ヨガインストラクターの確定申告の期間は?経費にできるものやペナルティも解説

ヨガインストラクターの確定申告期間アイキャッチ
YOGA

ヨガインストラクターでフリーランスや個人事業主として活躍している人は、確定申告が必要です。確定申告は期間があり、提出期間を過ぎるとペナルティが発生することもあるため注意が必要です。この記事では、ヨガインストラクターに異向けて、確定申告の期間について解説します。青色申告と白色申告の違いや、経費にできるものも解説しているので、参考にしてください。

ヨガインストラクターも確定申告は必要?

タブレット画像

ヨガインストラクターの収入は、就労形態によって確定申告が必要かが異なります。ここでは、3つのパターンについて解説します。

フリーランスの場合

フリーランスは個人事業主にあたるため、事業所得として確定申告が必要です。ヨガスタジオやスポーツジムから支払われる報酬の多くは、源泉徴収が引かれています。源泉徴収された所得税1年分と、確定した所得税の過不足を精算するための手続きとして、確定申告を行います。

会社員の場合

ヨガインストラクターが本業で、会社員として賃金を受け取っている場合は、この作業を企業がしてくれるため確定申告は不要です。年末調整だけで税申告が完了します。2か所以上の勤務先から給与収入がある場合や、企業に所属していない場合は、確定申告が必要です。

ヨガインストラクターが副業の場合

会社員として本業があり、ヨガインストラクターが副業の場合は、副業の所得によって異なります。副業の所得が年間20万円以内の場合は、雑所得になるため確定申告は必要ありません。他の副業を含めて年間20万円以上ある場合は、確定申告が必要です。

そもそも確定申告とは

女性の画像

そもそも確定申告がどのようなものか、基礎知識を身につけましょう。ここでは、概要と、提出時期や提出先について解説します。

概要

確定申告とは、1年の所得に対してかかる所得税額を税務署に申告し、納税することです。所得とは、売上から経費や控除額を差し引いた金額です。税金を払い過ぎた場合には還付金が受けとれ、足りない場合は追加で納税が必要です。

提出時期

ヨガインストラクターに限らず、確定申告の期間は原則毎年2月16日〜3月15日です。この期間中に、前年1月1日〜12月31日分の所得と税金を計算して申告書を提出します。この時期は税務署が混み合うため、なるべく早く手続きをするとよいでしょう。

※参考:令和5年分 確定申告特集

確定申告書の提出先

確定申告書を提出先は、確定申告を提出するときに住んでいる場所、開業届を出している人は納税地を管轄している地域の税務署です。全国どこの税務署でも提出できるわけではないため、注意しましょう。わからない場合は、国税庁のWebサイトから調べることができます。

ヨガインストラクターは青色申告・白色申告のどちらがおすすめ?

ヨガの画像

確定申告には、青色申告と白色申告の2種類があります。ここでは、それぞれの違いについて解説します。

青色申告とは

青色申告とは、青色申告の承認を得た場合に、優遇措置を受けられる申告納税制度です。その年の3月15日までに「青色申告承認申請所」と「開業届」を税務署に提出すると、青色申告で提出ができます。青色申告は提出書類が白色申告よりも多くなりますが、自宅をスタジオとして活用している場合は、家賃や水道光熱費、インターネットや携帯代などの通信費も、仕事で使う割合に応じて経費にできる点がメリットです。帳簿準備の手間がかかりますが、節税につなげたい人におすすめです。

白色申告とは

白色申告は、青色申告の承認を受けていない人が行う申告納税制度です。青色申告をしない人が白色申告に該当します。提出書類は青色申告に比べて少なくて済むため、確定申告を簡易に行いたい人、所得が少ない人に向いています。ただし、自宅スタジオとして使用している場合でも、仕事で使う割合が半分以上でないと計上できない点は注意点です。

青色申告と白色申告の違いについては、以下の記事でも詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

※参考:ヨガインストラクターの確定申告の種類。青色申告と白色申告の違いとは?

ヨガインストラクターは青色申告がおすすめ

ノートの画像

ヨガインストラクターが確定申告をするなら、青色申告がおすすめです。白色申告でも、記帳や帳簿保存の義務があるため、青色申告と白色申告にかかる手間はそこまで大きな差がありません。

事前に青色申告承認申請書を提出しよう

青色申告をするには、「青色承認申請書」を提出する必要があります。確定申告する年の3月15日までに提出が必要です。税務署に提出するか、国税庁のWebサイトからダウンロードして郵送で提出することも可能です。

ヨガインストラクターが経費にできるもの

ヨガの画像

ヨガインストラクターとして活動するために、経費にできるものは多岐にわたります。ここでは、ヨガインストラクターが経費にできるものについて解説します。

賃料・会場費

ヨガスタジオの賃料や、スタジオを借りる会場費は経費として計上できます。自宅の一部をスタジオとして使っている場合は、家賃・電気代・通信費・光熱費の一部を経費として計上できます。

交通費

ヨガレッスンを提供するために、必要な交通費も経費計上できます。電車賃、バス代、タクシー代、車移動の場合はガソリン代、駐車場代なども対象になります。ICカードをチャージした場合は、領収書をもらっておきましょう。

備品購入費

ヨガウェア、ヨガマット、ヨガブロックなど、レッスンに必要な備品購入費は経費として計上できます。そのほかレッスンで使う音楽、アロマオイルなど、レッスンに必要なものは経費の対象になります。

受講料

レベルアップや知識を学ぶためのセミナー、講座、レッスンを受ける受講料も経費形状が可能です。ヨガに関するレッスンだけでなく、集客やマーケティングセミナーなど、フリーランスとして必要な知識を得るための講座は経費の対象として認められる可能性があります。

資料購入費

ヨガに関する書籍やDVD、骨格見本など、業務に関する資料の購入費も経費の対象になります。

名刺やチラシの作成費

名刺や、レッスンやイベントを告知するチラシの作成費用は広告宣伝費として計上可能です。地元紙やSNSなどに広告を掲載した場合も経費になります。ホームページの作成費、Webサイト維持のための管理費用も経費計上できます。ホームページは自作もできますが、他社に依頼した場合は経費計上しましょう。

インターネット回線費、電話料

仕事で使うインターネット回線費、電話料も経費計上できます。プライベートで使う分、仕事で使う分の割合で経費計上しましょう。たとえば24時間のうち、12時間を仕事で使っている場合は、1/2の金額を経費計上します。

打ち合わせの飲食代

他のインストラクターやスタジオ関係者、フリーランス仲間との打ち合わせや情報交換のための飲食代は、経費として計上できます。打ち合わせなら会議費、接待であれば接待交際費となります。参加した人の名前は忘れずに記録を残しましょう。

確定申告をしなかった場合のペナルティに注意しよう

コーヒーの画像

確定申告は、期間を過ぎても申告書を受けてつけてもらえますが、ペナルティとして無申告加算税と延滞税が課される可能性があるため、注意が必要です。無申告加算税とは、納付すべき税額に対して、50万円までは15%、50万円を超える部分は20%の割合を乗じて計算した金額が課されます。

延滞税とは、税金が決められた期限までに納付されない場合に、期限の翌日から納付するまでの日数に応じて延滞税が自動的に加算されるものです。さらに2年連続で確定申告の期間を過ぎると、青色申告の承認が取り消され、青色申告ができなくなってしまいます。個人事業主やフリーランスにとっては青色申告の控除額は大きいので、しっかり期間を守りましょう。

確定申告の経費管理は確定申告ソフトがおすすめ

確定申告の期間に間に合わせるなら、初心者でも知識がなくても青色申告の申請書類が作れる会計ソフトの活用がおすすめです。ヨガインストラクターは移動も多いので、スマートフォンのアプリからも簡単に入力できると便利です。おすすめの会計ソフトを2つ紹介します。

やよいの青色申告 オンライン

「やよいの青色申告 オンライン」は、初心者でも使いやすい機能で、知識がなくても青色申告ができます。銀行明細やクレジットカード、アプリで撮影したレシートや領収書のデータから入力作業を自動化し、会計業務を効率化できる点も魅力です。インボイス制度、電子帳簿保存法にも対応しているので安心して使えます。すべての機能が使えて1年間無料です。

やよいの青色申告 オンライン

会計ソフトfreee

会計ソフトfreeeは、確定申告を簡単に進められる会計ソフトです。銀行やクレジットカードから自動で明細を取得し、データ入力を効率化します。確定申告に必要な書類は、◯×で答えていくとそのまま電子申告で提出できるため、知識がなくても安心です。スマートフォンで手続きが進められるため、移動の多い人でも外出先から作業できます。

会計ソフトfreee

まとめ

フリーランスとして活動するヨガインストラクターは、確定申告が必要です。確定申告では、節税効果の高い青色申告がおすすめです。自分で帳簿をつけるのが不安という人は、確定申告ソフトの利用がおすすめです。

やよいの青色申告オンラインは、個人事業主向けの確定申告ソフトです。初めての人でも使いやすいデザインで、簿記の知識がなくても青色申告の書類作成が簡単に進められます。すべての機能が1年間無料で使えるので、お気軽にお試しください。

やよいの青色申告 オンライン

misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事