ヨガインストラクターの働き方の種類。違いを詳しく解説
ヨガインストラクターの働き方は、正社員からフリーランスまでさまざまです。ただしきちんと検討しておかないと「儲からない」「仕事がない」「辞めたい」と現実に苦労してしまうことも。
そこでこちらの記事では、ヨガインストラクターの働き方の種類について詳しくまとめました。現役インストラクターの管理人がそれぞれの仕事内容や給料、メリット・デメリットをご紹介します。
目次
ヨガインストラクターの働き方・雇用形態
ヨガインストラクターの働き方には、以下の6つのタイプがあります。
①正社員
②派遣
③アルバイト・パート
④フリーランス・業務委託
⑤独立・開業
⑥副業
正社員・派遣・アルバイト・パートは企業やスタジオから雇ってもらう雇用形態ですが、フリーランス・業務委託・独立開業は自分でヨガレッスンを開催することが可能です。副業は自分の本業とのペースに合わせて、バランスよくヨガの仕事ができます。それぞれの働き方について、詳しく見ていきましょう。
①正社員のヨガインストラクター
ヨガインストラクターにも、会社員として正社員で働ける会社があります。求人に募集して合格すれば、ヨガインストラクターとして経験がまったくない人でも採用してもらえることが多いです。
正社員の仕事内容・給料
仕事内容はスタジオレッスンのほかに、受付、掃除、接客、集客、物品販売などスタジオ経営全般。キャリアを重ねると、社員育成や本社勤務、などキャリアパスが広がる会社もあります。レッスン内容は会社でプログラムが決められていることが多いので、自分オリジナルのレッスンをすることは難しいでしょう。
勤務時間は7:00〜23:00などの中で8時間のシフト制で働くことが多く、休みは週2日、月7〜8日程度でしょう。給料は月額17万円〜30万円ほどが一般的です。
正社員のメリット・デメリット
正社員のメリットは給料が安定し、会社の研修があったり、レッスン回数が1日2回以上行うところがほとんどなので、経験を詰めるのが大きいところです。未経験からでも働けるので、「ヨガインストラクターとして独立する自信がない」という人にもぴったり!
一方デメリットは逆にデメリットは勤務時間に振り幅が大きかったり、土日休みではない点、レッスンの他にも物品販売や集客など仕事内容がヨガインストラクターの他にもたくさん求められるところでしょう。ヨガインストラクターをやめたいという正社員の中には、これらのノルマを負担に感じている人が多いです。
②派遣のヨガインストラクター
派遣のヨガインストラクターは、資格認定協会からの紹介や、ヨガインストラクターの派遣会社に登録して仕事を紹介してもらいます。
派遣の仕事内容・給料
派遣の仕事内容は、派遣会社から紹介されたスタジオでのレッスンや、単発での出張レッスンをすることです。主にレッスンを行うことがメインで、企業ヨガや高齢者向けシニアヨガ、地域センターでのベビーヨガなどさまざまな需要があるので、知識や技術がある人が向いてる人といえます。
派遣のヨガインストラクターは1回1万円〜2万円程度といわれますが、継続レッスンの場合は1レッスン2,000〜3,000円のこともあるようです。ヨガの仕事は飽和状態ともいわれますが、需要も安定しているのでチャンスはあるでしょう。
派遣のメリット・デメリット
派遣のヨガインストラクターのメリットは、単発で仕事ができるので自分のペースでレッスンが担当できることです。フルタイムの勤務や継続の仕事が難しい人も、柔軟に仕事が続けられます。またスキルアップすれば給料アップも見込めます。
デメリットはレッスンフィーの中から派遣会社に手数料が取られてしまうことです。スタジオで直接採用してもらった方が、給料が高くなる場合があります。
③アルバイト・パートのヨガインストラクター
アルバイト・パートのヨガインストラクターは、ヨガスタジオやスポーツクラブでの勤務が多いです。
・収入:時給900〜1,200円ほど
・勤務時間:
・休み:職場による
・仕事内容:受付、接客、掃除、物品販売など
・働くには:面接などを受ける
・経験:未経験でもOK
アルバイト・パートの仕事内容・給料
アルバイト・パートの仕事内容は、レッスンを行うこともありますが、受付、接客、掃除、物品販売などを担当します。未経験でもOKの場合が多いので、積極的に応募してみましょう。
勤務時間は7:00〜23:00などの営業時間内でのシフト制です。収入は地域や企業にもよりますが、時給900〜1,200円ほどで一般的なアルバイトの時給と大きな差はありません。
アルバイト・パートのメリット・デメリット
アルバイト・パートのメリットは、受付としてもヨガスタジオやスポーツクラブに長時間いることになるので、インストラクター達の動き方やお客さまの様子を観察でき、将来のための勉強になること。インストラクターをしながら、給料も安定させたい人はちょうどいいでしょう。
ただし「受付から始めてゆくゆくはスタジオでインストラクターをさせてもらえる」という話で入社しても、なかなかレッスンを持たせてもらえない事例もあるようです。受付は受付、インストラクターはインストラクターという線引きがあることもあるので、早くデビューしたい場合には、オーディションでヨガインストラクターの座を掴むことをおすすめします。
④フリーランス・業務委託
ヨガインストラクターの働き方としてよくイメージされるのは、この形態。ヨガスタジオやスポーツジムなどで業務契約をして、1レッスンごとに収入をもらえる雇用形態です。
フリーランス・業務委託の仕事内容・給料
フリーランス・業務委託の仕事内容は、レッスンを行うこと、掃除や接客です。自由な場合と、スタジオの指定レッスンがある場合があります。収入は1レッスン2,000円〜5,000円ほど。
フリーランス・業務委託のメリット・デメリット
フリーランスのメリットは、自由度が高いことです。いろいろなスタジオで経験が積めたり、休みも自由に取ることができます。海ヨガや山ヨガ、企業ヨガなど、自主開催のレッスンも含めれば希望通りの働き方や収入を得ることも可能です。
デメリットは、働かなければ収入が0円になってしまうこと。体調不良でレッスンをお休みしてしまうと場合はもちろんフィーも0円です。また、移動もつきもので、スタジオやスポーツジムへの移動の交通費も自己負担で、時間がかかる場合も仕方がありません。
⑤独立・開業するヨガインストラクター
独立・開業して自分のスタジオを経営することもできます。スタジオが大きくなれば、ヨガインストラクターを雇用する立場になります。
・収入:経営次第
・勤務時間:自由
・休み:自由
・仕事内容:スタジオレッスン、掃除、接客、物品販売、経営、集客などスタジオ経営全般
・レッスン内容:自由
・経験:経験があったほうが有利
独立・開業の仕事内容・給料
独立開業した場合は、スタジオレッスンだけでなく、掃除、接客、物品販売、経営、集客などスタジオ経営全般を行わなければいけません。ビジネススキルも求められます。
ただし勤務時間も休日も自由になるので、希望通りの働き方が可能です。給料は経営次第ですが、年収300万円以上の人が多く、成功すれば年収1,000万円以上も夢ではありません。
独立・開業のメリット・デメリット
スタジオをオープンすると、自分らしいヨガスタジオを作ることができます。正社員、フリーランスは人の作ったスタジオでレッスンをする形なので、オリジナリティが活かされるのがスタジオ経営!そして、レッスンフィーもそのまま収入になるので、スタジオ経費を抜いてもプラスになるだけの生徒数を確保できた場合には、収入が期待できるでしょう。
一方デメリットは、初期費用がかかること、スタジオ経営の経営全般の仕事も付随するというところです。レッスンだけに集中しているわけにはいかないので、経営者としての手腕や技量が試されます。スタジオ経営がうまくいけば、あなたの収入も右肩上がりですが、なかなか経営がうまくいかなかった場合には、収入にも反映されてしまうリスクがつきものです。
⑥副業のヨガインストラクター
最後は副業のヨガインストラクターをご紹介します。正社員としてほかの仕事をしながら、副業で週1〜2回のレッスンを担当する働き方も可能です。
副業の仕事内容・給料
副業のヨガインストラクターは、レッスンが主な仕事内容です。スタジオで業務委託の場合は、レッスン前後の清掃や接客が含まれる場合がありますし、自主開催のレッスンでは集客も必要になります。給料は1レッスン2,000円〜4,000円程度が相場です。
副業のメリット・デメリット
副業のメリットは、ほかの仕事をしているのでヨガインストラクターの仕事の収入が高くなくても働けることです。ヨガインストラクターとして1本で生きていける自信がついてから、本業を辞めるのもリスク回避につながります。
デメリットは週1〜2回のレッスンでは、スキルアップが遅れてしまうことです。やはり週に何本もレッスンをした方が、どんどん指導力もヨガのスキルもアップします。本業が忙しくなるとヨガの仕事もしづらくなってしまう可能性もあるかもしれません。
ヨガインストラクターの働き方のまとめ
ヨガインストラクターの働き方はさまざまで、収入や働きたい時間帯など、ライフスタイルに合わせた働くことが可能です。メリット・デメリットを比較して検討してみてくださいね。あなたらしい働き方を見つけて、ヨガインストラクターとして楽しく働きましょう!