頭皮の汗かきの原因とは?多汗症は関係やトラブル対処法について解説

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汗かきの人は、頭皮にも汗をかき、髪の毛がびっしょりになることも。見た目も気になりますが、薄毛や臭いの原因になるのでなんとか改善したいですよね。そこでこちらの記事では、頭や顔の汗かきに悩む人に向け、頭皮の汗かきの原因とおすすめの対策方法をまとめました。多汗症との違い、予防法、発汗後の対処法をご紹介します。

頭皮の汗かきの原因

女性の画像

頭皮の汗かきの原因は、大きくまとめると3つです。

● 汗腺が弱まっている
● ストレス
● ホルモンバランスの乱れ

毛穴の周りにある汗腺にはエクリン汗腺、アポクリン汗腺がありますが、頭皮だけでなく全身にくまなく存在します。しかし運動不足やエアコンの効いた部屋にいる生活を続けていると、汗をかいて体を体温調節する必要がなくなり、汗腺の機能が弱まるのです。しかし心臓に近い脇や顔、首、頭からは依然として汗が出るので、頭皮の汗かきになってしまいます。

ほかにもストレスや睡眠不足で交感神経が働きすぎて、汗が出やすい場合もあります。さらに女性はホルモンバランスの乱れや、更年期障害のホットフラッシュやほてり、のぼせの症状から汗をかきやすくなってしまう人も多いです。最近では女性だけでなく男性も更年期を迎える人がいるので、ホルモンバランスと生活習慣を整えてリラックス過ごすことが大切でしょう。

頭皮の汗かき予防法

タオルの画像

ここからは頭皮の汗かきの予防法についてみていきましょう。

汗腺トレーニングをする

頭皮の汗かきの改善法として効果的なのが、汗腺トレーニングをすることです。汗っかきの体質改善としてをまとめました。

● 半身浴
● 有酸素運動をする
● エアコンの設定温度を高めに設定する

半身浴はじんわりと汗をかく37〜38℃のお湯に15分程度浸かるのがおすすめです。汗かきを治す運動はヨガ、ウォーキングなどの有酸素運動でじっくり汗をかきましょう。またエアコンを全く使わないことは熱中症の危険もあるので、使うとしても高めの温度に設定しておくことが大切です。

首を冷やして体温を下げる

濡れたタオルや布で包んだ保冷剤を首もとに当てて、体温を下げる方法も効果的です。メイク前に肌を落ち着けてくれるので化粧崩れの予防にもなりますし、首の後ろに汗をかく人にも最適でしょう。

ストレスフリーな毎日を送る

ストレスも汗の大きな原因になります。なるべくストレスを感じないように一人の時間を作ったり、リラックスできる空間を満喫するようにしましょう。仕事が忙しい人は調整したり、休日にスポーツやストレス発散できる外出する予定を入れるなど、自分なりの発散方法を持っておくことがおすすめです。

女性ホルモンを補う食事をする

栄養面では女性ホルモンと似た働きをする「大豆イソフラボン」を含む食材をとることがおすすめです。豆腐や豆乳、味噌などで補うことができますが、漢方で簡単に健康ケアできます。「ノムダス」は大豆イソフラボンや、エストロゲンによく似た働きをするエクオールが摂れる漢方系のサプリです。女性ホルモンの働きを整えることで、ほてりや汗を軽減します。和漢植物と乳酸菌をプラスし、女性の健康をサポートします。急な汗をかく、やる気が起きないなど女性ホルモンの乱れが原因の人は、ぜひ試してみてください。

CHECK

顔の汗かきの改善方法については、以下の記事でも解説しています。参考にしてください。

顔の汗かきをを改善する方法は?女性におすすめの止める対策

頭皮の汗かきは多汗症なの?

植物の写真

ここで心配になるのが頭皮にだらだら汗をかく=多汗症なのかといった問題です。結論からいうと、全員が多汗症なわけではありません。詳しくみていきましょう。

頭部多汗症

多汗症は、運動をしていなくても、暑くなくても異常な量の汗をかいてしまう汗をかく病気です。多汗症には2種類あります。

● 全身性多汗症
● 局所多汗症

手のひらや足の裏だけに多量の汗をかくのが「局所性多汗症」と呼ばれていて、頭皮だけにかく汗は「頭部多汗症」、顔の汗かきは「顔面多汗症」です。

多汗症は自律神経の乱れが原因

多汗症は、本来の体温調節機能ではなく、自律神経の乱れが原因で起こります。

● 温熱性発汗・・・暑いときにかく汗
● 精神性発汗・・・緊張したときにかく汗

人は暑いときに汗をかく温熱性発汗をしていますが、緊張したときに精神性発汗も起こります。通常は精神性発汗はそこまでだらだらと汗をかくほどではありませんが、頭皮多汗症の人は自律神経の乱れが原因で、精神性発汗がさらに進んだ状態です。

頭部多汗症の症状

頭部多汗症の症状は、緊張してなくても汗がだらだらと出てしまい、しかも一度出ると止まりません。赤面症を併発している人は、耳まで真っ赤になってしまうこともあるようです。温度差が大きいときも汗が出てしまうときがありますが、これは温熱性発汗がさらに進んだ症状です。生活に支障が出るほどの症状の場合、医療機関で相談してみましょう。糖尿病などの病気のサインである場合もあります。

頭皮に汗をかいたときのトラブル対処法

バスルームの画像

頭皮に汗をかいたときのトラブルは以下の3つが代表的です。

● 抜け毛・薄毛
● 頭皮の臭い
● 肌トラブル

汗を放置すると、頭皮の皮脂をエサにして常在菌が繁殖して、炎症が起こる可能性があります。この炎症は肌トラブルの原因になるだけでなく、発毛が阻害されて抜け毛の原因となり、悪化すると薄毛になることも。雑菌が繁殖し皮脂を分解するときの臭いは、汗臭い臭いの原因です。帽子や髪を束ねて蒸れやすかったり、汗を放置すると臭いが強くなるので要注意です。

こまめに拭き取る

まずは汗をこまめに吹くこと。タオルを持ち歩いて、ポンポン優しく抑えるように拭き取ると臭いの予防にもつながります。

シャンプーで皮脂と汗を洗う

シャンプーを使って汗と皮脂汚れをしっかり落とすことも大切です。頭皮ケアシャンプーを使えば頭皮トラブルを防ぐことができるでしょう。

気になるときはミョウバン水

ミョウバン水を使うと、制汗や臭いの予防効果があるといわれています。食用のミョウバン15gと水道水500mlをしっかり混ぜて1日おいたものを適量頭皮に吹きかけましょう。

頭皮の汗かきのまとめ

頭皮の汗かきは抜け毛や臭いの原因にもなるので、放置せずに予防や対処をしてケアすることが大切です。多汗症の可能性がある人は、医療機関に相談してみて下さいね。生活習慣の見直しとストレスフリーな毎日で、頭皮の汗かきの悩みを解消しましょう。

misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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