みんながヨガインストラクターを辞める理由とは?正社員・フリーランス別に解説

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ヨガインストラクターに憧れる人が多い一方で、ヨガインストラクターが合わないと辞める人も多い職業です。業界の特徴は、離職率が高いこと。この記事では、みんながヨガインストラクターを辞める理由について調査してまとめました。ヨガインストラクターを辞める理由、悩みや疲れを転換する方法について、現役インストラクターの私が解説します。

ヨガインストラクターを辞める理由とは【正社員の場合】

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みんながヨガインストラクターを辞める理由はたくさんありますが、正社員の場合は残業、ノルマなど社員ならではの悩みがあげられます。

体力勝負で肉体的にハード

ヨガインストラクターは体力勝負の仕事なので、肉体的にハードで続けられなくなってしまう人が多いです。生理中も仕事なのでお休みすることができず、貧血でフラフラのままレッスンすることも日常茶飯事。ホットヨガでは、高温多湿のスタジオと外の室温の温度差が真冬には40度近くなることもあり、それだけで著しく体力を消耗してしまいます。自律神経を乱しやすいのは、ホットヨガインストラクターの職業病です。

ヨガインストラクターのイメージがストレス

「綺麗でいなくちゃ」「細くて健康的な体型をキープする」とイメージがストレスになってしまうこと。仕事以外の場面でも姿勢を良くして、いつでも見られる意識を保つことは至難の業で、食べるもの、飲みもの、美容にも力を入れなければいけません。ヨガインストラクターの評価は「どれだけ集客できるか」の人気にかかっています。

比較されることがストレスになる人は、ヨガインストラクターの性格としてきついものがあるはずです。人気ヨガインストラクターは女優やモデルさんが兼務していることも多いので、比較されても一般人は困ってしまいますが、現実問題として生徒さんは同じような視点で評価してくることもあります。

休めない・残業がある

「休みが取れずに疲れが抜けない」「残業がある」ということ。企業によっては「残業ゼロ」を打ち出していることもありますが、まだまだ減らないスタジオもあるようです。ほかの先生が体調を崩して代行に入る場合、その分誰かが休みが取れない状況もあるでしょう。

ノルマがある

「ノルマが辛い」ということ。スタジオによっては、プロテインなどの食品やヨガウェア、ヨガマット物販も仕事のうちに含まれます。「生徒さんのため」とはいっても、純粋にヨガを教えたい、ヨガに関わりたいと夢を持ってヨガインストラクターになったのに、実際はノルマを達成することに注力しすぎて辛いと感じてしまう人もいるようです。「ヨガが嫌いになる前にヨガを辞める」という人もいました。

経済的にきつい

正社員としてヨガインストラクターをしている人も、手取り20万円を切ることは珍しくなく、ヨガインストラクターで一人暮らしをするのは難しい場合もあるでしょう。経済的な理由からヨガインストラクターを諦めたという人もいます。

ヨガインストラクターを辞める理由とは【フリーランスの場合】

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業務委託などでフリーランスで働いているヨガインストラクターの場合は、集客、休めないなど収入面に直結する悩みが多いです。それぞれ詳しく解説します。

集客できなかった

集客できなければ、レッスンがクローズになり、収入もなくなります。社員の場合はクローズでも給料は発生しますが、業務委託の場合は0円の措置を取るスタジオも多いでしょう。そのため集客できなければ、命取りになります。人気商売なのは仕方ありませんが、生徒さんとのコミュニケーション、自分のスタイル維持、ヨガの勉強など仕事の合間を縫って努力する必要があります。

休めない

フリーランスの場合は、業務委託契約でそのレッスンは責任を持って指導する必要があるので、なかなか穴を開けられないことも多いです。代行を立てられるスタジオもあれば、代行を認めないスタジオもあるようです。契約前に確認しておくと良いでしょう。

体力勝負で肉体的にハード

正社員と同様に、肉体的に辛い面もあげられます。フリーランスのヨガインストラクターは、1日に何本もいくつものスタジオをかけもちするので、移動だけで疲れてしまいます。とにかく体力勝負なので、疲れが溜まってきたときには心もポッキリ折れてしまうこともあります。

収入面が不安定

フリーランスはとくにいくつもヨガスタジオをかけもちしないと、正社員並みの給料を得ることは難しいので、お金と仕事のバランスが課題です。また現在のコロナ禍では、スタジオを閉める・休講するという場面も少なくありません。私が働いているスタジオでも「緊急事体宣言に伴い、来週からレッスンがクローズします」とLINE連絡が来て、そのままクローズという状態も何度も続いています。

業務委託の場合はクローズになれば、フィーは0円なので、すなわち収入も0円。他で補填しなければ生活は苦しい状態が続いてしまいます。いくつかスタジオを掛け持ちする、ほかに稼げる方法を持っておくということが大切な職業だということを肌で感じています。(私の場合は個人的に教えている生徒さんが多いこと、ライターの仕事が収入の軸になっているのでスタジオの打撃は少なくて済みました)

ヨガインストラクターの疲れや悩みを転換する方法

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ここからは、上記で紹介した疲れや悩みを転換する方法について、見ていきましょう。ヨガを辞めたら楽になるかもしれませんが、実はヨガの先生をすぐ辞める選択をしなくても大丈夫かもしれません!ポイントは以下の3つです。

1.体力をつける
2.自分磨きをする
3.環境を変える、働き方を変える

それぞれにてついて、わかりやすく解説します。

1.体力をつける

まずは体力をつけることです。肉体的にハードで辞めたいと感じる人は、体力をつけてみましょう。スタジオレッスン後に疲れてしまう場合は、最初はつらいかもしれませんが早朝ウォーキングやジョギングをして、体力をつけてみます。また私の場合は、睡眠時間を多く取り、レッスンの2時間以上前に白米を食べるようにしたらパワーが出るようになりました。ごはんの取り方の工夫でも、体力はカバーできそうです。

2.自分磨きをする

イメージのストレスを抱えてしまう人は、自分磨きをしてみましょう。他人との比較で疲れてしまうなら「私は私、気にしない」というイメージをするか、徹底的に自分磨きをして最大限に自信をつけます。

美容が足りないと思えばマツエク、ネイルなどサロンの力を借りて、体型に自信をつけたいと思ったらレッスン中に負荷をかけてなるべく仕事中に痩せるようにします。笑 それでもダメなら、コミュニケーション力で仲のいい同僚、生徒さんを作って、愛嬌で人気を獲得してみましょう!

3.環境を変える、働き方を変える

これが1番大事なポイントですが、休めない・残業が多い・ノルマがつらい・経済的金銭的な理由で続けられないという場合は、環境を変えてみましょう。ステージを変えて働き方を変えると、ヨガインストラクターとして働き続けられる道もあります。

ほかのヨガスタジオで働く

現在働いている企業が辛ければ、ほかのヨガスタジオで働く方法もあります。残業や休日は求人募集に明記されているので、今働いている会社よりもよい待遇であれば、積極的にチャレンジしてみましょう。経験を活かして採用されるチャンスが大きいです。

LAVAは国内最大手のホットヨガスタジオで、月給は204,000円~600,000円。役職などにより段階的に給料がアップするので、やりがいも見つけられるでしょう。福利厚生も整っているので、フリーランスよりも安心な体制が整えられています。

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働く場所そのものを変える

ヨガインストラクターにこだわらず、高待遇の場所を優先して働く方法もあります。たとえば転職エージェントサービスでは、キャリアアドバイザーが相談に乗ってくれ、希望にあった企業を紹介してもらえます。年収交渉や条件など、自分から言いづらい条件面の交渉もしてもらえることがメリットです。まずは登録から気軽に相談してみてください。

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転職する際に気をつけたいこと、転職理由については以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターから転職したい。転職理由・気をつけたいことは?

まとめ

ヨガインストラクターを辞める理由は、体力や経済的な理由、会社の待遇や福利厚生によるものが大きいです。このままやめて全く他業界の仕事を始める方法もありますが、環境や働き方を変えて、スキルや知識を活かす方法もあります。理想の働き方やヨガとの付き合い方を考えて、進路を選んでみてくださいね。ちょっとでも心が軽くなれば幸いです。

misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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