心と体に影響する「女性ホルモン」をアロマで整える。おすすめの精油と使い方

生理痛に悩まされたり、気分のムラやイライラしてしまうこともありますよね。そんなとき、アロマは植物の力で心と体へ働きかけてくれる心強い存在です。

そこで女性ホルモンのバランスを調整するときにおすすめの精油と、その使い方についてまとめました。簡単なレシピをご紹介します。



 

女性ホルモンのバランス調整におすすめの精油

女性ホルモンは私たちの体や心にとっても影響しているもの。

バランスを崩しやすいものなので、女性ホルモンを整えることは健康な体と心を作るのにも大切なものになってきます。

そんな時に役立つのがアロマオイル。アロマオイルにも、女性ホルモンの調整に効果的なものがあるんです!

ご紹介していきますので、それぞれアロマの働きと、香りの好みに合わせて、取り入れてみましょう。

 icon-check-square 関連記事:女性ホルモンとは?日常生活・妊活・更年期にも影響するホルモンバランスと体の関係

1. イランイラン

イランイランはあまくエキゾチックな香りのアロマ。濃厚な香りは「愛」に効くと言われ、官能的な気分にさせる「媚薬」として昔から使われてきたことでも知られています。

PMSや更年期、生理不順や生理痛の緩和などに役立ちます。

気持ちをほぐして幸せな気分にしてくれるので、不安やストレスでピリピリしたときにおすすめ。

2. クラリセージ

クラリセージはハッピーな気分にしてくれるアロマ。深い甘みのある香りが特徴です。

「エストロゲン(卵胞ホルモン)」に似た作用を持ち、更年期の時に役立ちます。疲れているときや、パニックのときに使うと気分が和らぎ、前向きな気分になれます。

また、痛みを和らげリラックス効果があることから、出産のときに使われることもあります。

3. ジャスミン・アブソリュート

ジャスミンはエキゾチックで甘い香り。クレオパトラが愛用していたことで有名で、インドや中東では”媚薬”と使われている香りです♡

快感物質や快感ホルモンを分泌させて、幸せな気持ちにしてくれる香りです。

たくさんの花の中から精油は少ししか採れないため、高価なアロマですが、アロマバスやマッサージにもオススメです。

4. ゼラニウム

ゼラニウムはハーブ系の甘い香りでローズに似た香り。「バランサー」とも呼ばれていて、精神・身体・ホルモンのバランスを整えてくれます。

肌の若返り効果も期待でき、イライラしているときには、気持ちを明るくしてくれます◎

PMSや更年期で悩んでいる方はぜひ取り入れてみてください。

5. ラベンダー

ラベンダーは爽やかでフローラルな香り。リラックス効果が高く、痛みを和らげてくれる成分があるなど、持っていると何かと便利な1本です。

浴槽に数的垂らしてアロマバスにしたり、マッサージやスキンケアなど幅広く利用できます。

唯一肌につけても問題ないアロマなので、初心者の方も使いやすいですよ。

6. ローズ・オットー

ローズ・オットーはダマスクローズの精油です。バラの華やかな香りに包まれます♡

PMS、更年期、生理痛や生理不順、不妊などの女性特有のトラブル全般によく働きます。

少量しか採れないのでより高価ですが、美肌効果があり、優雅な気持ちにさせる「香りの女王」とも言われています。

***

女性ホルモンに良いと言われているアロマオイルをご紹介しました!

それでは、どんな風にこのアロマオイルを活用したら良いのかこの後ご紹介していきます。



女性ホルモンを整える精油の使い方

実際に精油を使ったレシピをご紹介します。どれも比較的簡単に作れるものなので、実際にやってみてください♩

芳香浴のレシピ

芳香浴は精油を垂らすだけで部屋いっぱいに香りを焚くことができる、とても簡単なアロマテラピーの一つです。

オイルウォーマーやディフューザーを使って、良い香りをたっぷりと嗅いで癒されましょう。

①うつ気味な気持ちをリフレッシュしたいときに
・グレープフルーツ(3滴)
・レモン(3滴)
・ゼラニウム(2滴)

②女性ホルモンを調整しながら気分転換したいときに
・ゼラニウム(3滴)
・レモン(3滴)
・クラリセージ(2滴)

アロマバスのレシピ

全身浴の場合は、お湯にアロマ(精油)を3〜5滴垂らして良くかき混ぜたら完成です。

※アロマ(精油)は種類によっては肌へ刺激になることがあります。敏感肌の方はご注意ください。

優しい気持ちになりたいときに
・キャリアオイル(10ml)✳︎入れると肌がしっとりとします
・オレンジ・スイート(2滴)
・ゼラニウム(2滴)
・ローズ・オットー(1滴)

<キャリアオイルとは?>
キャリアオイルは、体内へ精油の成分を浸透するのを手助けする働きがあります。また、保湿などオイル自体にも効果があるので、目的に合わせて選ぶことをお勧めします。
<おすすめのキャリアオイル>
・ホホバオイル:どんな肌質の方にも使え、酸化しづらい性質。
・スイートアーモンドオイル:最もポピュラーと言われるキャリアオイル。

 icon-check-square 関連記事:精油の力で心も体もポカポカ。「アロマバス」の効果と簡単な作り方

アロママッサージのレシピ

ビーカーにキャリアオイルと精油を混ぜたら出来上がり。入浴後に体が温まった状態でマッサージをすると、より血行が良くなりむくみ改善や冷え性改善に働きます。

リラックス効果も高まり、一石二鳥です。

①イライラを解消したいときに
・キャリアオイル(20ml)
・サンダルウッド(3滴)
・ラベンダー(3滴)
・ゼラニウム(2滴)

②情緒不安定な気持ちをリラックスしたいときに
・キャリアオイル(20ml)
・ベルガモット(5滴)
・クラリセージ(2滴)
・ローズ・オットー(1滴)

おわりに

女性ホルモンのバランスを整えてくれる精油と、レシピをご紹介しました。

女性ホルモンとうまく付き合うことは、自分の心と体とうまく付き合うことにもつながります。健康的な生活と、アロマの手助けを借りながら、毎日をハッピーに過ごしていきましょう!

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女性ホルモンとは?日常生活・妊活・更年期にも影響するホルモンバランスと体の関係

よく耳にすることのある「女性ホルモン」や「ホルモンバランス」という単語。なんとなくはわかるけれど実際の働きがどんなものなのか、ご存知ですか?

女性ホルモンが整わないとイライラしたり、体の不調が出てきたりと、私たちの心と体に密接に影響しているものなんです。

今回は、女性ホルモンにまつわる日常生活で覚えておきたい周期や、妊活や更年期の際に気をつけたいポイントについてご紹介します。



ホルモンバランスと体の関係

女性の体は、排卵と生理を繰り返しています。この周期の中で女性ホルモンの分泌量が変化していて、体は様々な変化を起こします。

【女性ホルモンはこの2種類】
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
・プロゲステロン(黄体ホルモン)

「なんとなく調子が悪いな〜」というのも、「元気もりもり!」というのも女性ホルモンが影響していて、優位なホルモンに合わせて体調が変わってきます。

卵胞期(生理の後〜次の排卵まで)

周期のうち一つ目が「卵胞期」。エストロゲン(卵胞ホルモン)が優位に働き、気分良く過ごすことができる時期です。

「元気な時期」というのがこの卵胞期です。

心穏やかに過ごすことができ、髪や肌にも艶が出てきます。ダイエットに向いている時期でもありますね。

黄体期(排卵〜次の生理まで)

一方、もう一つの周期が「黄体期」。プロゲステロン(黄体ホルモン)が優位に働いていて、「なんとなく不調だな」と感じる時期です。

落ち込んだりイライラしたり、情緒不安定になったりと経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

心も乱れてきますが、体も一緒。肌トラブルや便秘なども起こりやすく、PMS(月経前症候群)が起きます。

***

これらの周期を繰り返しているということを知るだけでも、自分の体とうまく付き合えるようになりますよ。

理由なくイライラしている時には、少し冷静になって今が黄体期なのか確認してみましょう。女性ホルモンが影響しているからと分かれば精神的にも気持ちが楽になります♡

子どもが欲しい時にも女性ホルモンが大事

妊活を始めたいという女性の方にも、女性ホルモンを整えることをおすすめします。

実はこの女性ホルモンの分泌量は、ちょっとしたストレスなどが影響して変化してしまうデリケートなものでもあります。

要因として考えられるのは次のようなもの。

【女性ホルモンの分泌量に影響してしまう要因】
・年齢
・精神的なストレス
・食生活の乱れ

そこで、妊娠を意識し始めたら生活から見直してみることも大切ですよ。

子宮の健康状態と、女性ホルモンを整えるように意識してみましょう。

【妊娠準備に大切なポイント】
・バランスのとれた食生活
・適度な運動
・リラックスした時間を持つ
・体を冷やさない(アロマバスやマッサージがおすすめ)

飲み会続きの毎日を少なめに設定したり、コンビニのランチを手作りのお弁当に変えてみたり、できるところから始めてみましょう。

毎日の生活のちょっとした工夫で、女性ホルモンを整えていきましょう。



更年期の時期には…

女性ホルモンの分泌が少なくなってくると起こるのが「更年期」です。

40代後半から50代前半の閉経をはさんだ間に訪れることが多いと言われています。女性だけのものだと思われがちですが、男性も更年期が起こります。

更年期に起こる症状は次のようなものがあります。

【更年期に起こる症状】※個人差があります。
・ほてり
・だるさ
・気分の落ち込み
・倦怠感
・発汗
・肩こり

10年近く続く更年期は、うまく乗り越えていきたいですよね。女性ホルモンの働きをサポートしてくれる精油を活用して、症状を楽にすることもできますよ。

他にも更年期の症状を軽くしてくれるポイントをまとめました。

【更年期の症状を楽にしてくれるポイント】
・家族や周りの友人の理解を得る
・女性ホルモンの働きに役立つ精油を使ってアロママッサージ
・体を動かしてストレス発散
・趣味にのめり込む時間を作る

症状が少しでも楽になるように、気になるものから取り入れてみてくださいね。

また、植物から作られた自然由来のアロマオイルも、女性ホルモンを整えるのに役立ってくれるので紹介したいと思います。

更年期の時に役立つアロマオイル

更年期のときに役立つのは「クラリセージ」。

ハッピーな気分にしてくれるアロマで、深い甘みのある香りが特徴です。

「エストロゲン(卵胞ホルモン)」に似た作用を持ち、更年期の時に役立ちます。

疲れているときや、パニックのときに使うと気分が和らぎ、前向きな気分になれるほか、痛みを和らげリラックス効果があることから、出産のときに使われることもあります。

 icon-check-square-o 関連記事:心と体に影響する「女性ホルモン」をアロマで整える。おすすめの精油と使い方

おわりに

女性ホルモンのバランスを整えてくれる精油と、レシピをご紹介しました。

女性ホルモンとうまく付き合うことは、自分の心と体とうまく付き合うことにもつながります。

健康的な生活を少しだけ心がけて、うまくアロマの手助けを借りながら、毎日をハッピーに過ごしていきましょう^^

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