ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?

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ヨガインストラクターとして仕事を始めたら、確定申告が必要です。でも「青色申告」「白色申告」など、難しくてわかりづらいですよね。こちらの記事では、ヨガインストラクターの確定申告での青色申告と白色申告の違いについて徹底解説します。それぞれどんなものか、メリット・デメリット、必要な手続きをわかりやすくまとめました。

確定申告は3種類ある

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確定申告には、白色申告・青色申告(10万円控除)青色申告(65万円控除)の3種類があります。青色控除には2つあり、帳簿のつけかたによって控除の金額が変わります。「控除」は、たとえば売上から経費を引いた年間の所得が300万円だった場合を例に見てみると、所得は以下のように計算されます。

①白色申告=控除なしで300万円
②青色10万円=300万円ー10万円=290万円
③青色65万円=300万円ー65万円=235万円

上記のように控除金額を引いた金額が所得になり、そこに税金がかけられるようになります。つまり65万円控除の青色申告をした方が節税につながります。

白色申告とは

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白色申告の特徴やメリットについて解説します。

白色申告とは

白色申告とは、青色申告の申請をしない人が行う確定申告です。これまでは青色申告の帳簿が面倒な人が白色申告をしていましたが、2014年分から白色申告でも「帳簿の記帳」「帳簿などの保存」が義務づけられ、青色申告とさほど手間が変わらないのが実際のところです。

ヨガインストラクターが白色申告するメリット

ヨガインストラクターが白色申告するメリットは、事前に「白色申告します」と申告する必要がない、家計簿のようにシンプルに記入するだけでよいの2点です。面倒な帳簿が苦手な人は、白色の方が便利でしょう。

ヨガインストラクターが白色申告するデメリット

一方、デメリットは同じような帳簿をしているのに控除が受けられないことがあげられます。帳簿の手間がかかるのに控除が受けられません。自宅スタジオも半分以上の割合で利用していないと経費にならないことも白色申告の特徴で、経費にするのに制限がかかるため、自宅スタジオの人は青色申告の方が控除の割合が多くなります。光熱費もレッスン時間の方がプライベートよりも長くないと認められません。

青色申告とは

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青色申告の特徴と、ヨガインストラクターが申請するメリット・デメリットについて解説します。

青色申告とは

青色申告は、複式簿記で帳簿を記録して申告する方法です。不動産所得、事業所得、山林所得を有する事業者が当てはまり、毎日の取引を記録する必要があるので手間がかかりますが、最大65万円を無条件で差し引けるのがポイントです。

ヨガインストラクターが青色申告するメリット

青色申告するメリットは、決算書で65万円が控除されるのが最大のメリットです。自宅スタジオの場合、家賃や水道光熱費、ネットも経費にでき、レッスンにかかる費用を経費にできる点は、とても大きなポイントです。扶養や副業のヨガインストラクターの人もぜひチェックしておきたいところです。

ヨガインストラクターが青色申告のデメリット

一方、青色申告のデメリットは、最初に青色申告の届け出をする必要があることです。期日までに税務署に申告しなければ、青色申告の提出ができません。作業が大変なイメージが一般的ですが、初めての人は慣れるまでが大変に感じるかもしれません。「源泉徴収」「勘定科目」「雑所得」などヨガインストラクターとは無関係な単語がいっぱい出てきてしまいます!私も最初は何時間もかかって辛い作業でした。

ヨガインストラクターは白色申告・青色申告どちらがよい?

白色申告・青色申告のどちらがよいか迷ってしまう人は、青色申告がおすすめです。同じような帳簿をしながらも、65万円控除が受けられるので、翌年の税金を抑えることができます。ヨガインストラクターは体一つでできる仕事ですが、会場費、ウェア代、集客のための携帯代などさまざまな経費がかかっているので、きちんと清算できる青色申告の方がお得感があるかもしれません。そして自分自身の経営についても振り返ることができて便利です。

不安な人は税務署の無料記帳相談会がおすすめ

ちなみに私の場合は、税務署の記帳相談会に参加した際に、「1年間税理士の指導が無料で受けられる」というサービスに応募してみました。高倍率だったようですが当選し、1年間指導してもらうことができました!税務署によっては相談できる場もあるので、ぜひチェックしてみてください。そのほかフリーランス仲間は完全に自力でやっている人もいれば、青色申告会の会員になって無料相談を受けている人もいます。

ヨガインストラクターの確定申告は会計ソフトの利用がおすすめ

帳簿をつけるのに初めての人は不安に感じてしまうかもしれませんが、会計ソフトを使うとラクに進められます。ここでは、初心者でも使いやすい「弥生」と「freeee」を紹介します。

弥生

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弥生はクラウド型の確定申告ができるソフトです。「白色申告」「青色申告」の両方に対応していて、たとえば初年度に白色申告をして、次年度に青色申告をしてもデータがそのまま移行されるので、前年度の参照をするのも簡単です。白色申告プランはずっと無料で使うことができ、青色申告は初年度0円、通常8,000円(税抜)/年です。

私も昨年初めて青色申告をしましたが、白色申告と変わらない要領で作ることができました。簿記がわからなくても直感的に操作でき、帳簿やレポートが自動で集計されるため毎月の振り返りにも便利です。まずはすべての機能を1年間無料で使えるので、試してみてください。

やよいの青色申告 オンライン 

freee

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freeeは、クラウド会計ソフトで大手のソフトです。初めてでも簡単に確定申告でき、ユーザー企業は202年6月末時点で31万事業者を突破しています。会計知識がなくても、○×の質問に答えるだけで確定申告の書類作成が完成します。

プランは3つに分かれていて、スターター(白色・青色)は980円/月から利用可能です。移動が多いヨガインストラクターは、出先から事務作業ができるのは嬉しいポイントです。

会計ソフトfreeeの確定申告

青色申告の注意点

最後に、青色申告をするには「青色承認申請書」を最寄りの税務署に提出する必要があります。国税庁のWebサイトからダウンロードすることもでき、税務署に行かなくても郵送での提出も可能です。ここで注意点は、期限があることです。

● 確定申告する年の3月15日まで
● 開業する場合は開業日から2ヶ月以内

のいずれかに提出しないと、その年は白色申告になってしまうので注意しましょう。ヨガインストラクターとして開業届を出したタイミングで、青色申告の申請もしておくのがおすすめです。なお、一度青色承認申請書を提出すれば、翌年からは申請なしで提出することができます。

まとめ

青色申告と白色申告は、控除の金額が大きく異なります。帳簿はどちらも面倒なことに変わりがないので(笑)、できれば最初から青色申告に慣れてしまいましょう。自信がない人は白色申告から初めて、青色申告にステップアップする方法もあります。

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ヨガインストラクターの確定申告については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターの確定申告で経費になるものは?経費入力ソフトも紹介

※参考:ヨガインストラクターの確定申告のやり方。手順と方法を解説

※参考:ヨガインストラクターの開業届の提出方法。メリット・デメリットは?

misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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