ヨガインストラクターの確定申告のやり方|青色申告・白色申告の選び方や手順を解説
ヨガインストラクターの確定申告のやり方は、5つのステップで進められます。手順や方法をつかめば、素人でも自分で書類をまとめることができます。この記事は、ヨガインストラクターの人に向け、確定申告のやり方を詳しくまとめました。大まかなやり方の流れや、青色申告や白色申告の選び方、提出書類についてわかりやすく解説します。
目次
確定申告とは
確定申告とは、所得に対してかかる税金を計算して書類を提出する手続きです。所得とは、レッスン料やイベントのフィーとして受け取る給料・収入です。1年間で得た書をくと計算し、自ら税金を計算し、申告・納税する一連の手続きが確定申告です。確定申告は2,000万円を超えるサラリーマンの人、フリーランスや個人事業主で活躍する人がしなけらばなりません。ヨガインストラクターはフリーランスで働く人が多いため、多くの人が確定申告が必要です。
確定申告は毎年2月16日〜3月15日に行われます。(コロナ禍で4月まで延長された年もあるため、変更がある場合もあります)たとえば2022年2月に提出する確定申告は、2021年1月〜12月に得た所得についての申告を行います。
ヨガインストラクターの確定申告のやり方
ヨガインストラクターも確定申告の対象になります。ヨガインストラクターの確定申告のやり方をざっくりまとめると、以下のとおりです。
1.確定申告が必要かを確認する
2.青色申告か白色申告を選ぶ
3.青色申告の場合は開業届と青色承認申請書を提出
4.経費をまとめる
5.提出期間に税務署に提出する
まずは、①で確定申告が必要かを確認する必要があります。申告方法を選び、青色申告の場合は忘れずに書類提出しないと青色申告で提出することができなくなるため、要注意です。経費をまとめたら、税務署に提出するという流れになります。
1.確定申告が必要かを確認する
ヨガインストラクターの確定申告のやり方を説明する前に、確定申告が必要かを確認しましょう。ヨガインストラクターとして働く人のタイプは、主に以下の3つに分かれます。
A.ヨガインストラクターが本業の人
B.ヨガインストラクターを副業にしている人
C.扶養に入っている人
それぞれについて説明します。
A.ヨガインストラクターが本業の人
ヨガインストラクターが本業の人は、年間所得38万円以下・以上であるかを確認します。38万円を超えると確定申告する必要がありますが、38万円以下の場合は、確定申告が必要ありません。
B.ヨガインストラクターを副業している人
続いて、ヨガインストラクターを副業していてほかの本業がある人の場合は、年間所得が20万円が境目です。20万円を超えると確定申告の必要がありますが、20万円以下であれば確定申告する必要がありません。
C.扶養に入っている人
最後に、ヨガインストラクターで扶養に入っている人の場合は、年間所得が38万円が基準です。38万円以下であれば確定申告する必要がありません。38万円までであれば扶養に入って確定申告する必要がないので、1番処理が楽チンな働き方になります。
つまりまとめると、以下のようになります。
本業の人 | 年間所得38万円以下は確定申告不要 |
---|---|
副業の人 | 年間所得20万円以下は確定申告不要 |
2.青色申告か白色申告を選ぶ
次に、青色申告か白色申告かを選びましょう。青色申告と白色申告の違いは、税金控除です。青色申告をした方が控除の額が大きいので、翌年かかる税金の値段が安くなってお得です。私は白色申告・青色申告の提出書類を両方作ったことがありますが、どちらも手間はそこまで変わらなかったため(ソフトが自動計算してくれるので楽)、青色申告をおすすめします。青色申告と白色申告の違いは下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
※参考:ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?
3.青色申告の場合は開業届と青色承認申請書を提出
青色申告の場合は、開業届と青色承認申請書を税務署に提出しなければいけません。これがないと、その年の青色申告ができなくなってしまうので注意が必要です。期限もあるので注意しましょう。
● 確定申告する年の3月15日まで
● 開業する場合は開業日から2ヶ月以内
開業届はヨガインストラクターやスタジオの業種や屋号が決められます。(もちろん本名で登録してもOK)
4.経費をまとめる
青色・白色が決まったら、経費をまとめましょう。「初めて申告をするけど知識がなくて不安」という人は、会計ソフトを使うと便利です。インフォメーションも揃っているので、源泉徴収の入力方法や勘定科目や雑所得など大抵の迷うポイントは解決できます。
おすすめの会計ソフト
おすすめの会計ソフトは、 「弥生の青色申告オンライン 」です。使い始めて2年たちますが、とても便利です。白色申告時代からのデータもそのまま引き継げましたし、初心者でも使いやすい仕様になっています。わからないことはすぐに検索できるよう、HPも充実しているので青色申告が詳しくない人でも迷わず書類をまとめられるでしょう。1年間無料でお試しできます。
5.提出期間に税務署に提出する
最後に提出書類が完成したら、税務署に提出しましょう。提出期間は2月中旬から3月中旬のほぼ1ヶ月です。税務署や税理士さんはこの期間忙しくなるので、何か相談したいことがある人は、早めに行くことをおすすめします。
まとめ
ヨガインストラクターの確定申告のやり方は、業種は特殊ですがほかの職種と変わりません。まずは確定申告が必要かどうかを確認して、自分にぴったりな申告方法を選びましょう。
確定申告の書類を作る際は、会計ソフトを使うと便利です。「弥生の青色申告オンライン」は移動やレッスンで忙しいヨガインストラクターでも、税務の詳しい知識がなくても簡単入力で申告書の作成ができます。1年間無料で試せるので、まずは無料から始めてみましょう。