世界の名作!よかった探しで幸せをつかむ「少女ポリアンナ」【今日の本vol.25】
グチを言いたくなるときに思い出したくなるのが、よかった探しで幸せをつかんだ少女ポリアンナです。児童書ですが思わず勇気がもらえる名言もあり、大人になってから読みたい本でもあります。
そこでこちらの記事では、エレナ・ホグマン・ポーター著の「少女ポリアンナ」をピックアップしました。本のあらすじや内容、魅力をご紹介します。
少女ポリアンナのあらすじ・内容
11歳の少女ポリアンナは、両親をなくし、ちょっと意地悪な叔母の家に引き取られました。かわいそうな子かと思いきや、お父さんとしていた「嬉しい探し」ゲームを続けているのでハッピーです。
「幸せゲーム」で周りの人たちの心を温め、自分の環境もハッピーにしていくストーリーです。
少女ポリアンナの感想・魅力
少女ポリアンナの魅力は以下の3つ。
①超絶ポジティブ思考を学べる
②今に幸せを感じる方法がわかる
③学びが多い
それぞれについてみていきましょう。
①超絶ポジティブ思考を学べる
ポリアンナは、超絶ポジティブ思考です。ポリアンナがしている「嬉しい探し」ゲームは、どんなことも嬉しいと思えることがあるということを探すこと。
たとえばお人形が欲しかったのに、プレゼントに松葉杖をもらってしまったときは、「松葉杖が必要なかったことが嬉しいこと」と考えます。
だから、「出会えたことが嬉しい!」「足が使えなくても、手が使えることが嬉しい!」というふうに、新しい側面を発見して喜んでいけるんです。この変換術は私たちの日常でも使える、超絶ポジティブ思考でしょう。
②今に幸せを感じる方法がわかる
そして2つ目は、今に幸せを感じる方法がわかること。ポリアンナの考え方は、11歳の女の子がやっていることでちっとも難しくありません。今、もし落ち込んだり、うまくいっていない事があるときは、「嬉しい探し」ゲームをおすすめします。
その後ポリアンナがどうなったかというと、どんなことでも嬉しいと思えることがあることを、出会う人にも伝えていきます。叔母さんに引き取られてから、新しい街に来たというのにポリアンナの明るくておしゃべりな性格のおかげでいろいろな人とお知り合いになります。
「嬉しい探し」ゲームが街中の人に広まり、大人たちにも変化が起こっていくんです。どんな状況でもいいところを探すことで、こんなにハッピーになれるんだなということを実感できます。
③学びが多い
そして3つ目は、学びが多いこと!ポリアンナって子供用の本ですが、大人が読んでも退屈しないし、ボリュームもなかなかあります。たとえば以下のようなシンプルだけど大切なことが学べます。
● 気持ちの良い挨拶
● おしゃべりに話すこと
● 「わぁ!嬉しい!」と素直に喜ぶこと
● 物事の見方を変えてみること
ビジネスの基本ともいえるエッセンスが詰まっていました。よく会社員時代にトップが朝礼の時に言っていたな〜なんてことばかり。簡単にできるからこそ、できないことも目立ってしまうんですよね。
私もまだまだできないこともあるから頑張ります!ポリアンナ的にいうと「31歳になっても頑張れることがあるって、嬉しいわ!」てきな?(笑)
少女ポリアンナは社会人にもおすすめ
実はこちらの少女ポリアンナは、社会人になる前に会社の先輩から教えられた本です。
ポリアンナのように良いところ探しをしてください
という言葉をかけられて、読んだことがなかったので「?」でしたが、その答えが読んでわかりました。どんな状況においてもポリアンナのようにいいところを探して、人生ハッピーにしていけば困ったことなんてないということ。
もし今何か壁にぶち当たっている人がいたら、ポリアンナがヒントをくれるかもしれません。
少女ポリアンナの豆知識
最後に少女ポリアンナの豆知識をご紹介します。アニメと心理学で使われる用語について、みていきましょう。
アニメ愛少女ポリアンナ
こちらの原作をアニメ化した「愛少女ポリアンナ物語」が、1986年1月5日〜12月28日までフジテレビで放送されていました。現在はYoutubeで見ることもできるので、ご興味ある人はチェックしてみてくださいね。
ポリアンナ=楽観的な人という意味
この小説から派生して、「ポリアンナ=極端に楽観的な人物」で使われるようにもなりました。心理学で「ポリアンナ症候群」「ポリアンナ効果」とも使われています。
少女ポリアンナのまとめ
少女ポリアンナは、物の見方を変えるヒントをくれたり、素敵な行動ができそうな前向きな気持ちにさせてくれる本です。周りの人との関係をうまく構築したいときや、新社会人、新しい生活が始まる人にもピッタリでしょう。
仕事もプライベートも素敵にカスタマイズできるかもしれません♡