本の中でリフレッシュ!益田ミリさんの「週末、森で」【今日のセレクト本vol.44】
お出かけしたいけど、遠出が難しいときは本の中でお出かけしちゃいましょう。森の中を一緒にテクテク散歩していると、日頃のストレス解消になります。
こちらの記事では、益田ミリさんの「週末、森で」をピックアップしました。本のあらすじ、感想や魅力、シリーズについてご紹介します。
目次
週末、森で のあらすじ
「週末、森で」は、ある日思い立って森の近くで暮らし始めた早川さんが主人公。週末のたびに仲良しの、経理部ひとすじ14年のマユミちゃんと、旅行代理店で働くせっちゃんが遊びにきます。
よく3人は森をテクテク歩きます。鳥の声を聞いたり、カヌーで湖を散策したりと森でできることはたくさんあり、そこでの会話や出来事は、不思議と仕事のストレスも乗り越えるヒントにつながるという四コマ漫画です。
週末、森でシリーズの続編
ちなみに「週末、森で」はシリーズ化していて、続編は「きみの隣りで」です。どちらも文庫本なので持ち運びしやすく、サクッと読めちゃいます。立ち読みではなく、おうちでのんびりしながら何度も読みかえしてほしいシリーズです。
週末、森で の感想・魅力
「週末、森で」を読んだ感想や魅力をまとめると、以下の3つ。
①働く女性が共感しちゃう
②イライラしたときに思い出したくなる
③移住する早川さんがかっこいい
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
①働く女性が共感しちゃう
まずは働く女性が、思わず共感してしまうこと。「わかる!」なシーンがたくさん出てくるので、思わず自分に重ねてしまいます。しかも漫画なので読みやすいことも魅力でしょう。
ちなみにミリさんのエッセイを読んだ時に、「ストレスがたまった時に森に住みたくなって描いた漫画」と書いてあり、優しい気持ちになれてかなり良いのも高ポイントです。
②イライラしたときに思い出したくなる
そして2つ目は、イライラしたときに思い出したくなること。マユミちゃんがイライラしていたポイントが、私とそっくりで。たとえば決まりを守ってくれない同僚、働いてくれない同僚、いろいろ思い通りにいかない時にイライライライライライラ。苦笑
そんなときにマユミちゃんは森でのカヌーに乗っていた出来事を思い出します。
会社って大きな海ちゃないんだ
岩があったり、カーブがあったり、もっと狭くて小さい
まっすぐ進めない場所を、まっすぐ用の舟で進もうとするといつか壊れちゃうのかも
小まわりですりぬけるか〜(P.97)
この漫画を読んでみると、肩の力が抜けて気持ちを切り替えることができます。
③移住する早川さんがかっこいい
最後は、移住する早川さんがとてもかっこいいこと。森の近くに移住しても、畑もやらないし、野菜は北海道からお取り寄せをしていて染まりません。笑
お取り寄せをする足しに、着付け教室の先生も始めてみています。自分にできる力の翻訳と着付けを活かして、ゆるーく生きているのはとても素敵です。おすそ分けもいろいろもらっていて、地域に馴染んでいて見習いたいと思いました。
週末、森で のまとめ
ゆるすぎるこの世界に浸っていたら、ストレスもどうでもよくなります。一緒に森林浴をしている気分にもなれるので、旅する気分転換にもピッタリで、ストレス解消にもおすすめです。早川さんたちと森で過ごしている気分になれますように。