流行や消費者心理をつく仕組みを知る!【今日のセレクト本vol.30】

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「この商品を売ってください」と言われたら、あなたはどんな手法を考えますか?実は流行を作ったり消費者心理をつくには、仕組みがあるんです。

こちらの記事では消費者心理について詳しい、博報堂若者研究所リーダーの原田曜平氏著の「それ、なんで流行っているの?」をご紹介します。広告業界の人、マーケティングについて知りたい人、売りたい商品をどうPRしたら良いか迷っている人、コミュニケーション能力を高めたい人におすすめの一冊です。

「それ、なんで流行ってるの?」の内容

 

「それ、なんで流行ってるの?」 はヒット商品や流行事象から学ぶヒットの方程式を解説してくれます。「インスタ映え」「カープ女子」「双子コーデ」などが流行った背景には、消費者の心理のツボを見つけて、それにそう提案や発信が大切です。

そして消費者心理の隠れたニーズを引き出すのに必要な「インサイト(洞察)」という考え方。インサイトの考え方を紐解きながら、ヒット商品の方程式を解説してくれます。

若者研究所ってすごいところ

読んでいて初めて知ったのですが、博報堂には若者の動向や思考について研究する研究所があったんですね。私が働いていたので中小の広告代理店だったので、研究所という立派なものはありませんでした。

営業がクライアントさんからもらった情報をもとに、広告を打っていくという単純明快な構造です。でも、博報堂では広告を打つには、まずマーケティングありき。調査によってこの商品には「こんなニーズがあるのではないか」ということを探るところから始めていきます。

著者の原田曜平さん

原田さんはその若者研究所のリーダーで、「さとり世代」「マイルドヤンキー」という言葉を生んだそうです!聞いたことある!という方もいるのではないでしょうか。

この2つの言葉も、調査をしている中で感じた違和感や若者の動向についてモヤモヤしているところから生まれたそうなんです。それが、多くの人の「そう、それ!」という言語化されていなかった現象を見事に言い当てたことで、流行語に発展していきました。

流行を作りや消費者心理をつくヒット商品の仕組み

女性の画像

「そう、それ!」がヒットのキーワード

この「そう、それ!」というのがまさに消費者心理をつく「インサイト」です。なんとなく、薄々感じてはいたけれど、言語化できなかった「消費者の潜在ニーズ」を引き出す力です。

例えば『逃げ恥』のヒットは、最近の若者にとって恋愛は面倒臭いものになってきているという前提に成り立っています。ドラマの中でみくりと平匡は、家事をしたら給料が受け取れるという条件のもと、恋愛感情なしの「報酬付き契約結婚」をします。

そこからだんだん信頼関係が生まれて、恋心が生まれてくるわけなのですが、この突拍子もない設定が、恋愛をするだけの理由としてウケたんです。

そう、それ!それだったら、恋愛に発展するのもわかる!

という風に。

全てのヒットは因数分解できる

「インスタ映え」「カープ女子」「うんこドリル」など膨大なヒットの例を使って、インサイトを紹介してくれています。そこでわかったのは、全ての事象は因数分解できるということ。

いまの私は読んでいて「なるほど」と思うレベルで、自分自身で何かできるわけではないのですが(泣)これは練習だそうです。

ヒット商品や優れたビジネスの裏には「インサイト」が存在している

本の後半では、インサイトを使った広告や仕事の作り方、インサイトの見つけ方が紹介されています。圧倒されるばかりの内容だったのですが、インタビューの手法で2つの手法が紹介されていました。

その1つ、相手に自分を信頼させて喋らせてしまうという「ラポール形成法」が紹介されていたのですが、私も日常的にいつもやっていたからなんだか誇らしく感じました!これこそまさに、「そう、それ!」ですよね(笑)すっかりハマってしまっています。

「そう、それ!」を見つけて、ヒット商品を出したい!

女性の画像

今回この本を取ったのは、もっとこのサイトを盛り上げたかったから。笑

どうして売れるのか?どうしたら売れるのか?ということを探りながら読んでいくと、分析方法が薄っぺらかったことがわかりました。消費者心理をつくには、かっこいいうわべだけのキャッチコピーではなく、もっともっと動向を調査してそのインサイトを見つけることが最優先!今考えられることは以下の2つ。

● ラポール形成法を使う
→もっと私を知ってもらうことで、信頼をしてもらう。

● 平日の夜中にできるような情報を提供する
→このサイトを見てくださっているのは働くアラサー女子。
仕事も大変なので、土日は遊びたい。ということで自分の時間に当てられるのは平日の夜。

ということを考えました。合っているのかな?わからないけれど、この方法で少し進んでみたいなと思っています。まだまだ足りないことも多いけれど、皆さんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。

もし、アドバイスをいただける天使のような方がいたら、お問い合わせからご意見をどうぞよろしくお願いします。「こんな話題があったら嬉しい!」「こういうのよかったよ」というような軽いノリでも嬉しいです。

インサイトへの敏感力を磨いて、成功する!

「それ、なんで流行ってるの?」は流行を作る方程式を知ることで、自分の仕事やビジネスに活かすことができます。「インサイト」をつかむことが上手になれば、ヒット商品を生み出すことも、流行を作り出すこともできるはず!

SNSやブログなど、Webから発信できる時代だからこそ、私たちにも平等にチャンスはあります。「インサイト」に敏感なのは、芸人さん。とりわけウーマンラッシュアワーの村上さんが敏感なのだとか!

私のようにヒット商品を出したい人、広告業界の人、マーケティングについて知りたい、売りたい商品をどうPRしたら良いか迷っている、コミュニケーション能力を高めたい人は手にとってみてください。

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misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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