ヨガインストラクターから転職したい。転職理由・気をつけたいことは?
ヨガインストラクターを辞めたいという人は実は多く、転職することも珍しくありません。現実は大変な仕事なので仕方ないですよね。そこでこちらの記事では、ヨガインストラクターから転職したい人向けの情報をまとめました。転職理由で多いもの、転職で気をつけるポイント、職務経歴書の書き方、転職先の求人の探し方をご紹介します。
目次
ヨガインストラクターが転職したくなる5つの理由
ヨガインストラクターが転職したくなる理由を調査すると、以下の5つのポイントがあげられます。それぞれについて詳しくみていきましょう。
ホットヨガで心も身体も疲れてしまった
1つ目は、ホットヨガで心も身体も疲れてしまう人です。1日に何度も40度近い高温多湿の空間でヨガをしていると、自律神経が乱れやすく、汗で体力も奪われます。疲れが抜けずに次の日を迎えることが多いので、肌も身体も心もボロボロになってしまい、辞めたくなってしまうようです。
体力がもたない
ホットヨガに限らず、ヨガインストラクターの活躍する常温のヨガスタジオやパーソナルジム、スポーツジム、フィットネスクラブでは体力勝負の仕事です。レッスン後も生徒さんとコミュニケーションを取るので、休む暇がなく次のレッスンに入る人も多くなります。とくに生理期間中はひどい貧血に悩まされ、常にふらふらという人も多いです。座っていられない仕事なので、休めないのがつらいところです。
残業が多くて休めない
さらに残業が多くて休めないという人もいます。多くのヨガインストラクターの働く企業では、シフト制が取られていますが、前日は23:00まで働き、次の日は朝晩で6:00からということも。これでは休むことができずしっかり働くのも難しくなります。週に定められている休日も不定休の場合は、なかなか友達や恋人、家族との予定もあいづらいでしょう。
給料が低い
給料が低くて生活するのがギリギリという人もいるようです。未経験からヨガインストラクターに転職できる企業もありますが、その研修費として「月額2万円」ほど天引きされてしまう企業もあります。「これだけ働いているのに報われない」という気持ちから転職に気持ちが向いてしまう人も多いようです。
ノルマがつらくてヨガが嫌いになりそう
物品販売、生徒数確保などノルマが辛くてヨガが嫌いになりそうという人もいました。ヨガが大好きでヨガインストラクターになったのに、ノルマばかりに気を取られていては、レッスンにも集中できません。企業は利益が出ないと経営が傾いてしまうことから、利益を重視することも仕方ありません。
しかしヨガよりも、営業的な企業に就職してしまうと、ヨガ自体から気持ちが離れてしまいます。ヨガレッスンに集中できるフリーランスに環境に変える方法もひとつの手でしょう。ほかにもみんなが辞めたくなる理由については、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:みんながヨガインストラクターを辞める理由とは?正社員・フリーランス別に解説
ヨガインストラクターの転職での注意点
ここでヨガインストラクターが転職する際に気をつける点、注意すべきポイントについてご紹介します。
同業界で気をつけること
同業界で気をつけるポイントは、どんなヨガインストラクターを求めているのかを把握しておくことです。自分のヨガインストラクター経験が活かせることは即戦力になりますが、あまりにもレッスン方法や環境が違うと馴染むのも難しくなります。しっかり企業研究をしておきましょう。
他業界で気をつけること
他業界で気をつけることは、なるべく早めに転職活動をスタートさせることです。就職サイトには年齢制限がある職業もありますし、未経験の他業界への転職であれば若ければ若いに越したことはありません。他業界への転職については、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:ヨガインストラクターの他業界への転職。求人状況や注意点
ヨガインストラクターの職務経歴書の書き方
ヨガインストラクターの職務経歴書を書く際は、就職先ごとに書き方を変えることが大切です。
ヨガインストラクターに転職する場合
違う企業のヨガインストラクターに転職する場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
● 担当したレッスン
● 営業成績・生徒数実績
● 昇格・昇進
● 部下の数
上記の内容を具体的な数値とともに伝えられれば、同じ業界でどれだけ即戦力として役立てるかをアピールできます。合わせてヨガインストラクターの志望動機も、企業研究をしてしっかりまとめましょう。
他業界に未経験で転職する場合
他業界に転職する場合は、ヨガのレッスンや内容を書いてもアピールポイントにはなりません。以下の内容を押さえて、ヨガを知らない人でも理解できるように工夫しましょう。
● 営業成績・生徒数実績
● 昇格・昇進
● 部下の数・指導実績
● 社内での役割
● 資格取得
ほかにもアピールできそうな点があれば、記載しておくことが大切です。その企業に貢献できそうな点を、公式サイトや企業研究から抽出して、自分なりのアピールポイントをまとめると効果的です。
ヨガインストラクターの転職先の探し方
ヨガインストラクターの転職先の探し方も、同業界か他業界かで異なります。それぞれの転職先の探し方について解説します。
同業界での探し方
ヨガインストラクターの求人は、「仕事がない」とはいうもののかなり募集がかけられています。比較的規模の大きな企業であれば、就職サイトでも募集がありますし、ヨガインストラクターのバイトであれば地元の求人誌でも見つけることが可能です。
たとえば大手ホットヨガスタジオのLAVA(ラバ)では、公式サイトで募集があり、正社員採用を行っています。研修でヨガレッスンのレベル向上がはかれます。特徴は福利厚生が充実していることで、産前産後休暇、育児休暇を利用して復帰するママインストラクターも多いことで有名です。
他業界の探し方
他業界の就職先は、就職サイトをチェックするのがおすすめです。ほかにも公式サイトのみで募集をかけられている場合や、紹介で入社できる場合もあります。エージェントを利用すると、プロのアドバイザーが一緒に考えてくれるので利用するのもひとつの手でしょう。
まとめ
ヨガインストラクターは転職率が高い仕事なので、珍しくありません。このまま続けると体力も心も持たないと思ったら、考えるのもありでしょう。ヨガインストラクターとしてのキャリアを活かすなら同業界で、まったく別の道に進むなら他業界を選んで、後悔のない選択をしてくださいね。