お腹痩せに効果的な鋤のポーズ。首こり・反り腰も解消

鋤のポーズアイキャッチ
YOGA

お腹痩せをしたいけれど、腹筋が苦手という人におすすめなのが「鋤(すき)のポーズ」です。難易度は高くないので、初心者の人でも簡単に試せます。この記事では、お腹痩せに効果的な「鋤のポーズ」についてまとめました。効果、方法、「鋤のポーズが息苦しい」という人のための鋤のポーズのコツをご紹介します。

鋤のポーズの効果

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鋤のポーズは、鋤の形に似ていることからこの名前がつけられました。サンスクリット語では「ハラアーサナ」と呼ばれます。鋤のポーズは普段しないような逆さまの状態を作るので、体のいろいろな部分に刺激が入るのが魅力。効果は以下のとおりです。

● 肩こりの緩和
● 背中のコリ・首こりの改善
● 反り腰・腰痛の改善
● 消化を促す
● 自律神経を整える
● 血行促進でむくみ解消

肩や首、背骨の血行がよくなるのでこりを緩和して、むくみも解消します。背骨周りを整えることで自律神経の働きをよくし、リラックス効果も味わえます。また普段下に落ちがちな内臓をもとの位置に戻すことで、消化を促し、内臓機能を正常化します。骨盤への圧迫が緩まるので、生理不順の改善やホルモンバランスの安定も期待できます。まさに女性に嬉しいポーズのひとつです。

鋤のポーズの方法

ここからは、鋤のポーズの方法を見ていきましょう。床が硬いと背中が痛いので、ヨガマットやブランケットをしいてから行います。

①仰向きに寝る
②両手は体側、手のひらは下向きにする
③両足を上に持ち上げる(気分が乗らない日はここで完成)
④お尻を持ち上げ両手を腰にそえて肘をマットにつく
⑤肩甲骨を寄せてマットについた肘を内側に寄せてお尻をもう一段高く上げる
⑥両足を床に下ろす(つかなければ無理に降ろさなくてOK)
⑦余裕があれば両手を背中の後ろで組む
⑧5呼吸してポーズを解放する
⑨仰向きでひと呼吸

鋤のポーズを初めてやるときは難しく感じることがあるので、「鋤のポーズができないっ!」とショックを受けなくても大丈夫です。最初は両足をあげた③を完成形にしても問題ありません。

慣れてきたらお尻を持ち上げ、両足を床におろしましょう。両足を下ろすのにも柔軟性がいるので(レッスンでも10人中2人くらいしか床につかないときもあります)、おろせなくてもお気になさらず。5呼吸ほど呼吸して戻ってきますが、時間が長いと感じるときは戻ってきましょう。

鋤のポーズの注意点

なおこのポーズは、背中や首を痛めることがあるので、肩や首、背中に違和感がある人は行わないようにしましょう。また生理時、高血圧の人は避けます。

鋤のポーズが息苦しいときのコツ

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鋤のポーズは息苦しさを感じる人も多いポーズです。そこでポーズのコツをまとめました。

喉や首が苦しいとき

ストレートネックの人は首の骨に自然なカーブがなく痛めやすいので、喉や首が苦しいことがあります。下に毛布やブランケットをしくとポーズが楽に取りやすくなります。

お尻が持ち上がらないとき

お尻が持ち上がらない人は、筋力が足りないかもしれません。お尻を無理に持ち上げて両足を下げようとせずに、⑤を完成形にします。楽なところで腰を支えて呼吸で完成しましょう。徐々に筋力や柔軟性がついてくるので、だんだん楽にポーズが取れるようになります。

鋤のポーズのまとめ

鋤のポーズをすると、刺激が入るので体がスッキリと目覚めます。慣れると呼吸が深まりリラックス効果も高まるので、夜寝る前のストレッチタイムにもおすすめです。肩こり改善をしたい人、便秘解消をしたい人、柔軟性を高めたい人もぜひ試してみてくださいね!

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misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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