結婚相談所が舞台の小説!もじゃもじゃ【今日のセレクト本vol.34】

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アラサーになると結婚する友達も増え、結婚相談所を利用しようかと迷う人も多くなりますよね。でも結婚相談所がいいか悪いかはわからない。

そこでおすすめなのが、結婚相談所が舞台の渡辺淳子さんの「もじゃもじゃ」という小説です。ネタバレなしのあらすじ、感想・魅力をまとめました。

もじゃもじゃ のあらすじ

「もじゃもじゃ」は、市営の無料結婚相談所が舞台の小説です。お節介気味な相談員さんがセッティングしてくれて、プロフィールを見て双方がOKならデートができるという仕組みになっています。

そこで明美は何人目かの紹介で、小太りなもじゃもじゃ頭の浩二が紹介されました。もじゃもじゃ頭の浩二は、大のイケメン好きの明美のタイプではないのですが、何故か気になってしまうというストーリー。

ちなみに「もじゃもじゃ」という絵本がありますが、こちらの小説とは別物なのでお間違いなく。

もじゃもじゃ の感想・魅力

もじゃもじゃの感想や魅力をまとめると、以下の2つ。

①十人十色の恋愛事情が見られる
②スカッとする男の振り方をする!

それぞれについて解説します。

①十人十色の恋愛事情が見られる

1つ目は、十人十色の恋愛事情が見られること。3話で構成されていて、1話は明美ちゃん、2話はもじゃもじゃ、3話は相談所の所長が主人公です。

立場や性別、年齢が違うと恋愛や家族のことも様々。言いたくないことや、するりと言えてしまう瞬間に恋心を抱いたり、いろんな人間模様が見られました。

②スカッとする男の振り方をする!

途中で痛快な場面がありました!この前後が面白いので詳しくは本を読んでいただきたいのですが、なんとも痛快な別れ!(笑)

父:明美、お前はほんまに結婚すんのか?

明美:私、この結婚はやめようと思ってんねん

こんな男の振り方をしたいものです。元気がないときにもう一回読みたい。イケメンで中身がしょうもない男にばかり目を奪われてしまう明美ちゃんを、応援したくなってしまいます。

もじゃもじゃ のまとめ

この本、実はうちの旦那の頭が「もじゃもじゃ」だからという理由で手に取りました。読んでいて思ったのが「秘密にしたいこと」や「人に言いたくないこと」をすんなり言える相手ってすごい存在だってこと。私にとっては夫がその相手でした。

だから「この人と結婚して良かった」と改めて思うことができました。結婚について考えたい人、パートナーの大切さに気づきたい人におすすめです。

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misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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