生ハッピーにしていけば困ったことなんてないということ。

もし今何か壁にぶち当たっている人がいたら、ポリアンナがヒントをくれるかもしれません。

少女ポリアンナの豆知識

最後に少女ポリアンナの豆知識をご紹介します。アニメと心理学で使われる用語について、みていきましょう。

アニメ愛少女ポリアンナ

こちらの原作をアニメ化した「愛少女ポリアンナ物語」が、1986年1月5日〜12月28日までフジテレビで放送されていました。現在はYoutubeで見ることもできるので、ご興味ある人はチェックしてみてくださいね。

ポリアンナ=楽観的な人という意味

この小説から派生して、「ポリアンナ=極端に楽観的な人物」で使われるようにもなりました。心理学で「ポリアンナ症候群」「ポリアンナ効果」とも使われています。

少女ポリアンナのまとめ

少女ポリアンナは、物の見方を変えるヒントをくれたり、素敵な行動ができそうな前向きな気持ちにさせてくれる本です。周りの人との関係をうまく構築したいときや、新社会人、新しい生活が始まる人にもピッタリでしょう。

仕事もプライベートも素敵にカスタマイズできるかもしれません♡

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面白い論文とツッコミが秀逸「ヘンな論文」【今日のセレクト本vol.12】

世の中には変わった論文や面白い論文、ヘンな研究が行われていることをご存知ですか?クスッと笑える大真面目な珍論文を紹介してくれる本をご紹介します。

こちらの記事では、サンキュータツオさんの「ヘンな論文」をピックアップしました。内容やヘンな論文の目次、私なりの書評・感想をご紹介します。

「ヘンな論文」の内容

「ヘンな論文」は、珍論文ハンターのサンキュータツオさんが大真面目な珍論文を、芸人の嗅覚で突っ込んで解説してくれる知的なエンターテイメント本です。単行本、文庫本ともに発売されています。

ヘンな論文の目次

ヘンな論文の目次は以下のとおり。

「世間話」の研究
公園の斜面に座る「カップルの観察」
「浮気男」の頭の中
「あくび」はなぜうつる?
「コーヒーカップ」の音の科学
女子高生と「男子の目」
「猫の癒し」効果
「なぞかけ」の法則
「元近鉄ファン」の生態を探れ
現役「床山」アンケート
「しりとり」はどこまで続く?
「おっぱいの揺れ」とブラのずれ
「湯たんぽ」異聞

タイトルだけで面白そうですよね!これにサンキュータツオさんのツッコミが満載で、わかりやすく解説してくれています。

著者のサンキュータツオさんとは?

サンキュータツオさんは、「米粒写経」という名前でお笑い芸人をされているのですが、実はインテリな方。早稲田大学に18歳から32歳まで14年在籍していたというつわもの!専門は日本語学で、修士課程を卒業しています。

現在は芸人をするかたわら、一橋大学、早稲田大学、成城大学の非常勤講師もされています。先日は広辞苑の出版に合わせてテレビにも出られていました!ホンモノのインテリ芸人さんです。

ヘンな論文の書評・感想

ヘンな論文を読んで感じた魅力は、以下の3つ。

①論文が面白すぎる!
②タツオさんのツッコミが最高
③研究者への愛にあふれた解説

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①論文が面白すぎる!

まず1つ目は、ピックアップしている論文が面白すぎること。普段論文を読まない人でも、思わず読みたくなってしまう面白い論文がたくさん集められています。たとえば以下のようなもの。

● 公園の斜面に座る「カップルの観察」
● 「浮気男」の頭の中
● 「なぞかけ」の法則
● 「しりとり」はどこまで続く?
● 「おっぱいの揺れ」とブラのずれ

とくに気になったのは「浮気男の頭の中」でしたが、それぞれが短く読みやすくまとめられているのでわかりやすいです。タツオさんの解説は論文の引用というよりは、ご自身の言葉で語りかけるように説明してくれているので読みやすいのが印象的でした。

②タツオさんのツッコミが最高

2つ目は、タツオさんのツッコミ。解説というよりもツッコミがやたらと入るので、「どういうこと?」「こんなことまで調べちゃうの?」と素人目線のこちらと同じ気持ちで話を進めてくれます。勉強や論文に抵抗がある方でもきっと大丈夫!

例えば「「おっぱいの揺れ」とブラのずれ」の論文では、研究の中で揺れるおっぱいに5つのマークをつけて、CCDカメラで測定して図にしている場面が出てきます。研究とはここまでするのか!と驚きですよね。

でもそれ以上にタツオさんのツッコミにも驚かされます。その図が紹介されているのですが、そのキャプションに書いてある言葉が

この図を見て揺れを想像すべし!

笑えます。自虐に包まれたツッコミは、さぞモテないんだろうなということを思いながら読んでしまいます(失礼)。本当はどうなんでしょうか?

③研究者への愛にあふれた解説

そして3つ目は、研究者への愛にあふれた解説をしていること。言いたい放題にも聞こえるツッコミをしているタツオさんですが、コラムの中では研究者の先生たちへの愛情に包まれています。

ときには世の中へ厳しい指摘をしていることもあり、私も本好きとしては身が引き締まる思いでした!知的な本を読みたい人、勉強したいけど気軽に読める本を探している人にぴったりでしょう。世の中の面白い部分を見たい人や、話題作りのネタを探している人にもいいかもしれません。

ヘンな論文のまとめ

ヘンな論文はツッコミどころ満載な論文をわかりやすく解説してくれる面白い本です。大人気で、続編「もっとヘンな論文」も出版されているので、気に入った人は好奇心の世界を広げてみてくださいね。


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夜の魅力を味わうエッセイ。角田光代さん「幾千の夜、昨日の月」【今日の本vol.1】

寝る前の読書にぴったりな本を探している人におすすめしたいのが、今回ご紹介する角田光代さんの「幾千の夜、昨日の月」です。夜の魅力を味わいたくなるエッセイ。

こちらの記事では、角田光代さんの「幾千の夜、昨日の月」をピックアップしました。内容や感想、魅力をご紹介します。

今日のセレクト本とは?
今回から始まったこちらのコーナーでは、年間150冊近く読書をする管理人が、おすすめ本をご紹介するコーナーです。一冊ごとにピックアップして内容や魅力をお伝えします。

幾千の夜、昨日の月の内容

幾千の夜、昨日の月は、角川書店出版の角田光代さんのエッセイ。角川文庫から文庫本サイズも出ています。BOOKデータベースによると、本書の中身はこんな感じです。

初めて足を踏み入れた異国の日暮れ、夢中で友と語り明かした夏の林間学校、終電後ひと目逢いたくて飛ばすタクシー、消灯後の母の病室…夜という時間は、私たちに気づかせる。自分が何も持っていなくて、ひとりぼっちであることを―。記憶のなかにぽつんと灯る忘れがたいひとときを描いた名エッセイ。

とにかく夜について、考えさせられる、だけど自分の過去の温かな気持ちを思い出させてくれるほっこりするようなエッセイです。

幾千の夜、昨日の月の感想・魅力

ここからは、「幾千の夜、昨日の月」の感想をご紹介します。魅力ポイントは以下の3つ。

①子どものころの夜を思い出す
②旅先で出会う異国の夜
③寂しくなった孤独の夜

詳しく解説していきます!」

①子どものころの夜を思い出す

子供の頃の角田さんにとって、夜は存在しませんでした。暗闇でしかなく、外にも行かずに家にいたからというのは納得。子供ながらの感覚だなと感じます。そんな感覚を大事に覚えておけるのもすごいなと思ってしまいます。

一方私は習い事が夜遅くにあったので、夜は出歩くものでした。もちろん危ないと言われていたので、終われば真っ直ぐに家に帰ります。それでも大人しかいない夜の街を歩くこと、大人に混じってバスを待つこと、キャバクラの呼び込みのボーイの横を足早に通り過ぎることなど。

小学生の私にはとても新鮮で、なぜだか誇らしいものでした。そんな感覚を思い出させてくれました。

②旅先で出会う異国の夜

魅力の2つ目は、旅先で出会う異国の夜です。旅先で出会う異国の夜たち、走る豪華ホテルと呼ばれているオリエント・エクスプレスで過ごす最高の夜行列車など。一人旅で夜が怖く感じるというのはすごく共感してしまいます。

なかなかのインパクトがあったのが「地獄列車」の話。ミャンマーで乗った夜行列では、車窓から入ってくる虫と、足元を駆け抜けるネズミに耐える「地獄列車」だったそうです。ふと私もインドの「ゴキブリ列車」を思い出しました。

枕、ブランケット、壁、床などいたるところにゴキブリがうじゃうじゃ。夏だったのですが、暑いのを我慢してバックパックから長いパンツ、靴下、パーカーを着込みガードをしました。それでも肌の露出が嫌だったのでパーカーを上まで閉めて、フードを被り、紐をキュッと閉めて出ているのは目だけというファッションを貫きました。

「あの子、なんて格好してるんだよ!」(と言っているように聞こえる)と周りのインドのおじちゃん達に笑われながら12時間以上、過ごしました。そうです、案の定ろくに眠れずに過ごしました。またその夜に戻りたいわけではないけれど、懐かしい思い出が蘇ってちょっとほっこりしました。

③寂しくなった孤独の夜

寂しい夜は誰にでもありますよね。角田さんも例外ではありません。オールしてしまうほどの体力があった頃や、無性に誰かと話したくなって電話したころ、私にもあったなと思い出してしまいました。

私は角田さんは大人しくて芯の強い女性、というイメージだったのですが、ちょっと意外な一面を見られた気がしました。エッセイの醍醐味ですよね。

幾千の夜、昨日の月のまとめ

きっと誰にでもある「夜」の時間。その感覚や過ごし方は人それぞれだけれど、昔感じたことやふと不思議に思っていたことはきっと誰の胸の中にも眠っているはずです。

そんな感覚をそっと思い出させてくれるような時間を味わえます。夜の読書にぜひどうぞ。

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ゴッホの魅力がかる小説!たゆたえども沈まず【今日のセレクト本vol.17】

名作を読んで泣きたいときってありますよね。そんなときにおすすめなのが、画家ゴッホを題材にした小説です。

こちらの記事では、原田マハさんの「たゆたえども沈まず」をピックアップしました。ネタバレしないあらすじ、魅力をご紹介します。

たゆたえども沈まずのあらすじ

「たゆたえども沈まず」は、ゴッホを題材にしたアートフィクションの小説です。舞台はゴッホの生きていた1980年〜1990年代の19世紀末が描かれています。

私たちがパリの景色だと思っている「エッフェル塔」がちょうど建てられている時代です。物語に出てくるのは、ゴッホ、彼を支える弟のテオ、日本人画商の林忠正、助手の重吉。彼らが無名画家のゴッホに出会い、支えていく様子が描かれています。

現在は文庫も発売されています。

たゆたえども沈まずの魅力

たゆたえども沈まずの魅力は以下の3つ。

①日本美術とパリの関係が分かる
②ゴッホの絵の価値が伝わる
③パリに行きたくなる

詳しく解説していきます。

①日本美術とパリの関係が分かる

まず1つ目は、日本美術とパリの関係がわかること。パリでは当時「ジャポニズム」という日本美術が流行っていて、それに関わっていたのが日本人画商の忠正と重吉でした。ただ日本に住んでいるだけでは知ることができない、当時の美術史も垣間見ることができます。

②ゴッホの絵の価値が伝わる

そして2つ目は、ゴッホの絵の価値が伝わってくること。ゴッホは「生きている間に売れなかった画家」としても有名だと思います。それがどんなに辛くて、1つ1つの絵を苦労して生み出されたのかということが全然わかっていなかったことに気づきました。

当時は画家が一種の職業のようにいた時代。モネやマネ、ゴーギャンなども出てきます!(世界史で出てきた人物がいっぺんに出てくるからびっくり)貴族の中では絵を飾ることがステータスで、ご婦人たちは新しい絵を買うことを日常的に行っていました。

その中で1枚も売れない絵を描き続けるフィンセント。自分の才能を認められない苦悩は自分だけでなく、支える家族のテオも同じでした。フィンセント(ゴッホ)と弟のテオの絆が深くて、お互いを思いやる兄弟愛に涙しました。あーまた泣きそうです。

③パリに行きたくなる

読んでいるだけでパリにいるような気分に浸れた2日間でした。気になってどんどん読み進めてしまったからすぐ読み終わっちゃった。

パリにもゴッホ兄弟のふるさとオランダにも行ってみたい。下手したら暗くなりそうな題材を全然そんな空気にせず、美しく、毅然と、それぞれのキャラクターをきっとそのままに私たちに伝えてくれました。

涙涙で、また読みたいです。確実に私の今年のベスト本ランキングに入ってきそうな勢いです!マハさん天才!

たゆたえども沈まずのまとめ

たゆたえども沈まずは、涙ありの名言ありの素晴らしい小説でした。大切に大切に何度も読んでいきたいような物語。ゴッホを知らない人も、ゴッホがなんとなく好きだという人も、きっとさらに魅力に取り憑かれてしまうことでしょう!(こちらを読んでからゴッホ展に行ったら最高でした♡)

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アンミカさん直伝!幸せになれるエチケット・マナー本【今日のセレクト本vol.20】

エチケットやマナーに自信がない女性も多いのでは?そんなときはハッピーオーラ全開のアンミカさんに、ポイントを教えてもらいましょう。

今回は、アンミカさんの「人の心をつかむ愛されエチケット57」をピックアップしました。本の内容や魅力をご紹介します。

人の心をつかむ愛されエチケット57 の内容

「人の心をつかむ愛されエチケット57」は、アンミカさんによる開運自己啓発的エッセイです。着こなしやマナー、所作など幸せをつかむためのルールやポイントがわかりやすくまとめられています。

エチケットはマナーのこと

アンミカさんによると、エチケットとはマナーのこと。「マナーは愛を持って周りを思いやる心」つまり「エチケットを身につけた素敵な女性」は、相手に「また会いたいな」と魅力的な色を残すことができるんだそうです。

しかも魅力的な色は、「色気のある女性」ということで、相手を思いやることで、幸運を舞い込む、つまり幸せになることにもつながります。

著者のアンミカさんとは

著者のアンミカさんは、テレビでもおなじみのトップモデルで人気タレント。アメリカ人の社長と結婚して優雅な生活を送るセレブです。

少し前にアンミカさんが「通販番組に出るとバカ売れする」というテレビを観ました。アンミカさんが実際に売る服を着て、視聴者の方に見てもらうことでどんどん売れるそう。講演会も人気で、その世界観や少しスピリチュアルな世界に世の方々がどんどんハマっていく様子がテレビからビンビン伝わってきました!

何が言いたいのかというと、そういうアンミカさんのオーラが人を惹きつけているんだと思うんです。幼少期は4畳半に7人家族で暮らしていて、新聞配達を小6〜高3まで7年間も続けていたそう。そんな過去も包み隠さず話すこと、その経験も活かしてまっすぐ生きていらっしゃることがまた眩しく写ります!

人の心をつかむ愛されエチケット57 の魅力

人の心をつかむ愛されエチケット57の魅力は、以下の2つ。

①見られることに意識を向けられる
②立ち居振る舞いについてポイントが分かる

詳しく解説していきます。

①見られることに意識を向けられる

まず1つ目は、見られることに意識を向けられるということ。アンミカさんの本を読んでいて、見られることを本当に研究されていることを痛感しました。じゃないと見た目がおばちゃんになってしまうのも当然!

「見られることに意識を向けていると所作が美しくなる」ということの再発見でした。

②立ち居振る舞いについてポイントが分かる

そして立ち居振る舞いのポイントについても丸わかりです。少し抜粋してご紹介すると、以下の4つが印象的でした。

● 「一語一動作」の心掛けが間合いの美しさを生む
● 美しい歩き方をすれば筋肉も整えられる(内股は太ももが太くなる!)
● 優雅な立ち居振る舞いのポイントは中指
● グラスを置くとき、小指を添えると丁寧な印象に

誰でもできそうなことも、突き詰めることでエレガントな見た目になることがわかります。最近太ももが太いことを気にしていましたが、美しい歩き方もわかりました。

ポイントは10cm幅の間を歩くようにかかとから足を下ろすだけ。膝が触れるような歩き方をすることでまっすぐ歩けるそうです。内股だと、どうしても内腿が発達せずに、変にももの外側に筋肉がついて太くなってしまうそう。まさに私がそうなので太ももが太い方は一緒に歩き方改善をしていきましょう!

人の心をつかむ愛されエチケット57のまとめ

エチケットは誰にでもできるものだからこそ、実践することで幸せになれるのかどうか実験すべし!と思わずにいられない本でした。

だって、アンミカさんが4畳半で7人家族で暮らしていた生活から、セレブになったんだもの!オーラを作るのは自分。アンミカ大先生に習いましょう。

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鎌倉の代筆屋が舞台の「ツバキ文具店」【今日のセレクト本vol.41】

鎌倉を舞台にした代筆屋の小説が「ツバキ文具店」。2016年4月に幻冬社から発売されて、2017年本屋大賞第4位、2017年4月にはラジオドラマ、NHK総合ドラマ「ツバキ文具店〜鎌倉代筆屋物語」にもなった話題作です。

こちらの記事では、原作の小川糸さんの「ツバキ文具店」をご紹介します。本のあらすじや魅力・感想、続編の情報もまとめました。手紙好きな人、小川糸さん好きな人にたまらない一冊です。

「ツバキ文具店」のあらすじ

「ツバキ文具店」は、鎌倉で代々続く代筆屋をモデルにした小説です。先代から受け継いだ11代目のポッポちゃん(鳩子)は、代筆屋として年賀状の宛名書きから離婚の報告、絶縁状までたくさんのお手紙をしたためます。

お隣のバーバラ夫人、仲良しのパンティー、QPちゃん、男爵などチャーミングな登場人物たちがたくさん出てきてにぎやかです。春夏秋冬の1年を通じてツバキ文具店のポッポちゃんを中心に、鎌倉の四季を感じることができます。

「ツバキ文具店」の魅力・感想

「ツバキ文具店」の魅力は以下の2つ!

①手紙の奥深さを感じられる
②幸せになれるおまじないが素敵

詳しく解説していきます。

①手紙の奥深さを感じられる

本の中では実際の直筆のお手紙も出てきます。「なるほど」と思わず見入ってしまうほど美しく、書く相手や内容によって、字体や紙質、ペンまで変えているんです。

手紙好きのわたしは「なんだ、ただのズブの素人だった!」と思ってしまうほどの、手紙への知識やお作法はたくさんありました。絶縁状には切れない羊皮紙を、金を貸せないと思わせたい相手には切手も料金より多く貼るなど、ポッポちゃんの相手や手紙の意図を考えて出す手紙はとっても印象的でした。

②幸せになれるおまじないが素敵

そして幸せになれるおまじないが出てくるのですが、とても素敵でした。「幸せになれる秘密のおまじない」としてお隣のバーバラ婦人がポッポちゃんに教えてくれます。

あのね、心の中で、キラキラ、って言うの。

わたしも「キラキラ」と心の中で唱えながら青空を見てみたら、とっても簡単な言葉なのに世界がきらめいて見えました!小川糸さんのこういう丁寧で、ちょっとした空気を変えるような言葉の選び方が好きです。

「ツバキ文具店」のまとめ

「ツバキ文具店」は小説の中身も素晴らしいですが、装丁もとても綺麗なのでじっくり見て欲しいです。実際の手紙の文章は、文字の書体も書き方も異なるので、手紙の真髄が伝わってきます。

「ツバキ文具店」の続編

ツバキ文具店は続編も出ているので、最後に簡単にご紹介します。

キラキラ共和国

キラキラ共和国は、ツバキ文具店の続きのお話。その後のポッポちゃんとQPちゃんたちのお話が綴られています。いきなり話が進んでいたのでびっくりしたけれど、相変わらずとても良い話だったのでお気に入りのシリーズです。

 

ツバキ文具店の鎌倉案内

「ツバキ文具店の鎌倉案内」は、「キラキラ共和国」が出版される前に発売されたツバキ文具店の店主・鳩子のエッセイです。初デートで行ったカレー屋さんや、男爵がご馳走してくれたうなぎなど、ツバキ文具店をまた違った角度から楽しめます。

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