恋愛に仕事に思わず共感。アラサー女性におすすめの小説10選
アラサーは恋愛、婚活、仕事と忙しくて、多くの悩みを抱えてしまいますよね。そこでおすすめなのが、小説を読むこと。思わず共感して、いろいろな悩みも解決してしまうはずです。
そこでこちらの記事では、アラサー女性におすすめの小説をご紹介します。20代から30代におすすめの恋愛小説、婚活小説、仕事をしている働く女性向け小説、心が温かくなる家族の小説をピックアップして情報をまとめました。簡単なあらすじや、おもしろポイントをご紹介するので参考にしてみてくださいね。
アラサー女性におすすめ恋愛小説4選
まずは大人女性におすすめの恋愛小説から見ていきましょう。大人女性におすすめの小説は、こちらの4冊です。
1. 試着室で思い出したら本気の恋だと思う
将来が不安になる彼と付き合い続ける女子、不倫に悩む女性、元彼の結婚式のスピーチを依頼されるOLなど。彼女たちが訪れる路地裏のセレクトショップでは、オーナーと一緒に選ぶ一着を着ると不思議と気持ちが素直に、前向きになります。
恋愛に悩んでいた20代後半で読んで、ビビビと来てしまい、何人も恋愛に悩んでいる友人に勧めた本です。ルミネのコピーライターをしている尾形真理子さんの作品なので、ファッションに興味がある人には身近かも。大人の女性におすすめの恋愛小説です。
2. ウエハースの椅子
会ったときに恋してしまった彼と付き合っている38歳の画家の私。恋人にはすでに幸せな家庭があり、一緒にいるときは幸せでも、だんだん絶望と孤独に閉じ込められてしまいます。
いわゆる不倫の小説です。私が1番大好きな恋愛小説の女性作家さんで、絶望や失望、孤独の描写がとにかく手に取るように伝わります。幸せな不倫を描いている小説もあるけれど、こちらは逃げ出したい気持ちになるから、不倫を抜けたい人、年齢的にアラフォー女性にもおすすめの小説ですね。
3. カフーを待ちわびて
沖縄の与那喜島に住む明青(あきお)は、旅先で「嫁に来ないか」と絵馬に書いてみました。それをきっかけに、本当に花嫁がやってきちゃった物語です。
「カフー=いい知らせ、幸せ」という意味があり、その名前をつけられたわんこもとても可愛いです。恋愛小説だけでなく、島の開発や駆け引き、いじめなどいろいろな問題が絡み合って読む手が止まらなくなります。さすが原田マハさん。島ののんびりした空気にも触れられる、人気小説です。
アラサー女性におすすめ婚活小説2選
続いては、婚活しなきゃと悩む女性、婚活がうまくいかないなぁと疲れ気味な女性におすすめの小説をご紹介します。読めば元気になる2冊です。
4. ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズアラサー、結婚歴なし、会社員。あと3キロ痩せてタバコをやめて、悩みも解決したい日々。そんなブリジットの1年間の日記が綴られた小説です。映画化されて世界中のヒット作になっているので、観たことがある人も多いでしょう。
プチプラコーデや派手なカラーパンツなど、ブリジットのしていることがイメージできちゃうのがおもしろいところ。しかもアルコールの飲み方、粉チーズを口に直接入れこむところは日本人なら「私よりすごい」とびっくりしてしまうはず。
そんなブリジットの婚活が見所ですが、笑いも恋愛も悩みも共感どころが多すぎて、まずはブリジットから元気をもらうために読んでみてほしい一冊です。ちなみにこちらは上下含めて3巻まであり、3巻が何より面白い!はまった方はぜひ最後まで読んでみてください。(なんども読んでます)
5. うちの子が結婚しないので
老後の準備を始めた千賀子さんは、一人娘の友美(28歳・独身・彼氏なし)の将来が不安になります。このまま自分たちも親戚もいなくなってしまったら、と娘な孤独な老後の姿がよぎり、親が子供の身上書を持ち合ってお見合いをする「親婚活」に踏み切ることにしました。
親婚活ということを知りませんでしたが、逆に家族構成も条件もわかっていい面もあるのかなぁと新鮮でした。婚活に困っている人や出会いがないなという人は、新しい視点が見つかるかもしれません。
アラサー女性におすすめ仕事の小説3選
続いては、仕事をしている働く女性におすすめの小説を見ていきましょう。
6. ハレノヒ食堂の朝ごはん
吉祥寺にある朝ごはん専門店「ハレノヒ食堂」。ネットカフェ難民の深幸(みゆき)が、ひょんなことから食堂で働くことになります。店主の晴子さんの過去や、なかなか「おいしい」と言ってくれないアラン会長、辛口女子高生の茜ちゃん、ホームレスのヨシさんなど、個性的なキャラクターも魅力です。
どんな仕事をしてもダメで、落ちるところまで落ちてしまった深幸ちゃんが、輝ける場所を見つけて仕事をがんばる姿に励まされます。実は晴子さんにも事情があったり、周りの人が助けてくれたりと、いつも支えられている自分の環境にも気づけるきっかけをくれるでしょう。
7. パンとスープとネコ日和
母を亡くしたアキコは、長く勤めていた出版社をやめて、母の食堂を改装してサンドイッチとスープのお店をオープンします。手間暇をかけて作るランチのみの提供で、周りの商店街の人や、一緒に働くシマちゃんなど愛おしい日々が綴られています。
長く会社に勤めることも立派だけど、急に方向転換して自分らしい生き方を始めることもありなんだと感じさせてくれる小説です。小林聡美さん主演でドラマ化もされていますし、シリーズ化して今は第4弾まで出版されています。同じ群ようこさんだと、「かもめ食堂」「れんげ草物語」もいい味を出していて女性のおすすめの文庫です。
8. ランチのアッコちゃん
派遣社員の三智子は、部長のアッコさんに声をかけられて、1週間ランチをとりかえっこすることになりました。三智子が自分のお弁当を渡す代わりに、アッコさんからランチ代と、ルーティーンで訪れているランチ店のメモをもらって毎日アッコさんの代わりにランチを食べにいきます。
同じ会社に勤めていても、ランチタイムだけで人脈は広げられるし、同じ時間を過ごしていても時間の使い方次第で可能性が広がることに気づかされます。毎日会社と家の往復でつまらないな…と感じている人にぜひ。
アラサー女性におすすめ心が温かくなる家族の小説
最後に、家族の温かさを感じるハートウォーミングな小説をみていきましょう。共感するのと同時に思わず感動したり、家族との時間を大事にしたいと感じさせてくれる2冊をご紹介します。
9. ミトン
ラトビアがモデルの物語です。主人公のマリカは、外遊びが大好き。彼女の一生を通して、ルップマイぜ共和国の暮らしや伝統もかいま見れる、ハートフルなお話です。大切な人のために編むミトンの意味や、ミトンを通じて交わされる家族の会話に思わず涙が出てしまいます。
小川糸さんの本をたくさん読んできましたが、1番好きな本でした。マリカとヤーニスが素敵すぎて、ピュアで、この情報社会でいろいろな情報に溢れているけれど本当に大切なものは目の前にあるんだよ、ということを教えてくれます。
10. キネマの神様
最後にご紹介するのはキネマの神様です。39歳独身の歩(あゆみ)は、突然大企業をやめました。同時にギャンブル好きな父が倒れて入院、多額の借金が発覚し、一家は下降気味。そんな時にお父さんが雑誌「映友」に歩の映画の感想を投稿したことをきっかけに、編集部採用され、お父さん自身もブログをスタートさせることに。
映画が家族をつなぎ止めてくれること、たくさんの人との繋がりをもたらしてくれることにジーンと来てしまう小説です。志村けんさんがお父さん役で出演予定だったということで、話題になりました。読んでみて、まさにはまり役だっただろうと感じざるを得ません。
アラサー女性におすすめの小説のまとめ
アラサー女性におすすめの小説は、悩みを解決してくれたり、共感するポイントがたくさんあります。主人公の姿に自分を重ねて、幸せに生きる方法が見つかるかもしれません。
通勤電車や夜寝る前のリラックスタイムに、ぜひ手にとってみてくださいね。