星野源♡また好きになったエッセイ【今日のセレクト本vol.73】

こんにちは、みさと(@mitikusa_tweet)です。
歌手、俳優として活躍している星野源さん。大ヒットした「恋」ダンスも話題になり、口ずさめる!という人も多いのではないでしょうか?♡
彼のエッセイには、作曲、アルバム制作の裏側、ドラマ撮影現場、日常生活、有名人たちとの絡みなどが盛り沢山に描かれていました。
星野源さんの『いのちの車窓から』
内容
音楽、俳優業、交友関係、妄想など、星野源さんの日常がまとめられたエッセイ。
雑誌「ダ・ヴィンチ」での連載を書籍化した本です。
中には、笑福亭鶴瓶さん、大泉洋さん、吉田羊さんなどの俳優・芸人さんたちもたくさん出てきます。
一人で曲を作る様子や、くも膜下出血で倒れてしまい手術したことなども描かれているので、今まで歌しか知らなかった〜という人も、どんな人なのかがよくわかる一冊になっています。
子供の頃の未来のイメージを思い出した
読んでいて、ふと、立ち止まってしまうことが多かったことのように思います。
というのも、わたしは昔、作曲家になりたかったんです。
物心ついた時からずっとピアノを弾いていて、作曲がわたしの持ち味だと思っていました。
没頭してしまうと食べることも忘れてずっと集中しているような性格だったので、アーティスティックな生き方は染み付いていました。
夜も好きだったし、いくらでも起きていられたので、大人になったら昼夜逆転してしまうかのような、そんな生活を送るものだと思っていました。
でも、そんなことはいつの間にか忘れてしまって、「普通の人間になりたい」と思ったときから普通の人間へ進む道を歩み始めました。
社会人生活をしてみないと!と意気込んで会社に入ったものの、馴染めない自分がいた。
それはなんでかがわからなかったけれど、このエッセイを読んでいてふと腑に落ちました。
子供の頃からのイメージは簡単には消えない
子供の頃から「仕事=没頭するもの」というイメージがあったから、会社員の規則正しい生活、作り上げた成果ではなく、存在給として月給が支払われていることに虚しさを感じてしまったんだということがわかりました。
今更きづくなんて・・・(笑)
だから、星野源さんの生き方は、わたしが憧れていてもの、そのものだったんです。
ラジオも好きでニッポン放送を聞いて育ったわたしは、いつかニッポン放送で働きたいと思っていました。
それを同じようにラジオっ子だった星野源さんは、自分がパーソナリティになることで叶えている。
作曲をして、たくさんの人に感動を届けてる。
東京・没頭・作曲
この3つが星野源さんのエッセイの中でわたしが共感したこと。
今わたしは「没頭」以外を手放してしまっているけれど、いつか取り戻したいと思うことができました。
「普通の人」になりたいと歩み始めたら、今度は戻り方がわからなくなって、今は道に迷っている途中だけど、いつかちゃんと戻りたい。
良い言葉がたくさんあったから紹介するよ
わたしの話はさておき、良い言葉がたくさんあったので3つご紹介したいと思います。
いつだって、世界を彩るのは、個人の趣味と、好きという気持ちだ。(P.154)
これだけ体現している星野源さんの言葉なら、本当だなーとスッと入ってきます。
よく言われている言葉だけど、きっとそうなんだと思う!♡
どれだけ「イタい」と言われようと、「中二病」と馬鹿にされようと、そんなつまらない言葉には負けず、人はどんどん妄想すればいいと思う。現実を創る根本の大本は、想像力である。(P.186)
妄想大好きなわたしだけど、そっか、妄想しちゃえばいいんだ!となりました。
だって人はイメージしたことを形にしていくものだから、好きな妄想は爆発させて、どんどん理想の未来を作って行けばいいんだ。
10年ほどエッセイを書き続けて気づいたことですが、文章のプロとは、ありのままを書くことができる人ではないかと思います。(P.194 あとがき)
最後は文章のこと。もっとシンプルに、考えていることをそのまま伝えられるようになりたい、と思ってしまいます。
最後に
毎日エンドレスリピートして聞いていた『YELLOW DANCER』の生まれた経緯も、作曲している様子も、大好きな大泉洋も登場してきて、色々大満足でした。
ふふ、と吹き出しちゃう場面もあったり、源さんを通して、自分の人生をたくさん考えてしまいました。
星野源さんのファンも、ファンじゃない人も、楽しめる一冊だと思います^^
こんな人におすすめ
- 星野源さんのファン
- 芸能人の裏側が気になる
- 作曲ってどうやってするの?と気になる
- ゲームが好き
- ドラマが好き
- 笑えるエッセイが読みたい
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