ホットヨガは熱中症に注意|原因とレッスン中におすすめの5つの対策を解説
ホットヨガは、高温多湿なスタジオの中で、たっぷり汗がかけて気持ちがいいと人気です。しかし、スタジオ内で「熱中症」にならないか心配になってしまいますよね。そこでこの記事では、レッスン中におすすめの熱中症の対策方法をまとめました。熱中症になる原因、現役ホットヨガインストラクターの私の体験談もご紹介します。
目次
ホットヨガで起こる熱中症は起こる?
高温多湿の中で行うホットヨガですが、熱中症になる可能性があります。熱中症になると、以下のような症状が現れます。
- 頭痛
- めまい
- 倦怠感
- 無気力
- 過呼吸
ほかにも、ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れ、心筋梗塞、脳梗塞になる場合もあります。ホットヨガは一般的な運動よりもハードな環境で行われるので、熱中症になった時の症状が重いといわれていますので、心配なときには病院へ行き、医師の診断を仰ぎましょう。
ホットヨガで熱中症になる原因
まずは熱中症になる原因について知っておくことが大切です。熱中症になる原因を3つ解説します。
体温が上がりすぎる
まずひとつ目は、体温が上がりすぎること。人間の身体は36〜37℃に保つために、皮膚の下に流れる血液の量を増やして熱を外に逃がしやすくしています。ホットヨガで体温が上がると全身に血液がいきわたるので、血圧が下がり、脳が酸欠状態になってしまうのです。これがめまいや立ちくらみ、フラフラする、意識を失う原因になります。
水分不足
また汗をかくことで体内の熱を外に逃がしますが、体内の水分を失ったまま水分補給をしないと、脱水症状になってしまいます。脱水症状が続くと全身の倦怠感、嘔吐、吐き気、ホットヨガ後の頭痛などにつながります。
塩分不足
汗は血液から作られますが、汗には電解質(イオン)が含まれているので、大量に発汗することで水分と電解質も失われます。電解質でもっとも多いのがナトリウム(塩分)なので、水分摂取だけしていると塩分不足に。しかも塩分は筋肉の収縮を調節する機能があるので、手足がつる、筋肉の痙攣などが引き起こります。ここまでいく前に、気づいて予防していきましょう。
体調不良
もともと体調不良で調子が悪いときも注意が必要です。体調不良でコンディションが悪いだけで、慣れているホットヨガのスタジオが暑すぎるように感じたり、呼吸が苦しくなったり、レッスン後に体調が悪くなることもあります。体調不良の際は、無理して参加せず、大事をとってお休みする判断をする勇気も必要です。
ホットヨガで熱中症を予防する5つの方法
ここからは、ホットヨガで熱中症を予防する方法について見ていきましょう。5つの対策方法を解説します。
1.水分をこまめに取る
高温多湿の環境でホットヨガをする時には、水分をこまめに取ることが必要です。インストラクターからお水の案内がある以外にも、自分のペースで飲んで大丈夫です。「喉が乾く」と感じるときには熱中症が始まっているともいわれているので、こまめに水分補給をしましょう。大切なのは以下のタイミングです。
- レッスン前
- レッスン中
- レッスン後
このタイミングでしっかり水分を補給して、流れた汗の分を補給していきます。レッスン中は30分で500mlのお水をとることが目安です。
2.塩分補給を忘れずにする
意外に忘れがちな塩分補給!汗と一緒にミネラルも流れてしまっているので、しっかりと補給をしておきましょう。
・塩
・梅干し
・スポーツドリンク
・経口補水液
・スイカ
などで補給できます。身近なものでパパッと体調を整えておきましょう。とくに夏場はスタジオの外も中もとても暑いので、注意しましょうね。
3.無理をしない
真面目な人ほど、要注意です!無理をしないことがホットヨガにとってはとても大切。周りの人は気にしなくて大丈夫なので、心臓がドクドクして来たり、呼吸が苦しくなったら休みしましょう。その場で座ったり、チャイルドポーズで呼吸を整えても良いです。一度スタジオから出て涼しいところで一息ついてから戻るのもアリです。少し休憩するだけで、頭がスッキリします。
4.体調が悪いときは休む
体調が悪い時に無理やりホットヨガに参加すると、さらに体調が悪化します!当たり前のことかもしれませんが、ちょっと無理しがちな人は陥ってしまうので気をつけてくださいね。ちなみに、私も生理中に参加したことがありますが、とにかく気持ち悪くなりました(苦笑)体調が悪いときには、予防のためにも潔くお休みしておきましょう。
5.しっかり睡眠をとる
睡眠不足のままホットヨガをすると、自分が思っている以上にフラフラしてしまいます。しっかりと睡眠をとってからレッスンに参加するようにしましょう。
現役ホットヨガインストラクターの熱中症体験談
最後に、現役ホットヨガインストラクターをしている私の体験談について少しだけご紹介します。
経験したことがあるホットヨガの熱中症
ちなみに私が体験したことがあるのは、以下の症状です。
・頭痛
・倦怠感
・めまい
・ふらつき
・のぼせる
どれも軽いものだったので、少し休めば回復しました!これには全部理由があって、自分で原因もよーくわかっていたんです。たとえば頭痛は、塩分不足が招いたこと。そしてめまいは、具合の悪い時にレッスンに参加してさらに悪化してしまいました。つまり、原因がはっきりしている自己責任で症状が出ているので、体調を整えれば熱中症にならないことがわかりました。ホットヨガのインストラクターをして3年目の今は、熱中症になることがほとんどありません。
効果的な熱中症対策
私の中で効果的な熱中症対策は、ポカリスエットとタブレットです。
ポカリスエット
ポカリスエットは、お馴染みのポカリスエットです。ペットボトルもすぐに飲めるように箱買いしていますが、普段使い用には粉タイプが便利です。市販のペットボトルでは味が濃い、太るのが心配と思ってあまり量を飲まないようにしているのですが、粉タイプなら自分好みの薄さで作れるので、太る心配も少なくなります。いつでも作れるように、常に冷蔵庫に常備しています。
塩分タブレット
塩分タブレットは、レッスン前・後に必ず1粒ずつ食べるようにしていると、とくに熱中症にはなりません。ドラッグストアに色々な種類が売っているので、自分好みの味を探してみてください。冬場はどこのドラッグストアにも売っていなくて、探すのが大変なのが注意点です。秋の終わりには大量買いしてストックしておくようにしています。他にも種が邪魔になってしまいますが、梅干しも簡単に塩分補給ができておすすめです。
ホットヨガの体験でおすすめのスタジオ
ホットヨガは熱中症になるリスクもありますが、きちんと対策すればリスクは下げられます。それ以上に汗をかいて、代謝アップを目指したい!という人は、体験してみるのがおすすめです。
ホットヨガスタジオロイブは、女性限定のホットヨガスタジオです。たっぷり汗がかける環境にこだわって、レッスンプログラムが充実しているのが魅力です。体験は60分0円で、手ぶらで体験できます。まずは近くの店舗を探してみてください。
まとめ
熱中症にならずにホットヨガを楽しむためのポイントをご紹介しました。どれも少しの心遣いでできる簡単なものばかりですが、少しでもサボってしまうと、一気に熱中症の可能性が高まってしまいますので気をつけてくださいね。ホットヨガは汗をたっぷりかけて、デトックス、ダイエット効果が抜群です。ぜひその面白さをたくさんの人に味わってもらえたら嬉しいです。
もっと汗をかきたい人は、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。