人気フォトグラファーのゆるビジネス本「ヨシダナギの拾われる力」【今日の本vol.47】
TBSの「クレイジージャーニー」という番組で有名になったフォトグラファーのヨシダナギさん。そんなナギさんがビジネス本を出しています。
こちらの記事ではヨシダナギさんの「ヨシダナギの拾われる力」をピックアップしました。ナギさんの魅力や本の魅力をご紹介します。
「ヨシダナギの拾われる力」の内容
「ヨシダナギの拾われる力」は、人見知りで誰とでも仲良くなれないヨシダナギさんが、人の力を借りながらゆるりとやり抜く哲学や仕事術がまとめられた一冊です。思わず人が助けたくなってしまう彼女の魅力や、美学、哲学が紹介されています。
孤高のフォトグラファーというイメージがあるヨシダナギさんですが、実は本を読むと真逆の人だということがわかります。ヨシダナギさんファンをはじめ、ゆるく生きていきたい人にもおすすめ。写真集ではありませんが、書籍の評価も高いので、一見の価値ありです。
フォトグラファー・ヨシダナギとは
ここでフォトグラファー・ヨシダナギさんのことを知らない人のために、ヨシダナギさんをご紹介します。ヨシダナギさんはアフリカの少数民族を写真におさめるフォトグラファー。黒い服がトレードマークです。
アフリカの少数民族を中心に撮られた写真は、かっこいいものばかりで、目を奪われてしまいます。
この光の具合や色彩などは、レタッチをして加工をしているそうです。それにしても鮮やかで見入ってしまいますよね!
ヨシダナギさんがどうして有名になったかというと、心の距離を近づけるための「同じ格好作戦」。裸族の人たちの前では堂々と脱いでしまうことで話題になりました!
その距離感のつめ方が、少数民族たちとの心の距離を縮めていって、これだけの作品を撮っています。そんなヨシダナギさんは、本を読んでいるととっても潔い女性だということがわかりました。
ヨシダナギの拾われる力の魅力・感想
ヨシダナギの拾われる力の魅力をまとめると、以下の3つ。
①考え方が斬新
②徹底して自分を貫いている
③はっきり物申す意志の強さがある
ヨシダナギさんの名言の引用とともに、ご紹介していきます。
①考え方が斬新
読んでいて、考え方が斬新というか、人に流されない良さがあります。たとえば幸せに関して。
私にとっての幸せは、「苦なく生きること」。何が自分にとって苦なのかを考え、それを片っ端から排除している
休みの日にはほとんどソファの上から動かず、携帯の収穫ゲームをしているそう。まさかそんなインドア派とは思いもしなかったので意外すぎます。
かすり傷より、爆死したい
これはかっこいいなと思ってしまった言葉。未練タラタラな人は、その好きな相手にきちんと言葉を伝えずに、かすり傷をおったことしかないのかもしれない。という一節があるのですが、まさにそうかもしれないと思ってしまいました。
もっと当たって砕けろ!な勢いで”爆死”する勢いでぶつかっていけば、見事に失恋してもそれはスッキリする結論ってことになりそうです。
②徹底して自分を貫いている
さらに自分を貫いていることを徹底しています。
好きな人としか一緒にいたくない
これだけメディアに出て、明るい性格そうなナギさんですが、実は連絡を取って会う友達はお母さんを入れて3人だけ、という意外性を持っています。それだけ自分の中の「好き・嫌い」、「やりたいこと・やりたくないこと」、「できること・できないこと」がはっきりしているなんて逆に羨ましいです。
わたしは逆に中途半端にいろいろなことができてしまったので、こうして中途半端にいろいろなものに手を出して大成しない口になってしまいました!まだ粘り強く何かを頑張っていきたいなと思います!
「たとえ、娘がフーゾクで、働こうが、AV女優になろうが、お金だけは渡さない」
これはお父さんの言葉だそうです。ヨシダナギさんは14歳の頃(!) からグラビアアイドルとして活動していたそうです。いじめられたことから学校へは不登校、そんな娘にはっきりとした態度を示すお父さんもすごいなと思ってしまいます。
③はっきり物申す意志の強さがある
ナギさんの本を読んでいると、嫌という程ナギさんの考え方が理解できるようになってきます。嫌なことは嫌だし、やりたいことは、とことんやる。蕎麦もハマったら3食ずっと蕎麦。そして食べすぎてアレルギーになったそうです。
子供の頃お腹が減ってダンゴムシを食べてみて、歯に詰まるということがわかったと言っているくらい興味を持ったことにはトライするたち。
そしてなんと、カメラと写真は好きでも嫌いでもない。だから適度な距離感を持って、続けられているのだそう。もう意外すぎてびっくり。ここまではっきりしていると逆にうらやましくなります。
考え方が作品に反映されているかは別として、写真展に行きたい
ナギさんのとてもはっきりとした考え方が、写真に反映されているのかは、謎でした!わたしには情熱を持って彼らと接して、情熱を持って一つの作品として世に出しているように見えてしまいます。(それがあまり見えないのは天才ということ…??)
ナギさんの写真はとても好き。本の中にも何点か写真が出てくるのですが、とても表情が素敵でどれも見入ってしまいます。そしてナギさんも美人で、ファッションセンスがいいからとても参考になります。