ヨガインストラクターのつらいこと・悩み・辞めたい理由

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YOGA

ヨガインストラクターは、離職率が高い業界として知られています。ヨガインストラクターのつらいことや悩みは、どんなことでしょうか?そこで今回は、ヨガインストラクターのつらいこと・悩み・辞めたい理由を徹底調査しました。現役ヨガインストラクターの管理人の実体験も盛り込みながら、つらいことを手放す方法もご紹介します。

ヨガインストラクターのつらいこと①体力勝負・疲れる

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ヨガインストラクターのつらいことといえば、体力勝負で疲れやすいことです。ヨガインストラクターを本業として行っている人は、1日に2本〜5,6本こなしています。レッスンは午前中か夕方から夜遅くにかけてが多いので、生徒さんの時間に合わせていると稼働時間も必然的に長くなります。

大きな声を出しながら自分も体を動かすことになるので、もちろん本数分疲れますし、とくに高温多湿で行うホットヨガの場合は、2本も担当すれば身体が重たくなるほどの疲れです。もちろん生理や体調不良でヨガをやりたくない日でも、元気にレッスンをしなければいけません。

ヨガインストラクターのつらいこと②インストラクターのイメージがストレス

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ヨガのインストラクターのイメージがストレスに感じてつらい人もいます。たとえば「ヨガの先生=綺麗」というイメージから、痩せなきゃとレッスンがない日でもプレッシャーに感じてしまうのです。確かにモデルや女優がヨガインストラクターをしていることも多いので、ビジュアルは求められる仕事です。

人気商売でもあるので、ほかの先生と比べられたり、ライバル視されることも日常茶飯事…。比較されることや心無い言葉をかけられることにもある程度慣れておかなければいけません。

ヨガインストラクターのつらいこと③正社員の求人が少ない

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雇用形態から見てみると、正社員のヨガインストラクターの求人が少ないことも辛いことにあげられます。ヨガインストラクターを目指そうと思ったら、やはり安定した正社員を希望する人が多いものの、実際のところ正社員募集している企業は少ないです。

たとえば大手ホットヨガスタジオのLAVA(ラバ)では正社員募集を行っていますが、地域限定社員・全国転勤社員に分かれています。全国転勤の方が給料もよいので、どんな働き方をするかによって応募の段階から考えておく必要があります。

LAVAの正社員募集

ヨガインストラクターのつらいこと④給料・収入が低い

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給料や収入が低いことも、ヨガインストラクターにとって辛いことです。ヨガインストラクターの正社員として働いていても、月収17万円〜23万程度が一般的です。保険などが引かれ、さらに研修費として毎月1.5万円ほど引かれる会社もあるので、手取りは10万円台前半になる可能性もあります。実家暮らしの場合はいいかもしれませんが、一人暮らしではギリギリの生活になるでしょう。

またフリーランスでレッスンをしている場合は、1レッスンあたりの報酬は3,000円〜5,000円程度が一般的です(人気のベテラン講師になると、1レッスンあたり1万円のこともあることも)。1日3本、週5日レッスンしたとして月収20万円前後になりますが、ここから年金や国民保険を支払うと、年収は300万円〜400万円程度。こちらも一人暮らしは大変でしょう。

抜群に人気が出てリトリートを開催したり、イベントに呼ばれたり、スタジオ経営をして大成功しない限りは給料が低い可能性が高いです。給料が低いことを見越して、本業で会社員やアルバイトをしながら、副業としてヨガインストラクターを続ける人もいますし、不足分をヨガを自主開催して補う人もいます。

ヨガインストラクターを辞めたい理由

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ここからは、ヨガインストラクターをしている人が辞めた理由、辞めたいと思う理由を見ていきましょう。

体力が続かない

まずは体力的なことで、体力の限界がきて続けられなくなってしまう先生もいます。とくに30代後半になると、20代と同じように動くようには難しくなってしまうため、ベストなレッスンを提供するために、レッスン数を減らして対応する人もいるそう。レッスン数が下がれば必然的に収入も下がってしまうことが、悩みどころです。

精神的なストレス

精神的なストレスを抱えて辞めてしまう人もいます。せっかく正社員になれても、店舗内の人間関係が合わない、うざいと辞めてしまう人もいるようです。またホットヨガでは、高温多湿の空間と常温の空間を何度も往復することで、自律神経が乱れやすくなり、疲れが取れない、眠れない、イライラするなどが原因で辞める人もいます。

ヨガが嫌いになった

とくに正社員で働いているヨガインストラクターは、ヨガレッスン以外の部分で「ヨガが合わない」と感じてしまう場面が多いようです。物販が多くノルマがあったり、売り上げ目標を達成しないときつかったり、本来のヨガとかけ離れた世界で働かなくてはいけません。これはヨガ自体が辛いというよりも「ヨガビジネスが合わない」「その企業の方針が合わない」と捉えた方がいいでしょう。

ヨガインストラクターのつらいことを手放す方法

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最後に、たくさんあるヨガインストラクターのつらいことを手放す方法をご紹介します。

体力勝負・疲れる
→ 体力をつける・レッスン量を調整する

体力をつけてもダメなら、レッスン量を調整するのが1番です。レッスン量を減らしても収入を落としたくない場合は、料金の高いヨガを提供しましょう。自主開催をしたり、レッスンフィーの交渉をしてみるなど、できることはまだあるはずです。

インストラクターのイメージがストレス
→ 手放す

インストラクターのイメージがストレスに感じている人は、手放しちゃいましょう。ちょっとくらい太っていても、親近感のわく先生を演じればOK。また美しく見えるウェアを着たり、ダイエット目的のヨガではなく瞑想や呼吸法、リラックスヨガ、リンパマッサージなど系統を変えるのもありでしょう。

正社員の求人が少ない
→ 正社員の求人を探しつつフリーランスの道も考える

正社員募集が少なければ、フリーランスの道も考えてみるのがおすすめです。私も正社員の最終面接に落ちてしまったため、フリーランスの道を選びました。色々調べていくうちに、自分はフリーランスの方があっていることがわかったので、逆にいいチャンスをもらえたと思っています。

給料・収入が低い
→ レッスン数を増やす・収入の柱を増やす

給料・収入が低いなら、レッスン数を増やしましょう。単純に報酬が増えます。また収入の柱を増やすのがおすすめです。私はライターとして活動しているので、実はインストラクターの収入よりもライターの収入が安定して高額なので助かっています。

コロナの影響をインストラクターはもろに受けましたが、ライターは変わらず働けたので、収入がいくつかある方がメリットは高いです。複数の収入源を持つ働き方については、こちらの記事も参考にしてください。

ヨガインストラクターのつらいこと・悩みのまとめ

ヨガインストラクターのつらいこと・悩みは、憧れだけではなく現実問題として深刻ですよね(苦笑)。ただしヨガインストラクターは楽しくて、ヨガの面白みをたくさん伝えられる素晴らしい仕事です。収入面、働き方をよく検討して、理想の働き方を叶えてくださいね。

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misato

管理人のみさとです。フリーランスのヨガインストラクターでライターをしているアラサー。年間150冊ほど本を読む読書好き、20代には女ひとりで世界一周をしました...

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