汗かきが新陳代謝がいいとは限らない!原因別に基礎代謝を上げる方法を解説
汗かきだからといって、新陳代謝がいいこととは関係ないんです。むしろ代謝が悪いことが原因で、汗をかいている人も。この記事では、新陳代謝と汗かきの特徴、基礎代謝を上げる方法についてわかりやすくご紹介します。汗っかきの体質改善をしたい人、運動やダイエット、美容に興味がある人にもおすすめです。
目次
代謝がよいと汗かきの違いとは
まずは「代謝がいい」と「汗かき」の違いについて見ていきましょう。
代謝がよいとは
代謝がいいとは、太りにくい体のことをさしています。基礎代謝は体温を維持したり、心臓を動かすなど必要最低限のエネルギーのことですが、なんと1日のエネルギー消費の60%をしめるもの。じっとしていてもエネルギー消費してくれるので、基礎代謝が高い人ほど太りにくくなります。
汗かきとは
汗かきとは、汗をかきやすい人や体質のことです。しかし基礎代謝は筋肉量に影響されるので、ただ汗かきが汗をだらだらかいても、残念ながら痩せません。たとえばサウナで座っていて汗だくになっても筋肉は使わないので、基礎代謝は上がりませんよね。同じように筋肉を鍛えて体温が上がって汗をかけばエネルギー消費が期待できますが、暑がりや汗かきは代謝がいいとは限らないことを知っておく必要があります。
汗かきの原因
実は、代謝と関係ないところに汗かきの原因が多いです!まとめると以下の7つがあげられます。
1. 肥満
2. ホルモンの影響
3. 緊張やストレス
4. 冷え性
5. 運動不足
6. 食事
7. 病気のサイン
7つを原因にして、汗かきになる人がいるため、その原因を取り除く対策方法ができれば汗かきを解消できる可能性もアップします。もしかしてと当てはまる原因がありそうな人は、次から原因別に代謝を上げる方法をご紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
汗かきが代謝を上げる方法
原因別に、汗かきが代謝を上げる方法について解説します。
1.肥満の場合
体脂肪が多い肥満の人は、体内に熱が止まりやすく、体を冷やそうとたくさんの汗をかきます。「私はデブじゃないから大丈夫!」と思う人も、汗っかきの場合は隠れ肥満である可能性もあるので要注意です。食事内容やカロリーに気をつけること、運動などの習慣をつけて、まずは皮下脂肪を減らすと汗の量を減らすことができます。汗をかくことが痩せることに直結するのでやる気も出てきます。今よりも痩せたら汗かきが治るでしょう。
2.ホルモンの影響の場合
ホルモンの影響で汗かきになる人もいます。妊娠した時に汗をかきやすくなったり、更年期障害でのぼせやドバッと汗をかく人も多いです。女性ホルモンの似た働きをする「大豆イソフラボン」をとるとよいでしょう。豆乳、豆腐、味噌などから摂取することができますし、サプリや漢方で気楽にとるのもおすすめです。気分が乗らないときは無理をせずに、ストレッチやヨガなどで基礎代謝をあげます。
3.緊張やストレスの場合
精神的な緊張やストレスが影響で大量の汗をかく人もいます。精神的発汗は手のひらや汗裏に起こりやすいですが、人によっては顔などに汗をかきやすくなります。ただし汗の病気もあるので、心配な人はクリニックを受診してみましょう。なるべく緊張やストレスを溜めないように、自分なりのリラックス方法を見つけるなどストレスフリーな毎日を過ごすことがおすすめです。基礎代謝を上げるにはストレッチやヨガ、筋トレ、有酸素運動がいいでしょう。またマッサージは血行促進とマッサージ効果の両方が得られるので、ストレスを感じやすい人におすすめです。
4.冷え性
冷え性は水分が体にたまりやすい人や、水分の取りすぎの人に起こりやすくなります。体に余分な水分が残った状態だと体が冷えるので、体温を温めるために多くの汗をかいてしまうことが汗かきの原因です。冷え性を解消すれば汗かきも改善されるので、ストレッチ、筋トレ、ヨガ、有酸素運動などで体の内側からじんわりと温める運動を行いましょう。体を温める生姜などの食材も積極的に取り入れるのもおすすめです。冷え性については、以下の記事でも詳しく解説しています。参考にしてください。
※参考:ホットヨガで冷え性は改善する?4つの理由とおすすめのレッスンを紹介
5.運動不足の場合
運動不足の人は全身の汗腺機能が弱まり、心臓の近くのワキや頭、顔などから汗をかきやすくなります。本当は全身でかける量が一気に噴き出しているため、汗かきと勘違いしている人も追いようです。運動するとすぐ汗をかくかもしれませんが、運動不足を解消するために体に負担がない範囲でウォーキングやヨガなど、長めの時間で運動をしていきましょう。新陳代謝が悪くて汗をかかない人も、おすすめの方法です。ジムで汗をかきやすくなったら、汗かきの症状が減ったか確認してみてくださいね。
6.食事の場合
食事で汗をかきやすくなっている人もいます。香辛料を使った辛い食べ物を好んで食べたり、肉類や脂っぽいもの、アルコールは汗腺を刺激して汗をかきやすくする方法を実践しているともいえるんです。食事内容を緑黄色野菜、フルーツなどを多めにとるようにして、刺激になる食材を控えるとよいでしょう。合わせてストレッチ、筋トレ、有酸素運動で代謝を高めましょう。半身浴で汗腺のトレーニングをするのもおすすめです。
7.病気のサインの場合
代謝異常の疾患が起こっている場合は、汗っかきは病気のサインかもしれません。糖尿病や肝臓機能低下、胃腸の機能低下なども考えられるので、心配な場合は病院に相談してみましょう。
まとめ
汗かきだからといって代謝がいいのではなく、基礎代謝を上げるための運動は欠かせません。ご紹介した原因に当てはまる人は、いますぐ対策を始めましょう。汗かきの原因を解消して、汗かき知らずの毎日が過ごせますように。