インドを旅した中谷美紀さん。女優の旅行記【今日のセレクト本vol.79】

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「インドにひとり旅に行けるかな?」と不安な女子におすすめなのが、38日間かけてインドをひとり旅した中谷美紀さんの旅行記です。

こちらの記事では、中谷美紀さんの「インド旅行記1」をご紹介します。本の内容やあらすじ、感想・魅力をまとめました。

インド旅行記1の内容・あらすじ

「インド旅行記」は、38日間かけてインドを旅した中谷美紀さんの旅行記第1弾です。幻冬社から2006年8月に出版されました。

映画「嫌われ松子の一生」を撮り終わり、精魂疲れ果ててインドに旅立った中谷美紀さんは、チューブのわさびで体内消毒し、ウェットティッシュで隅から隅まで消毒しながらのひとり旅。それでも腹痛を起こしたり、パスポートを盗まれたりとすったもんだの旅行が待っています。

アグラーのタージマハル、ガンジス川で有名なヴァラナスィなど有名どころから、少しマイナーな土地までを網羅しているのが魅力。累計30万部のベストセラーで、第4巻までありそれぞれのタイトルは以下のとおり。

● 1巻 北インド編
● 2巻 南インド編
● 3巻 東・西インド編
● 4巻 写真編

インド旅行記1の感想・魅力

インド旅行記1の感想や魅力をまとめると、以下の4つです。

①女優とは思えない旅行記が面白い
②ヨガの聖地リシュケシュが魅力的
③バックパッカーの旅とはひとあじ違う
④インドの魅力は3年かけてみること

それぞれにてついて、詳しく見ていきましょう。

①女優とは思えない旅行記が面白い

まず1つ目は、女優とは思えない旅行記が面白いこと。あんなに綺麗な人がなぜインド!?と心惹かれたのですが、読んでいると、女優らしい気品さと落ち着き、ちょっとの大胆さを兼ね備えていました。

中谷さんは、わさびは殺菌力があることから、食べた後にはチューブのわさびを少しずつ食べて体内消毒。ちょっとしたことで、足先までウェットティッシュで除菌。舐められないように韓国人のフリをしたりと、地道な努力を続けながら旅をしているのが魅力的でした。

②ヨガの聖地リシュケシュが魅力的

そして2つ目は、ヨガの聖地リシュケシュが魅力的だということ。途中、リシュケシュの「アナンダ・イン・ヒマラヤ」というホテルに滞在しているのですが、読んでいて羨ましくて羨ましくてたまりませんでした。

中谷さんの具合が悪くなると、スタッフみんなで心配してくれるようなホスピタリティ。そして、ヨガ教室のプライベートレッスンも受けているのですが、そのラム先生という素敵なヨガの先生もいて、中谷さんは完全にラム先生を信頼していました。インドのマッサージも気持ちよさそう。

ごはんの記述もとても細かくて、よくこんなに覚えていられるな〜というほど。ベジタリアンを貫いている中谷さんもかっこよくて、大人になってからインド料理の魅力を再確認できるような感覚。私も訪れてみたくなりました。

③バックパッカーの旅とはひとあじ違う

そして3つ目は、バックパッカーの旅とはひとあじ違うこと。大女優さんだけあって、もちろんお金持ちの旅をしています。駅での移動はポーターが荷物を持ってくれ、ひとり旅といっても現地で必ずガイドを雇って、専属ドライバーに連れってってもらいます。

インドにバックパッカーで訪れた私は「これでひとり旅といえるのか」という気持ちでしたが、だんだん「お金を持っているんだからそれでもいいじゃないか!」という気持ちになりました。お金を払っているからこそ、中谷さんはインド人のホスピタリティや優しさに出会える瞬間が増えるのだと感じます。

もちろん下痢になったり、詐欺にあう危険はお金持ちも貧乏旅行も同じだと思うので、そこはインド旅行の注意点です。インド旅行の口コミに「インドに二度と行かない」「最悪」と怖い経験がつづられることがありますが、中谷さんも私もそれは感じなかったのは共通見解!興味がある人は一度トライしてみることをおすすめします。

④インドの魅力は3年かけてみること

最後は、インドの魅力は3年かけてみること。中谷さんはインドのガイド、グプタさんにこう言われます。

インドを全部見るのに3ヶ月。インドを全部知るのに3年かかると言われています(P.206)

南インドと北インドだけでも全然違うのに、インドの魅力って果たしてわかる時が来るのでしょうか!?日本の魅力を知るにしても、30年生きてきてもいまだに「なんて素敵な日本の風景があるんだ!」と感動してしまうことがたくさん会って一体何年かかるんだろうっていうくらいなのに。

インドはもっと混沌としていそうなんですよね!中谷さんはその後3回訪れているようなので続きも読んでみたいです。

インド旅行記1のまとめ

インド旅行記1は、あの大女優中谷美紀さんでもインドをひとり旅しちゃうんだという意外性と、インドの人々の優しさの中でたくましくサバイブする様子が描かれています。インドに行ってみたい女子はぜひ旅気分を味わってみてください。

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misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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