初めてのヨガインストラクターオーディションvol.1。私がした5つの準備

先日、初めてのヨガインストラクターのオーディションを受けてきました!「有償のレッスンをしたことがない、新米のヨガインストラクターがパスするには難しく落ちる」と言われるオーディション。とにかく緊張しましたが、その様子をまとめました。オーディション当日までの流れ、履歴書、デモレッスンや面接の内容、服装をご紹介します。これからオーディションを受けるぞ!という方は、参考にしてもらえたら嬉しいです。
目次
ヨガインストラクターのオーディションとは?
ヨガインストラクターは、一般的な企業のように、面接で採用されるわけではありません。一般的には面接とオーディションを受け、実際にレッスンの様子を見てもらって採用か不採用かが判断されます。そのため模擬レッスンをその場で披露できるような、レッスンの準備も必要です。スタジオやスポーツクラブのオーディションによって、20分、45分などオーディションのレッスンの分数も異なります。
未経験採用を行っている「LAVA」などの企業では、インストラクターのオーディションはありません。主に面接を通じて採用が決められるため、オーディションに自信がない人は、オーディションがない形態の採用面接を受ける方法も有効でしょう。
私が受けたヨガインストラクターのオーディション
私がこの記事で紹介するヨガインストラクターのオーディションは、ホットヨガスタジオのオーディションに応募しました。応募した手順は、以下のとおりです。
1.Webから応募
2.オーディション当日までの準備期間で必死に準備
3.本番
それぞれの項目や流れについて、詳しく解説します。
1.Webから応募
私が受けたスタジオでは、常にインストラクターの求人募集を行っていて、Web上に記入をして応募するという形をとっていました。空欄の項目があり、自分で情報を埋めていくスタイルで、以下の内容でした。
● 氏名や年齢
● レッスン可能な曜日や日時
● 希望のスタジオ名
● 自己PR
最後の自己PRというのがくせものでした!一体何文字書いたらベストなのかもわからないし、ヨガインストラクターの経験がないので何を自己PRしたら良いのかもわからない。PRできることがなーいっ!と最初から頭を悩ませてしまいました。
新米インストラクターが自己PRに書いたこと
自己PRは本当に迷いましたが、経験がないことよりも、未来のことに目を向けて書くことにしました!以下の項目について、書きました。
● これまでヨガをしてきて感じたこと(心や体の変化について)
● 今からインストラクターとしてデビューしたらどんなインストラクターになりたいか
● どんなレッスンをしたいか
ということについてまとめました。 自分の気持ちをまとめて、これから頑張りたい!という気持ちを込めて、Webの応募するボタンをクリックしました。
その日のうちに電話が来た
Web応募のボタンをクリックしてから、数日は待つのかなと悠長に待とうとしていたわたし。なんとその夜にお電話をもらうことができました! とても話しやすい方で、面接の日時と持ち物を聞くことになりました。電話もオーディションに入るようなので、電話対応も気をつけましょう。ちなみにその時に、衝撃的なことを聞くことになります!
当日の流れは、まず20分間の面接。その後に着替えたら本番のレッスンと同じ長さの50分間のオーディションを行いますね。
実はそのスタジオの生徒の私は、お世話になっているインストラクターの先生に、オーディションはちょっとデモンストレーションをしただけと聞いていました。なのに本番の長さのレッスンがあるとは、大パニックです!もちろん電話では「わかりました」と朗らかに答えました。笑ちなみにオーディションはスタジオによって違うようで、5分だけの場合、20分だけの場合など様々あるそうです。
フルでレッスンするところはあまり調べても出てきませんでした。面接官も1人だけの場合や複数の場合もあるし、生徒役をしてくれる場合の有無、生徒役を他のオーディションを受けるメンバーがする場合をあるそう!どんなタイプで来ても驚かずに入れるように、自信をつけておくことが大事だなと思いました。
2.オーディション当日までの準備|準備した5つのこと
ここからは、私がヨガインストラクターオーディションまでに準備したことをご紹介します。オーディションまでの日にちはちょうど1週間。したことは以下の5つです。
1.履歴書
2.写真
3.面接の練習
4.オーディションの練習
5.ほかの先生のレッスンにたくさん出る
準備できる時間はたっぷりとあったので、少しずつ猛練習をスタートしました!
1.履歴書
持ち物の1つが履歴書だったので、履歴書は丁寧に仕上げました。なるべくアピールできることを練りこむと良いので、RYT200などの資格や受けてきたヨガの修了過程などはもちろん記載。友人や家族にレッスンしたことがあればそれも触れておくと良いそうです。
2. 写真
写真は履歴書に貼るものですが、こちらも通常の就活とは違うので迷ってしまうポイントでした。色々なサイトを調べたところ、スーツでも良いみたいですが、実際のヨガウェアで撮る人もいるそう。堅苦しいのはヨガの雰囲気とは違うので、明るめのカットソーを選びました!スーツの下に着ている白いものなので、堅苦しくはないけどラフ過ぎない絶妙なライン。爽やかなイメージです!ロングの髪もあえて結ばずに、就活とは違う雰囲気を出すことにしました。
3. 面接の練習
実はこのオーディションを受ける前に、大手のヨガスタジオの正社員の選考会を受けていました。(フリーのインストラクターと違って月給制で福利厚生も受けられます)初心者大歓迎の会社でスタッフは研修でレッスンができるようになるので、ポーズなどのオーディションもなく、面接だけで突破していきます。
社会人経験もあるので大丈夫でしょう、と特に練習することなく面接に臨みました(なぞの自信)。最初から「それでは自己紹介を兼ねて、職務経験をご説明ください」という質問をもらい、全然練習していなかったので面食らいました!それが原因だったのか、ほかにもダメ要因はいくつか挙げられるのですが…とにかく落ちたのです!(笑)という経験から、今回は絶対に負けないぞという気持ちで「志望動機は?」「自己PRをお願いします」などの質問対策をしていきました。どれも的確に、手短かに答えられるように、1問1答形式の練習をしました。
4. オーディションの練習
オーディションの練習が1番緊張して、1番時間を費やした準備です。
①レッスン内容を組み立てる
②通し練習
③音楽を選曲してプレイリストを作る
④ムービーに撮って何度も練習
の4つのことを進めていったので、詳しく紹介します。
①レッスン内容を組み立てる
まずはレッスンの構成を考えました。そのヨガスタジオに通っている人を想像して、どんなレッスンなら喜んでもらえるのか?ということを考えていましたが、なかなか難しい。ということでテーマは「ハタヨガベーシック」、どんな人でもヨガを楽しんでもらえるプログラムにしました!
②通し練習
レッスンが組み立てられたら、あとは通し練習のスタートです。練習を積み重ねて、「もうすることがない!」と思えるほどまでいけば、緊張しない性格だということがわかっていたので、とても練習しました。スタジオに事前にレッスンに参加できる場合には行っておいた方が良いと思います。生徒さんに向きをわかりやすく伝えるための目印や、時計の位置を確認しておくとレッスンがしやすくなります。本やRYT時代に使っていた教科書を見ながら、どんな言葉を選んだらわかりやすいのかということを整理していきました。
練習時に活用した本は、以下の3冊です。よければ参考にしてください。
③音楽を選曲してプレイリストを作る
音楽を選曲してプレイリストを作ることも大切です!気持ちのいい音楽が流れてくると、それだけで心が弾んでくるので、動きに合わせた曲をセレクトしました。選んだのはこちらの3つのCDから。
立位の時は盛り上がる曲を、座位になったら落ち着いた曲をと、動きに合わせて曲を選ぶと良いでしょう。曲順を覚えてしまうと時計がわりにもなってわかりやすいですよ!しかもオーディションの時はプレイリストがいい!と褒められました。
④ムービーに撮って何度も練習
最初は恥ずかしいですが、ムービーに撮って何度も練習するのがおすすめです。客観的に自分を見ることで、良いか悪いかがわかりやすいくらいにわかります!気をつけたいのは以下の2つです。
● 話すスピードや姿勢
● ウェアはスタイルをよく見せてくれているか
話すスピードや姿勢は、レッスンの印象を決めてしまうといっても過言ではありません。話すスピードが心地よいのか、たとえばダウンドッグで下を向きながら話すとどうなるかなどを見ておくのがおすすめです。インストラクターは見られる仕事なので、ウェアがスタイルよく見せてくれているかも大切です!動画で背中の肉が気になって急遽衣装チェンジしましたが、オーディションのときに「顔もスタイルも綺麗だから」と褒めてもらいました。後ろ姿も気にしておきましょう。
5. 他の先生のレッスンにたくさん出る
自分の練習以外にも、他の先生のレッスンにたくさん出ました!私は通い放題のスタジオに通っているので、オーディション本番までの間は休まずに他の先生のレッスンに出ることに!
● 朝と夜のレッスン内容の違い
● 人気のある先生はどんなところが人気か
● 声かけやインストラクションの工夫
などに注目してレッスンで勉強しました。インストラクターが参加していることを嫌がる先生もいらっしゃるかもしれませんが、まだデビュー前のわたしは(というか受かってもいないから、普通の生徒の一人)堂々と参加することができました。ピラティスなどの違うレッスンにもでてみましたよ。
ヨガインストラクターオーディションの準備ができたら本番へ!
ヨガインストラクターオーディションの準備はここまでです。履歴書、写真、面接、オーディションなど練習や準備をきちんとしておいたほうが、本番に緊張せずに自分を最大限にアピールできるはず!準備をする中でヨガが深められて、私自身は濃い時間になりました。本番については後編でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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