ヨガインストラクターにおすすめの資格。種類・期間・費用は?

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ヨガインストラクターになるために、必要な資格はありません。しかし資格を取得した方がレッスンの指導方法について体系的に学ぶことができ、知識や技術がある証明にもなるのでおすすめです。そこでこちらの記事では、ヨガインストラクターになるためにおすすめの資格をまとめました。

資格の種類や費用、働きながら目指しやすい通信やオンラインはあるのかなどもご紹介します。

ヨガインストラクターにおすすめの資格・種類

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ヨガインストラクターになるには、ヨガインストラクター資格を取得することをおすすめします。ここではその理由と、資格の種類を紹介します。

ヨガインストラクター資格取得がおすすめな理由

ヨガインストラクターは資格がなくても活躍できますが、今からヨガインストラクターを目指すなら、ティーチャーズトレーニングを受けて資格を取得するのが近道です。資格取得をした方がいい理由は、以下の2つ。

● 体系的にヨガの学びを深められる
● 履歴書に書ける経歴になる

資格をとるときに、しっかりと組まれたカリキュラムにのっとって勉強することができるので、デビューまでの形が見えやすいのも特徴。ヨガのスクールや、先生のワークショップ、講座などでトレーニングを開催しています。そしてティーチャーズトレーニングは、卒業すると、修了書や認定書をもらえるスクールがほとんどです。

ヨガインストラクターとしてオーディションを受けるのに必要な、履歴書に書くことができる経歴の一つになります。

ヨガインストラクターの資格の種類

ヨガインストラクターの資格の種類は、主に以下の4つが有名です。

● 全米ヨガアライアンス認定RYT200
● NPO法人日本ヨガ連盟
● 一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)
● 一般社団法人日本ヨガインストラクター 協会

1つ目の「全米ヨガアライアンス認定RYT200」は全世界で通用する国際的な資格、残り3つは国内の資格になります。また、レッスンの目的に合わせてさらに資格が用意されています。

● マタニティヨガ
● 産後ヨガ
● ベビーヨガ
● SUPヨガ
● アスリートヨガ
● エアリアルヨガ
● チェアヨガ
● シニアヨガ

「マタニティヨガ」は妊婦さんの身体でも無理なく動けるヨガを知ることができたり、「シニアヨガ」は高齢者の心と体の変化を学ぶことで最適なヨガを提供できるようになる資格です。それぞれの資格について、さらに詳しく見ていきましょう。

ヨガインストラクターの資格①全米ヨガアライアンス認定RYT200

全米ヨガアライアンスRYT200画像

ヨガインストラクター資格にはたくさんの種類がありますが、まずおすすめなのが「全米ヨガアライアンス認定 RYT200」です。資格の内容は、ヨガの一般的な歴史や哲学、解剖学、ポーズ、指導法などヨガインストラクターにとって必要な知識を200時間かけて学んだ人に付与されます。

資格名 RYT200(全米ヨガアライアンス認定200時間)
内容 ポーズや指導法、解剖学、哲学などヨガ講師としての基礎を習得
期間 半年〜2年
合宿なら約1ヶ月
費用 40〜60万円

受験資格はスクールや認定校での講座を受けた人全員に与えられるので、とくに制限はありません。また200時間の講座を受けることができれば全員合格になるので、難易度は高くないのも魅力です。学ぶ方法はスクールによって任されているので、独自で設けている模擬レッスンなどに合格できなければ、補習する可能性はあります。

ヨガの資格の中でもっともポピュラーなので、東京や大阪、ハワイなどの海外でも資格取得が目指せることもメリットです。最短で短期で取得したい人は合宿が便利でしょう。費用は50万円前後ですが、海外に留学する場合は資格取得のスクール代に合わせて合宿するための宿泊費、渡航費などが加わるので100万円前後が相場です。また働きながら資格が取れるオンライン講座もあります。

YOGA ALLIANCE

ヨガインストラクターの資格②NPO法人日本YOGA連盟

NPO法人日本ヨガ連盟画像

NPO法人日本YOGA連盟で取得できるのは、「インストラクター」「ティーチャーインストラクター」「温泉ヨガ指導員一級・二級」です。

資格名 インストラクター
内容 7日間インストラクター養成講座でヨガ理論、ポーズの基礎から応用まで指導法を習得
期間 7日間(1日6時間程度)
費用 113,520円(税込)

受験資格は「7日間インストラクター養成講座」を修了した人が対象で、全講座を修了すればよいので難易度は高くありません。費用も11万円と、ほかの資格に比べるとリーズナブルに取得できるのが魅力です。しかし勉強時間も42時間程度で、RYT200の200時間に比べると5分の1程度になります。

こちらの講座を修了すると修了証が発行され、認定インストラクター試験の受験資格を得られます。認定インストラクターは、講師派遣や地域貢献活動、被災地復興支援活動などで活躍することができ、講師料も支払われるので活動の幅が広がることがメリットでしょう。その上の「ティーチャーインストラクター」になるには、2年で30回以上の派遣実践歴など資格審査をパスした人が資格認定されるので、難易度が上がります。

日本ヨガ連盟

ヨガインストラクターの資格③一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)

一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)の画像

一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)では、以下の3つの資格があります。

● 1級 SENIOR シニア(認定スクール独立開業プログラムが可能)
● 2級 ADVANCE アドバンス(認定教室独立開業が可能)
● 3級 MASTER マスター(認定スクール及び教室でインストラクターとして指導が可能)

初心者でも知識や身体の仕組みについてマスターできるよう、オリジナルのカリキュラムが組まれています。ヨガの思想、解剖学、呼吸法、瞑想の座学と、アーサナの名前や原理を知る実技もあります。1級または準1級の修了で、RYT200の取得が可能になるので、両方資格が欲しい人には最適でしょう。それぞれの費用や内容は以下のとおりです。

資格名 3級・2級 1級
内容 倫理試験・実技試験 倫理試験・実技試験・面接
期間 認定スクールによる 認定スクールによる
費用 受験料3級 10,000円
2級 20,000円
受験料1級 30,000円

AJYAでは資格試験や認定を行っていて、各コースの勉強は認定校で行うことになります。講座の期間や費用はスクールごとに異なります。このほか認定登録料や年会費がそれぞれかかります。

AJYA

ヨガインストラクターの資格④ 一般社団法人日本ヨガインストラクター協会(JYIA)

一般社団法人日本ヨガインストラクター協会(JYIA)画像

一般社団法人日本ヨガインストラクター協会は、インストラクターの技術向上とワンランク上の美容・健康・ストレス解消を目的に設立されたヨガ組織です。JYIAでは平均6名〜最大12名の少人数制クラスで、丁寧な指導が特徴です。以下の3つのライセンスがあり、ヨガ指導に必要な学科や実技を学びます。

● 3級 MASTER
● 2級 ADVANCE
● 1級 SENIOR

それぞれの内容や期間を以下にまとめました。

資格名 3級 2級 1級
内容 入門講座 指導方法を学ぶ 上級クラスのテクニック
期間 合計38.5時間 合計59.5時間 合計60時間
費用 77,000円 210,000円 410,000円

受験資格は申し込みをした人で、全部の講座を受けることができれば取得可能なので難易度はそこまで高くありません。1級ではキッズ・シニア・ピラティス・ヨガの上級クラスが担当できるレベルの指導力を身につけます。すべてのライセンスを取得しようとすると、合計費用は約70万円になります。

JYIA

ヨガインストラクターの資格⑤そのほか

親子ヨガの画像

ここまでご紹介したのは、ヨガインストラクターとして全般的な知識を学べる資格です。さらにもっと細分化して、細かいニーズに応えることができる資格があるので見ていきましょう。

マタニティ・産後・ベビーヨガ

女性のライフスタイルや身体の変化に合わせたヨガは、とても人気があります。身体の変化によって通常のポーズが取りづらい場合があるので、資格を取得することによって身体の構造や注意点を学べることが魅力です。

資格名 マタニティヨガ
内容 妊娠期間の心や体の変化、妊娠周期に合わせたポーズなどについて学ぶ。
期間 3日〜6ヶ月
費用 約6万〜20万円

産後ヨガは骨盤底筋を鍛えたり、赤ちゃんと一緒に楽しく遊べるベビーヨガを学びます。

資格名 産後ヨガ
内容 産後の心と体の状態、産後に適したポーズについて学ぶ
期間 3〜7日
費用 約6万〜20万円
資格名 ベビーヨガ
内容 母子についての知識や発育に合わせたポーズの指導法、クラス作りなどを学ぶ。
期間 2〜6日
費用 約6万〜22万円

ライフスタイルに合わせて取得する人もいますし、クラスに来てくれるママたちの要望で勉強をしてみる人も多いです。まずは全般的な知識を身につけるために最初はヨガ全般が学べる講座で資格を取得してから、新たに学ぶという形がよいでしょう。

SUP・アスリート・エアリアルヨガ

器具や道具を使う場合は、イベントも行いやすいヨガです。SUPやエアリアルは人気が集まるヨガのスタイルとなっているので、スタジオや自身で行うヨガ教室の魅力を作りたい人にぴったりでしょう。

資格名 SUPヨガ
内容 SUPの扱い方や、水上でのポーズの指導法、安全にクラスを運営する管理や救助法などを習得
期間 3〜4日
費用 約10万円〜24万円
資格名 アスリートヨガ
内容 身体能力やパフォーマンスを向上させるためのポーズ、呼吸法を学ぶ
期間 4〜5日
費用 約13万円
資格名 エアリアルヨガ
内容 器具の設置、道具の扱い方、80種類以上のポーズやアライメント、実技などを学ぶ
期間 4〜6日
費用 約18万円

どれも人気のあるヨガなので、しっかりと基礎を学ぶことが大切です。ただし費用はなかなか高いので、どこまで必要かを検討してから取得するとよいでしょう。

シニアヨガ・チェアヨガ

イスに座ったままで行う「チェアヨガ」や、高齢者の人でも安心して行える「シニアヨガ」は、高齢者施設でも喜ばれるプログラムです。

資格名 シニアヨガ
内容 高齢者の心と体の変化、シニア向けのポーズの指導法を学ぶ
期間 2〜3日
費用 約2〜8万円
資格名 チェアヨガ
内容 チェアヨガのポーズや指導法を学ぶ
期間 2〜3日
費用 約4万円

今後高齢化社会を迎える中で、ニーズが高まるともいわれています。チェアヨガは座ったままできるヨガなので、オフィスなどビジネスマンからのニーズもあるため、出張ヨガのチャンスになるかもしれません。

ヨガインストラクターの資格のまとめ

ヨガインストラクターの資格はたくさん種類がありますが、ひとつひとつは高価なので、好きなジャンルでの取得を目指すことがおすすめです。

資格で学ぶことも大切ですが、実践でレッスンをしてスキルを上げることが大切なので、1日も早いデビューを目指したいですね。資格取得で、理想のヨガインストラクターの夢に一歩近づきますように。

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misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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