水野敬也×鉄拳のコラボ本。もしも悩みがなかったら【今日のセレクト本vol.19】
誰でも悩みがあることってありますよね。そんな人生に行き詰まりそうになるときに読みたい本をご紹介します。
こちらの記事では、水野敬也さん(作)・鉄拳さん(画)のコラボ本「もしも悩みがなかったら」を特集しました。ネタバレしないあらすじ、読書感想文・魅力をご紹介します。
もしも悩みがなかったらのあらすじ
「もしも悩みがなかったら」は、悩んでいた僕の目の前に悩美(なやみ)ちゃんが現れるところからスタートします。この悩美ちゃん、表紙から想像つくかもしれませんが、まるでバケモノ!
僕の悩みの大きさに合わせて体のサイズが変化し、悩みが大きくなると悩美ちゃんもジャンボに、逆に悩みが小さくなるとほっそりスリムになります。その悩美ちゃんが僕を支えながら悩みの解決法を教えてくれるストーリーです。ページ数はありますが、イラストが多いのでスルスルと読めちゃいます。
もしも悩みがなかったらの読書感想文・魅力
「もしも悩みがなかったら」の感想と魅力をまとめると、以下の2つです。
①悩みの解決法が勉強になる
②悩みは成長過程だということを知れる
それぞれについて、解説します。
①悩みの解決法が勉強になる
スルスル〜と読める一方で、悩みの解決方法が勉強になる一冊でした。悩みの解決法の抜粋がこちら。
その1 栄養のある食べものを、よく噛んで食べる
その2 小さな場所からそうじを始める
その3 友人や専門家に相談する
その4 適度な運動をする
その5 本を読んで解決策を探す
その6 外に出て日光を浴びる
やっぱり心と体を健康に保つには必要なことだったんだ!と改めて納得でした。健やかな心と体があれば、悩みも減りますもんね。健康だとポジティブな考え方ができて、そのポジティブさが周りの人も引き込むムードになります。
ちなみに水野敬也さんの今までの本を読んでいる人はご存知かと思いますが、かなりクレージーで面白いです。でも鉄拳さんのイラストのおかげで、水野さんのキャラクターも真面目モードで新鮮でした!
②悩みは成長過程だということを知れる
そして2つ目は、悩みは成長過程だということを知れること。
『悩み』があるからこそ、人はそこから抜け出そうとして努力を始めるのです。悩みはそうやって、人を成長させているんです。
そんな風に「悩み」のことを言われると、悩んでいる自分は「成長過程なんだ」と肯定できるようになります。悩んでいるからこそ、努力が必要で、努力をすれば、夢中で走ることができるから、もっと違う世界にステップアップできる!
落ち込んでいて元気が欲しい方や、背中を押して欲しい方はぜひ手にとってみてほしいです。
もしも悩みがなかったらのまとめ
「もしも悩みがなかったら」はイラスト付きで読みやすいので、これまで自己啓発本や読書が苦手だった人にも読みやすい一冊です。この二人のコラボで「あなたの物語」「それでも僕は夢を見る」とほかの本もありますので、ぜひ一緒にどうぞ。